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会議 sideN

 仕事の内容は簡単だ、さっきも言ったように学生の評価をして、訓練内容を考えるだけだ。そのために仕事の始まりは0500からで訓練内容についての話し合いからだ。

「でだトワ、学生に何させてんの」

「走り込みですが」

「走り込みってフル装備、全速力って大半死ぬだろう、俺も死ぬよ」

 どう考えても陸戦用の兵隊用の訓練だ。

「ですが体力をつけるには」

『と言うかナカイが体力ないいんじゃないの』

「ならやってみてくれよ」

『いいけど』

 とは言ったがソノダは普通にこなせそうだ。

「まあいいとしてもっと訓練を軽くしてやれないか」

「ですが体力が必要なのでは」

「まぁそうなんだけど、この1か月でどうにかしろって話でないんだし体験入隊みたいなもんだからほどほどにな」

「了解、ではどうすれば」

「どうすればって、ペース落とすとか」

「了解ペースを落とします」

「で警戒訓練だが」

『なに』

「もうちょっと真面目にやってくれ」

『お姉ちゃんがいるなら』

「真面目にやってくれよ頼むから、トワのは苦情半分評価半分なんだけどソノダの方は苦情しか来てないんだよ」

「ソノダ真面目に」

『わかったよお姉ちゃん、けどナカイ仮想敵でも用意してくれないと暇なんですけど』

「仮想敵か」

 人が足りずそういったものすら用意できない。

「なら仮想敵として学生使いますか」

「学生か」

「ええこちらも仮想敵が必要なので、ですがどうやって」

 少し考える。

「学生に砦攻めでもさせるか」

 ちょうどいい敵であり、戦闘訓練、ならびに連携訓練に向いているだろう。もっと大規模にもやりたいが、やるには用意が必要だろう。

「了解、今日の午後より行います」

『やっとお姉ちゃんと一緒にできる』

「それで次の件だが」

「なんなのじゃ、みんな早いのじゃ」

「どうするよこれ」

「どうしたらいいっすか、俺じゃなんにも教えられないっすよ」

 フランカに関してだが、難しくて理解できなかったかつ、教えられるような人がいなかった。指揮官と言っても前線ではなく、後方。戦術ではなく戦略の勉強なのだが、そっちは詳しくない。と言うかそっちも詳しくない。詳しいのがいない。

「あの私が」

「トワはオーバーワークになるからダメ」

「ですがわたしは」

「いいから、でだ困ったからもう1人派遣してもらうことにした」

「えっ聞いてないのじゃ」

「いってない、と言うか言う必要ないし」

 と言うわけで1人追加人員することを伝え、会議を終えた。


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