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黒騎士 sideS

 ナイン騎士たちが戻ってきたその日、全員が招集がかけられた、格納庫にだ。格納庫にはスクリーンがかけられていてナイン騎士を除く全員がそろっていた。スクリーン前にはロワ教官が。

「遅い」

「はっ申し訳ございません」

 訓練中だったからとなんて言い訳するわけにはいかず、謝る。

「貴官の遅れでと説教したいが構わないロノ」

「は~いおねぇちゃん」

 そういって資料が渡される、紙2枚だが左上にはsecretの赤字が。

「諸君らに渡したのは軍機機密だ、扱いは諸君らに任せる」

 管理は任せると言われたが、招集が終わり終わり次第焼却処分だろう。

「さて今回は敵エース機、通称黒騎士の説明だ、エム」

「了解」

 そういってスクリーンに1機の機体がknight型に見えるが色が白ではなく黒だ。

「こいつは敵のエース機にだ、練度は第1騎士クレア様級です」

 そういって映像がスクリーンが映像を流す、多分機体のカメラだが通信音声はすべてピー音なので誰の機体かわからない。その機体は敵機をやすやすと倒していくがそこに黒騎士が現れると様子が一転する、これまで押していた機体が敵の黒い機体が来ると押し戻され状況が悪化していく、それだけその黒騎士は強い、4対1で圧勝している地点でどこかおかしいのだろう、そんな機体とまともにやりあえる機体も異常だ。そこで映像が途切れる。

「これが、敵、黒騎士です」

 これが敵。クラスメイトの中に不穏な空気が流れる。だがロワさんとロノさんは余裕そうだ。

「それで敵の予想スペックですが」

 そう言って2枚目の紙を見るが、knight級の数倍の性能だ。

「なのでもし遭遇したら最低2小隊以上で戦闘すること、ですが」

 言いたいことはわかるあれは勝てない、そんなことはわかりきっているが逃げろとも言えないのだろう。それは士気にかかわってしまうから。敵前逃亡を勧めていけない。だからロワさんはこう続ける。

「あれを相手にする際、あなた方は邪魔なので離れていてください、なおあの機には優先的にマーキングするので、警告が来たら即座に離れること、以上報告終了、各員元の任務に戻りなさい」

「はっ」

 黒騎士に関しての報告会が終了した。

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