半年ROMれの精神で……
ぼけーっとTwitterをいじっていたときにふっと思ったことです。
この言葉もずいぶん古くなりましたね。
某掲示板での言葉だったと思いますが、良くも悪くも自分がネットに浸り始めた時期にこの精神が残っていてよかったなァ、と昨今のSNSトラブルなんかを見てて思います。
あまり呟くことがない、もっぱらイラストと時事ネタと文芸・芸能談話の蒐集にしか使われていないわがTwitterのアカウントに炎上はどうやら無縁らしくてひと安心。まあもっとも、いったい何がどうなるかわからんご時世なのでウカツな真似は出来んのですが……。
と、Twitterの話(今はそもそもXなんでしたねえ)をしていて思い出したのは、あるアカウントの主と僕の友人の話。
「自分で直接言いたいこと言わないで、他人のリツイートを引用して言った気になってるやつが大っ嫌いなんだよなぁ」
久々にわが家へ遊びに来たその友人と、おこたを囲んで一息ついていた時にそんな言葉が出たのでビックリ。
「あらあら、覚えがないとは言わないから気をつけなきゃ」
身につまされることがあって頭を下げたのですが、どうしたことか相手はキョトン。
「違う違う、お前のことじゃないんだよ。だいいち、あんまりお前の回ってこないし……」
そのころはまだスマホを持っていなかったので、僕はそもそもの浮上率が低かったのです。どうやら違うと分かってほっとしつつも(そもそも引用リツイートでどうこう言うことがほとんどない。旨い飯の写真をみてはしゃぐときぐらいである)渦中のアカウントを見てみると……たしかに友人の言葉通り。
しかも引用が、友人の言葉を借りれば実に「おもンない」から猶更タチが悪いのだ。
「な? 腹立つだろ?」
「ウンっ、だんだん酒がまずくなってきた(ちょうど酒盛り中のときのことでした)」
ちなみにその後、そのアカウントの主は別件で友人を怒らせて見事絶縁と相成ったのだが、どこで何しているのやら。僕の対応は……ノーコメントで。
だいぶ脇道がそれたが、よっぽどの違法・違反行為がない限り、SNSなんて好きなように使えばいいんじゃないか、とも思うのだが、なんせ書かれたる文字の流れるのがインターネット。なるべく扱い方は気を付けたほうが身のためなんじゃなかろか……と、物書きのはしくれとしては思ったりも。その相手も友人も僕同様に筆を執る人間だったから、友人の怒りはまあ、正当と言えば正当なわけで。
半ば無理やりなようだけれど、やっぱりいろいろ取り入れてみないことには、いいモンは書けないんですなあ。それがたとえ、単なる呟きだとしても、ネ。
やっぱり必要ですよ、Twitterでも「半年ROMる」のは。
うーん、どうもXって言いにくいんですよね。いつまでもJRを国鉄と呼ぶご老体をあたしは笑えない。