日々徒然再開の巻……
まさか最終更新から四年もたつとは。復活させる方も復活させる方だけれど。
最後に更新したのがまだギリギリ平成だったころ、平成三十年の五月だというから驚いた。あしがけ四年、ほったらかしていたことになるのだから無理もない。
元来日記などが長続きしないたちだし、ある意味で日記のようなとりとめもない日常は「睦月社アワー」の中で人と話していたからそれで事足りていた。つまり、わざわざ原稿にしてまで書くような意味がないわけである。
とはいえ、たった三回で更新打ち止め、そのままポイというのも気が引ける。そこでひとつ、近々の動向をまとめるのもかねて、ちょっと書いてみたいと思う。
同人雑誌の「WEST-EYE」が好評なおかげで、すっかりネットの方の作品更新が滞ってしまっていた。ひどいと六年ぐらい放置している奴もあるのだが、なにせ推理物だというのに見切り発車で作品を書く癖があるからしょうがない。困って作品を中絶した江戸川乱歩の気持ちが今ならよくわかる気がする(もちろん気がするだけだ)。
しかし、不思議と案を練って練って書いた作品ほど受けが悪かったりして、傍から見ても瑕疵のありそうな作品ほど受けたりする。おかげでいっとき人間不信になりかけたが、こればっかりはしょうがない。作者の手を離れたらもう、作品は独立した存在になってしまうのであるから……。
とはいえ、筆をとらずして何が同人小説家だ、きちんと「終」の文字をつけないでどうする、という感情があるから、そんな無責任でいるわけにはいられない。なので目下、せっせと筆を執り、うまくゆけば桜の季節までにはどうにかこうにか完結する作品も出てきそうなのだが、はてさてどうなるやら?
とりとめもなき随筆、令和四年目にいよいよ再開……というわけである。
まあ、気張らずにまいります。お付き合いのほどをよろしくお願いいたします……。