表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
はぐれエルフちゃんと剣姫さん~生活魔法も使いよう~  作者: トルク
六章 じいじを訪ねていざ王都へ
71/72

ギュスターヴ家、お出かけする

爽やかな風の吹くとある日の午後。

今日はお城の中庭でのんびりティータイムです。


孤児院の件でドタバタしていましたがダカン父さまをはじめ、色んな方々の支援を受けて順調に運営が始まったのでみんなで一息ついています。


「ところでアウラよ。」

「なんですか?ダカン父さま。」

うーん。

お茶が美味しいです。


「えー、そのなんだ。義父上の所へ行くというのはどうするのだ?」


‥‥はっ!

忘れてました。

じぃじの所、つまり王都へお出かけする事を!!


「えっと?い、行きますよ?」

「‥‥アーちゃん、忘れてたのね?」

エリーがジト目です。

そこへ芝生に寝っ転がっていたヒーちゃんが反応します。


「ねぇね、どっかいくの?」

「はい。私とエリーで王都にお出かけするのですよ。」

ヒーちゃんはがばっと起き上がり


「わたちもいく!」

やっぱりそうなりますよねー。


「ふむ。エリザベートとアウラだけでは不安なのでな、イメルダを護衛に付けようと思っていたのだが‥‥」

「はっ!御下命、賜りました!!」

おやおや?

これはイメルダさんとヒーちゃんが着いてくる流れですねぇ。


「だ、ダメよ!ヒーちゃんが王都に行ってしまったら私の癒しはどうなるの?アーちゃんがいないだけでも苦痛なのに!」

ソフィー姉さまからまさかのダメ出しです!


「あらあらまあまあ。」

マリア母さまは通常運転ですね。


「ならソフィー姉さまも一緒にお出かけしませんか?」

上目遣いでおねだりです!


「うっ!そう来たかぁ。みんなと旅行‥‥いいわね。イヤイヤ、でもジジィが‥‥」

ソフィー姉さまが何かと戦っている様です。


「ソフィーおねーしゃん、いかないの?」

ここで究極の援護射撃が。

ヒーちゃんのウルウル上目遣いおねだりです!


「もちろん行くわ!」

はい、チョロ姉さまでした。


「それなら母上もご一緒にどうですか?おじい様のお屋敷にはずっと戻ってないのでしょう?」

エリーがマリア母さまも巻き込みました!


「そうねぇ。いいわねぇ。行こうかしら?」

「ま、待て!となると私だけが残るのか?」

ダカン父さまが珍しくオロオロしてますね。

大変貴重です!


「それならいっそ、みんなで行きませんか?」


私の提案は満場一致で可決しました。

‥‥父さま、お仕事大丈夫なの?



*********************


明けて翌日。

みんなで旅の支度を整えます。


カルナザルから王都までは行きは河を下るお船の旅になります。

なんと!

ギュスターヴ家の大きな馬車が載るほどの大きなお船みたいです。

帰りは馬車で陸路を、となる予定です。


旅の面子は

私ことアウラ

エリー

ヒーちゃん

イメルダさん

ソフィー姉さま

マリア母さま

ダカン父さま

そしてカルナザルガードからハウエルさんとコンラットさん


計9名で王都へお出かけです!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ