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郷愁のうた

作者: 秋葉竹



(短歌十首)


この川の

そばの子どもを遊ばせた

公園しばらく行ってないなぁ



叫ぶのは

水を打ってるこの街を

震わすオーロラみたいなその歌



待つことも

しばらくしてないスマホさえ

あれば逢ってる気にもなれるし



傘さえも

ささずに歩くひとの目を

気にするほどの涙も隠せる



寒くても

微笑んでいる神さまに

くるまれながら眠れる夢みて



南都には

阿修羅の像が立っており

涙の意味知り愛でて微笑む



いかりとか

希求するとか嫉妬とか

星に祈って消し去りたいです



震わせた

喉の渇きを歌として

一途の恋をうたい継ぐ日々



海鳴りが

寂しいなんて強がった

苦しい恋を終わらせようか



ほら生きて

ゆけるたそがれジンジンと

胸刺す郷愁酔わせに来る空







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― 新着の感想 ―
[良い点] どの短歌も好きですが、、 十首目の ほら生きてゆける という言葉がぐっときました。 素敵な短歌を読ませていただき ありがとうございます。
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