学生の戦争10
『敵機多数』
『うわぁ~いお姉ちゃんにいいとこ見せるよ』
降りた先は当たり前だが敵が多数だ。
「どれだけいるんだ」
全面モニターの各所に敵反応が表示される、そしてその脇には数字が。
『敵有効射程内に17、941脇の数字はあなたの機体から近い順に表示されてるからうまく使って』
「了解ですが」
『敵が混乱している内にできるだけ叩く』
『了解お姉ちゃん、はいまず1機』
そんな中をロワさん達はためらいなく進んでいく。
「負けてられるか」
その2機が敵の混乱を増長させていく中、動く気配のない敵を狙いパイルガンを。
「っ」
指が止まる、あのときの戦いを思い出す。味方が動いているのが怖い、もし目の前に飛び出してきたらまた俺は。
「大丈夫だ、俺はもう大丈夫だ」
歯を食い縛りながらトリガーを引かせる、それにより機体は狙ったところに弾を飛ばし、敵の反応を1つ消失させる。
「次だ次だ」
恐れるな、逃げるな、もう終わってしまったことを嘆いても何も変わらない、なら今できることをやり続けるしかない。戦い続けるしかない。敵を倒す、それしかない。
『おかしいっす』
『745もそう思う』
『被害減少、どうして』
無線に不安な声が混ざる。
『お姉ちゃんどうかしたの』
『被害が少なすぎます、そもそもあっさり降下作戦が成功してるのがおかしいです』
『それもそうね、あいつも降りてきてるし』
『情報収集開始してます、それまで現目標をどうにかしてください』
『了解』
敵の攻撃はどんどんと少なくなってくる。敵が減ってきているのだろう、だからどんどんと敵を倒していく。倒していくと言うか混乱につけこんだ一方的な殲滅戦だ。
『敵主力確認』
そしてついに黒いのと遭遇する。




