表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夏草の屍に誓う  作者: Seiten Minagawa
告白と悪夢
13/24

憂鬱な月曜日

 はぁー! 今日も疲れたなー……


 町の歴史を調べるために図書館でいろいろ読んでたら、すでに閉館時刻となっていた。


 遅くなったら親に怒られてしまう! 急いで帰らないと……!


 見通しが悪く危険なので昼間にしか使っていない近道を、夜だけど使うことにする。


……あれ? 誰かにつけられてる?


 やばいな……ここじゃ助けを呼べない、急ぎ足で……うっ!


「動くな……ちょっと眠ってろ、まあお前には永遠に眠ってもらうことになるけどな!」


 喉元にナイフを突きつけられ、抵抗できないまま何か怪しい薬のようなものを飲まされる。


 ちょっと……こんなところで眠っちゃ……でも……眠……い……


「よし……こいつを川に沈めろ、"本丸"には徐々に近づいていかないとな……」









 休日が終わり、再び月曜日が訪れる。


 日曜日を象徴する番組を見て、明日からまた5日間早起きしなければならないという憂鬱。


 別にいじめられてるわけではなく、授業が苦というわけでもないのだが、早起きしなければならないというのが辛い。


 そして、今日のニュースはその憂鬱さに拍車をかけるようなものだった。


「昨日から、夏草高校に通う2年生の男子生徒、加藤浩(かとうひろし)さんの行方がわからなくなったと家族から通報がありました。加藤さんは正午ごろに図書館に行くと言ってから帰ってきておらず、警察が行方を調べています」


 加藤浩……隣のクラスの男子生徒だがあまりよくわからない。


 永田と同じパターンでこれはまた連続殺人の餌食となってしまったのだろうか?


 続報を待たないとわからないが……今は学校へ行く準備をすることにする。


 毎回これでレイチェルちゃんを待たせるのが申し訳ない。彼女自身は俺と登校できる楽しみのために苦にしていないようだが。


 そして、準備を終えると俺とレイチェルちゃんはSPとともに学校へと向かう。





 昼食の時間。


 俺がレイチェルちゃんと一緒に昼食をとろうとしていたら。


「レイチェルさーん、僕と一緒に昼食食べませんか?」


「私はせいちゃんと一緒に食べたいの、あなたと一緒になる理由はない」


「またまたー、たまには違う人とも食べましょうよ、あんな青髪男はほっといて」


「ねえ……いい加減にしてくれる? 私はせいちゃんと食べたいって言ってるの、わかる?」


 佐村がレイチェルちゃんに鬱陶しく絡んでいる。お互い周りに配慮して怒るようなことはしていないが、一触即発だ。


「おーレイチェルちゃん、俺と一緒に食べよう……いつものように(・・・・・・・)な」


「せいちゃんありがとう! この人すごく私に絡んできて鬱陶しいのー」


 レイチェルちゃんが「せいちゃんありがとう」以外棒読みで俺に伝えてきた。


 ほどなくして、他の女子が佐村に近づいてきて、昼食に誘う。


 最終的に佐村は全員と一緒に昼食をとることになったが……アイツ一体何股をかけてるんだ?


「助かったわ……久々に鬱陶しい絡みをされたから困っちゃったよ……」


 佐村はここでならおとなしく昼食を一緒にとってくれるだろうと踏んだのだろうか。


 しかし、これも失敗に終わっている。


 佐村の行動理念がつかめない。









……一体あいつがレイチェルちゃんを狙う理由は何だ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ