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連携訓練 sideS

 0700になり、シュミレーター室に来る。

「よく来ましたね」

「「「「はっ」」」」

 シュミレーター室には起動済みのシュミレーターが5機あった。

「あなた方にはこれで訓練してもらいます、いつもではなく、私の友人に作ってくれたプログラムなので覚えて対応なんて事はできないはずです、わかりましたか」

「「「「はっ」」」」

「それでは搭乗」

 と言うわけでシュミレーターに乗り込む、中は各計器の明かりで照らされているだけで薄暗い。だが手慣れたようにシートに座り、起動する。

「941起動」

『942起動』

『943起動』

『944戦闘行動可能』

『よろしい、それでは開始します』

 プログラムが起動され、どこかの手狭な格納庫の画面になる。武装を確認、パイルガンにシールド、ヒートステッィク、予備弾倉だ。他の武装も要求できる。

『全機出撃せよ、このシャトルをぶつけてやれ』

「えっ」

 知らない声が響く、いつもシュミレーターならすべて電子音のはずなのに。

『戦闘開始、ミサイル多数』

「941出撃」

 ペダルを踏み込むと、格納庫の扉が連動して開き、宇宙へと飛び出す。

「942、943は」

『出撃したよ』

『出撃した』

 出撃はできていたがあたりはひどいことになっていた。出撃したシャトルに降るミサイルの雨。撃墜されるarmyたち、シュミレーターとは思えない悲鳴。

『全機進め、進まないと全滅するぞ』

「この中進めってか」

 シュミレーターとはいえ文句を言いたくなる、こんな状態で前に進めなんてどんな任務なのだ。

『941どうする』

「ミサイルを迎撃だ、迎撃するんだ」

 前に進むなんて無理だ、迎撃に専念する。だがミサイルが減りそうもない。そんな中でも周りのarmyたちは突き進む。

『全機敵army出現』

「こんな中で敵」

 切り抜けられそうにはない。そう思った瞬間画面が消える。そしてyou diedの文字が。戦死理由はミサイルにぶつかり爆散だ。その後は続けてパイロットの全滅だった。そして。

「全滅ですか」

 ロワさんは携帯端末を持ち結果を見る。反省会としょうした、説教だ。

「まぁいいでしょう、この訓練はあなた方の経験以上した戦場以上の難易度になっているので連携しなければ勝てないはずです」

「あのミッション内容は」

「敵地進行です、クリアしてる頃には連携ができているはずです、後はあなた方でやっていてください」

 そう言ってロワさんが帰っていく。

「連携して突破できるのかあれ」

「無理だよう」

「ミサイルの数は詳細不明だぞ、しかも減った様子がねぇ」

「しかも敵が来る」

 帰った後でどうやれば攻略できるか話し合う、のだが。

「お姉ちゃんいなかった」

 悩んでいる中、そんな声が聞こえる。ロノさんだ。ロワさんの妹と言う話だが正直似ていない。

「あれここにいるって聞いてたんだけど」

「あの先ほどまでいましたよ」

「そうなんだ、であなたたちどうしたの」

「それが」

「ロワ教官からシュミレーターデータをいただいたのですが攻略できず」

「そうなんだ、やってみていい」

 これは彼女の戦闘をまじかで見るチャンスかもしれない。

「いいんじゃないでしょうか」

「やってみよっと」

 と言うわけで参考になるかと思い見学することになる。

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