遺書2 sideN
すみません
書き貯めがなくなったので隔日更新なります
ご了承ください
「遺書か」
「チバさんから書くようにと」
指令室に戻ってくると、トワからそう言われ白紙と封筒を受け取った。それだけが済むと彼女は格納庫へ向かったようだ。
「のうナイン何をしてるのじゃ」
受け取った先からややこしいのが来てしまう。
「いえこれは」
「白紙に封筒、手紙でも書くのかや」
「まぁそんな感じですね」
「フランカまた抜け出して」
マーヤさんの勉強から逃げ出していたようだ。
「ひぇなのじゃ」
「縛り付けないとだめなのかしらね」
「それだけは嫌なのじゃ」
「なら戻って勉強を」
「わかったのじゃ」
そうしぶしぶそうに言うと部屋から出て行った。
「それでナカイ隊長状況は」
「状況ですか最悪ですね」
「最悪ですか」
「ええ、敵の数は不明なのに、この拠点の防衛と敵の撃滅をしなければならない。まぁ最悪です」
「もしかして女王陛下の」
「ええここで指揮を執られるとおっしゃられた地点で不利ですね、敵の襲撃を警戒して体力をすり減らし、集中力が切れた地点で落とされる。女王陛下を逃がす段階になると敵に囲まれた中でたった数機で輸送機を護衛送り出した地点で全員狩られ戦死と言ったところでしょうか」
「それは」
「最悪の展開ってやつですね、その前にほかの所が片付いて安全に後退できるかもしれないですし。まぁそんなことはどうでもよくて女王陛下のお言葉、いや俺的に言うと上からの命令なら死ぬのが兵隊ですからね無理でもやりますよ、まぁ死にたくはないですが」
マーヤさんは黙り込む。一応彼女も実戦経験者だ、パイロットなのに上からの命令で敵陣に歩兵として敵陣に乗り込んだ人を知っているはずだ。
「もしも、女王陛下があの宣言をしなければ」
「時間を稼げとの命令なら第9騎士団でゲリラ戦してますね」
要するにどこかに潜みながら、敵を各個撃破していく。こうすれば疑心暗鬼となり進軍効率も落ちるだろうし、少しずつだが数も減らせる。問題は補給だが、敵に奪われるのも承知で作戦域にランダムで補給物資をばらまいてもらえばいい。その中でダミーを入れれば最高だろう。ないものねだりしても意味はないのであきらめるが。
「そうですか」
「ですが安心してください、女王陛下の命令でこの場は死守しますので」
できる限り、そうは言いたいが言うわけにはいかない。その時アラーム、敵襲だ。
『ナイン騎士敵です』
「学生どもの初実戦だ、第9騎士団教師陣全員出撃する」




