暑いのも嫌だが、雨の降るのもまあ嫌で……
暑いのと寒いの、どっちもイヤなんですが、一番イヤなのは夏。
寒い分には着込めばいいが、暑いのはいくら脱いでも解決せんからです、ハイ。
東日本を中心に、かなり天候が悪い。カンカン照りの日が続いたのはつらかったが、それも少し前の大雨を境にずいぶん涼しくなった。だが、だからといってタライをひっくり返したような天気ばかりというのも始末が悪い。気温が下がっても、湿気があるのではさして不快さに変わりなどないのである。
それで思い出したのだが、どうしたわけか、すぐ隣の町内の路面は雨が降るとやけに滑る。別にぬかるんでいるわけではない。濡れたアスファルトがスケートリンクの如く摩擦を失い、靴底の凹凸があまり役に立たなくなるのである。
もっともこれは歩き方が悪くてすぐにソールの減るのもあるが、つい先ごろその地域で、さほど間を開けずに二人ばかり、主婦とご隠居のコケるのを目の当たりにした。まさかそろって靴底が減っているわけでもあるまいが、怪我のなかったか、それだけが心配といえば心配である。
雨が降るとタチが悪いのが、住んでいる市内に点在するアンダーパスである。八月終わりに大雨で知っている限り二か所、よく通る道筋で水没があった。車がお釈迦になったかどうかはわからないが、『水没につき危険』という警告表示灯が壊れた(表示するだけしてから、水没で回路がイカれたというわけらしい)のだけは、後日その場所を通って目の当たりにした。どおりで、いつもより自転車・歩行者用の通路が泥臭かったわけである。
そんなことを書いている今も、悪天候ノタメニ降雨中、てな具合なのだから嫌になる。暑い寒いを繰り返すうちに、気が付いたら紅葉も見ずに冬本番、となってもおかしくないような気がするが……さすがにそうなったら地球もそろそろヤバいわけだから、まあ生きてるうちにはそんなことはないと思いたい。
とりあえず、あと二、三日後に来るらしい晴れ間を待つことにしよう。
とはいいつつも、夏はアイスを、冬はこたつで甘栗をかじるわけでして。
我ながらいやよいやよと言いつつも、割とエンジョイしてるもんですなぁ……。