旅立ちを考えよう
カブを引っこ抜いた弾みで頭を打って
異世界の農民に転生してしまった主人公、八百屋の3代目 百瀬 三八。
その後、どうやって旅立つのか考えていこう。
何の戦闘スキルも持ち合わせていない農民『タガ・ヤーシ』に転生。
普通、そんなことが起こったら狼狽するだろう。
それを回りにいる村民が驚いた表情を見せる。
そんな姿を見た農村『ムラーン』の長老『オーサー』が声をかける
なんて声をかけるか。
一つ目。
その世界に元々居た人間に転生した場合は
『どうしたんじゃ タガ・ヤーシ!』
と心配される。
二つ目。
突然、現れた場合には
『お主 一体何者じゃ!』
と聞かれるだろう。
スムーズに話を進めやすいのは前者のほうか。
そっちでいこう。
(タガ・ヤーシ?もしかして名前?変な名前だなぁ。もしかして俺に言ってる?)
(ていうか、ここはどこだ?ファンタジーや中世物の映画に出てくるような場所だ)
(え、何!?あの柵の中にいるでかい生き物は!)などと
声をかけられた三八は色んなことを考える。
そして死ぬ直前のことを思い出し、
(こ、これが噂に聞く異世界転生か!?)
となぜかすんなり受け入れる。
まぁ、物分かりが良い主人公はあるあるだよな。
『いや、ちょっと猛烈な腹痛に襲われて』
とか、適当な感じで躱してもらって。
そして、本題。
旅立ちの流れを考える。
いくつか思いついたものを書いていく。
一つ目。
異世界に慣れるために農作業をしながら生活し
長老の孫娘、幼馴染の『ジミーナ』と恋愛に発展したりしなかったりする日々を過ごして
辺境の地だから魔王軍の脅威もそれほど感じずにいた矢先
魔王軍が襲来!
タガ・ヤーシ以外、皆殺しにされてしまう。
魔王へ復讐をするために一人旅立つ。
二つ目。
人族の生き残りが集結し反攻作戦が開始されることが、国王『キング・デ・キング』により決定される。
ムラーンの若者たちも参加、タガ・ヤーシも徴兵。
しかし、何もスキルがないので訓練所送りに。
そして、訓練所編が始まる。
三つ目。
村にいるのが辛くなって飛び出すも
森で魔物に襲われる。
そこを謎の魔導士に命を救われ、共に旅をすることに。
四つ目。
辺境すぎて魔王とかどうでもよくなってスローライフが始まる。
パッと思いついたのはこれぐらい。
どれが一番、物語を展開させられるだろうか。
うーん、悩むなぁ。
とりあえず、それぞれの続きを考えてみよう。
まぁ、のんびり決めようかな。