輸送機 sideS
「よしそれでは諸君らの実習内容を伝える、ロワ」
「はっ」
輸送機に乗り込み、大空の上で俺達はナイン騎士から連絡事項を伝えられていた。と言うよりプリントを1枚配られる。名簿の用で4つの小隊に分けられていた。
「これより諸君らには2戦級の基地で小隊ごとに8時間警備を行う、1小隊余ると思うがその小隊は訓練を行う、それを1ヵ月続けてもらう以上だ」
「はっ」
内容としては単純ではあったが、現役の騎士の前で行うのだ、少し緊張してくる。
「それでは書かれているだろうが小隊を発表する。第1小隊隊長レックス」
「はっ」
成績優秀、軍閥派の親を持つレックスの名前が呼ばれる。
「以下ダーナ、チャリー、オペレーターはベティーだ」
以下呼ばれたのも似たような家系のものだ。
「第2小隊隊長ベリル、以下ウェーズリー、グローリア、オペレーターはトリクシーだ」
ここは平均より上の者を集めているみたいだ。
「第3小隊隊長ジョエリー以下ゲイフ、ダリル、オペレーターはバッカーだ」
ここは平均より少し下を集めているようだ。
「第4小隊隊長サイ」
「はっ」
「以下アラン、フェザー、オペレーターはアンドレアスだ。文句は受け付けるつもりはない今後1ヵ月は同じ小隊で任務に当たってもらう以上だ、解散」
そう言ってナイン騎士とその部下2人はコックピットの方へ去っていった。
「はっ落ちこぼれどもは纏められたか、当たり前だよな」
レックスが何か言っている。
「サイ落ち着いててよ」
「アラン俺が怒るなんて」
「いっつも暴れてんだろお前は」
そう言われ、握りしめていた拳を緩める。そこに女子が1人で近づいてくる。
「よろしく小隊長」
「ああフェザーか」
近づいてきたのはフェザー、噂では彼女もスラム出身のようだ。女子のスラム出身者は彼女だけらしく、いつも1人でいるようだった。
「よろしくフェザーさん」
「よろしくだぜ」
これで第4小隊全員が揃ったことになる。そう思ったつかぬま、機内が真っ赤に染まる。
『緊急事態緊急事態、エンジン停止全員脱出用意するっす』
アラーム音に混ざり通信が聞こえる。
『全員聞いていたか、バラシュートを背負い全員脱出早くしろ』
その声と共に全員が動き出す。サバイバルキットとパラシュートが入っているバックパックを背負い、他者の装備を点検。
「おい開くぞ」
後ろのハッチを開き、大空に体を。
「あっ」
誰かの驚く声が聞こえる、そして見てしまうどのエンジンも正常に動いて飛行する輸送機を。だが戻ることもできず、地面に向けて落ちていった。