逃走 sideS
すいません間違えたので訂正します
「なんだよあれ」
木にもたれながら先を見る、そこには1機のarmyがいた。左手には学生が、少し遠くわかりにくいが、チャーリーだ。
「助けるの」
「いや無理だろう」
装備を思い出すが、armyに抵抗できる装備はない。と言うか下手に動いたら位置がばれ、俺たちも捕まってしまうだろう。
「それにこれも多分テストだろうし」
そのarmyの左肩に903の文字が書かれていた。
『はぁお姉ちゃんどこだろう』
そのarmyは外部スピーカー繋がっていることに気づいていないのか、つぶやきが外に漏れていた。だからどうしたというのかひとまず逃げなければならない。
「離せ、離せよ」
『捕まえたのはうるさいし、はぁナインめ』
ナイン騎士はあまり好かれていないらしい。
「それでサイ」
「まだばれてないんだし」
『後2人捕まえればもういいかな』
armyがこちらを向く。
「逃げろーーーー」
勝ち目はないが、少しでも抵抗するしかない。
『逃げるし、はぁ』
ジャングルを走る、全力疾走だ。だが足元の状態は悪くグランドを走るより体力を消耗していく。
「サイあそこ」
フェザーが小さな洞窟を指さす。だからそこに飛び込む。
『あんなところに……………うんわかった』
大きな音を立てて、armyが後退していった。逃げ切れたのだ。
「逃げ切った」
「うん」
安心するが、体力を大分消耗していた。
「休むか」
「早くいかなくて大丈夫なの」
「行きたかったら行ってていいぞ」
そう言いながら、レーションを開ける。あまりおいしくないが、腹が満たされれば体力も回復するだろう。
「まだいる」
「そうか」
と言うわけで2人で座りレーションを開け食べる。
「あとどれくらいだろうか」




