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死に戻り白豚勇者、日本で準備万端ととのえて、いざ異世界へ(※ただし彼は洗脳されている)  作者: 優木凛々
第1章 日本で事前準備をしよう!

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(おまけ)座談会ミニ


紫苑が異世界に消えて、しばらくして。

チャット欄が動き始めた。



====

ひまぽ:

『行ったねー』


すみれ:

『そうね。行っちゃったわね……』


腹黒小学生:

『いやあ……、マジで驚いた……』


ひまぽ:

『わたしもだよー』

『嘘だとは思ってなかったけど、実際見るとすごいもんだねー』

『超ファンタジー』


すみれ:

『こんなに驚いたの、私、初めてかも』

『ファンタジーって、すごい』


柚子胡椒:

『 (*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪ 』

====



半ば呆け気味に、「すごいすごい」と、語り合う4人。

すごすぎて、何が起きたかよく分かっていない気すらする。


そして、腹黒小学生が言った。



====

腹黒小学生:

『実は俺。今、もっとファンタジーなことに気が付いてしまった』


ひまぽ:

『え、なになにー?』


腹黒小学生:

『異世界召喚の様子を録画してたんですけど、なんと、何も撮れてない』


柚子胡椒:

『 ( ゜Д゜)! 』


ひまぽ:

『え!』

『…………うわー、マジだー! わたしのも撮れてない!』


柚子胡椒:

『僕のもです! 黒いサーっていうのが映ってるだけ!』


すみれ:

『……本当にファンタジーだったのね。すごいもの見ちゃったわ……』

====



再び呆ける4人。


そして、柚子胡椒が心配そうに書き込んだ



====

柚子胡椒:

『シオン……、大丈夫かな?』


すみれ:

『心配よね……』

『でも、私は大丈夫だと思うわ。今日初めて本人を見たけど、いい面構えしてたじゃない』


ひまぽ:

『それは思ったー。覚悟できてるーって感じだった。洗脳アレがなければ完璧だったね』


腹黒小学生:

『まあ、洗脳アレのことは心配だけど、あれだけがんばってたんだ。大丈夫だろ』


柚子胡椒:

『うんうん。そうだよね。きっと大丈夫だよね!』


すみれ:

『そうよ。筋肉は裏切らないわ』

====



『筋肉は裏切らない』



すみれのこの言葉に、とあることを思い出して、黙り込む3人。


映像が残っていないから定かではないが、紫苑が消える直前に、聞いちゃいけないものを聞いてしまった気がする。


最後のあの声の意味するところって、つまり、黒髪セクシー美女すみれさんは、ネカ……。



チャット欄を流れる不思議な沈黙。



そして、しばらくして。。


ひまぽがいつもの調子で口を開いた。



====

ひまぽ:

『まあ、あれですなー』

『これはいわゆる、夢は夢のままがいいってやつですなー』


柚子胡椒:

『(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪』

『夢は永遠に、だよね!』


腹黒小学生:

『そうですね』

『俺もまだまだ夢を見ていたいお年頃なんで』


すみれ:

『????』

====



我々は、何も聞かなかったし、見なかった。


と、心の奥底に、先ほどの記憶をしまい込む3人。



そして、その後。


一頻ひとしきり、異世界の話で盛り上がった後。

4人は、「またね!」と、別れを告げ、そっとパソコンを閉じたのであった。






紫苑が召喚された後のおまけ話です。


あと、タイトルちょっと変えた&副題取りました。


ループ2回目じゃなくて、ループ1回目なじゃないか、というご指摘を受け。

この話自体が謎解き要素的なものが入っているため、ネタバレしない分かりやすいタイトルが思いつけず。


とりあえず、回数を揃えて、副題を取った、みたいな感じです。


コロコロ変えてすみません。m(_ _)m


作者はまるでセンスがないので、なにか良い案があれば大歓迎です!

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― 新着の感想 ―
[良い点] ここまでさくさく読めた 面白いね 先が楽しみです
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