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死に戻り白豚勇者、日本で準備万端ととのえて、いざ異世界へ(※ただし彼は洗脳されている)  作者: 優木凛々
第1章 日本で事前準備をしよう!

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11.座談会3:『その発想がヤバイ』


持ち物リストを完成させた夜。


お礼を言いながら紫苑が落ちた後、残った4人は引き続き会話をしていた。



====

すみれ:

『シオンちゃん、本当によくがんばっているわよね。偉いわ』


柚子胡椒:

『すごいよね! 成績もすっごく上がってるみたいだし』


ひまぽ:

『だねー。最近しっかりしてきたなー、と思う。無理もしなくなったし』


すみれ:

『そうね。一時は頑張りすぎてたけど、今はちゃんと見極めてる感じだわ」



腹黒小学生:

『……なんか、俺らって、子供の成長を見守る親みたいな感じになってますよねw』

====



一斉に笑い出す4人。


そして、話は自然と異世界の話に。



====

ひまぽ:

『彼、最近、異世界の話しなくなったよねー』


柚子胡椒:

『言われてみれば、そうかも! ここ最近聞いてない』


腹黒小学生:

『それ、俺も思いました。もしかして、洗脳解けてきてるんじゃないですか』

====



3人は思った。


シオンが日本に帰ってきて半年。


彼は本当にがんばっている。

異世界がおかしいと気が付かせるような本もたくさん読んでいる。

そろそろ洗脳が解けてきたのだろう、と。


しかし、すみれが言いにくそうに言った。



====

すみれ:

『……残念だけど、それはないと思うわ』


柚子胡椒:

『え! なんでですか?』


すみれ:

『少し前に聞かれたのよ。お世話になる異世界の皆さんにお土産とか持って行くとしたら、何が良いと思いますか、って』


腹黒小学生:

『……』


柚子胡椒:

『 ( ゜Д゜) マジか! 』


ひまぽ:

『wwww それ受けるw 引っ越し先で洗剤配るみたいな感じーw なんて答えたのー?』


すみれ:

『そりゃあもう、全力で止めたわよ。お世話どころか、洗脳して利用しようとしている人間に、お土産渡してどうするのって話じゃない』


ひまぽ:

『確かにねーw それに、こっちのものなんて渡したらロクなことが起こらなそうw』


腹黒小学生:

『確かに。変に利用されそうな気がする』


柚子胡椒:

『 orz 』

====



皆思った。


あのきな臭い異世界に手土産持ってくとか、発想が自体がヤバ過ぎる。


どんなに日本こっちで頑張っても、洗脳状態のまま異世界に行ったら、絶対にロクなことにならない、と。



====

腹黒小学生:

『……これは本格的に何とかしないとダメですね』


すみれ:

『そうね……。今までは本を薦めて見守る方向ではいたけど、少し方向転換した方が良いかもしれないわ」


腹黒小学生:

『俺もそれは思います。もう少しはっきり言った方が良いのかもしれません』


ひまぽ:

『そだねー。矛盾を指摘するくらいはした方がいいのかもー』


柚子胡椒:

『賛成!( `ー´)ノ このままだとシオンが大変なことになりそうな気がする(一一") 』

====



その後、4人は相談。


今までは異世界の話を黙って聞いていたけれども、これからはもう少し突っ込んでみたり、やんわりと矛盾を指摘してみよう、という話になった。





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