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アウラ、計画をたてる

さて、お部屋にもどりました。


私に用意されたお部屋はとっても広くて豪華です。

天蓋付きのベッドなんて前世の記憶の中でしか知りませんでした。

エルフは基本的に質素ですから。


私は前世の記憶を探ります。

この記憶ですが私の欲しい情報がパッと頭に浮かぶんです。

なので『ライブラリー』と呼ぶことにしました。


エリーの事ですが纏めるとこうです。


・体力がない

・持久力がない

・剣の技はピカイチ

・生活魔法が使える

・治癒魔法が使える

・体術は基本できてる

・見た目とても綺麗

・笑うとすごく可愛い

・私の相棒


やはり体力と持久力が無いのが1番良くないのかな。

それを付けるには厳しい訓練を長く続けなきゃならないんだけどガチムチのエリーはイヤだなぁ。


なので!

『ライブラリー』に活躍してもらいましょう。


心肺機能をあげるには‥‥ふむふむ。


筋トレしながら回復魔法もアリかも。

でも細胞分裂させすぎてエリーが早くお婆ちゃんになっちゃうかも。

これは治癒魔法の改良が必要ですね。


手っ取り早く体力を向上させるには身体強化魔法の高効率化でしょうか。

うん。これは行けそうです。

それにはエリーに人体について学んでもらう必要があるけど。


試しに私が身体強化してみます。

椅子から降りて身体全体に魔力を纏います。

細胞一つ一つに魔力を通して活性化させるイメージで‥‥


おお?私の身体全体が光ってます!

私はベッドに手をかけて持ち上がるか試します。

ちびっ子の私じゃまず持ち上がらないはず‥‥


ひょい。

おお!軽い!!

片手でも持てます。


体力の面はクリア出来そうな感じですね!


続けて体術も『ライブラリー』から引き出して試してみます。

至近距離用の『八極拳』と足技の『無影拳』を選びました。


この『ライブラリー』ですけど頭に浮かぶ知識だけでなくこういった技術も簡単に身につけてしまえるんです。

だから恐ろしい兵器も作れてしまう。


今までは技能知識の閲覧のみにこだわっていました。

武術や戦術などの閲覧は控えていました。

だって必要ありませんでしたから。


出来れば誰かを傷つける様な力は身につけたくなかったんですけどエリーの為ならば!


「はっ!」

私が繰り出したのは八極拳の『外門頂肘』。

肘を下から外に向けて相手に打ち込む技です。


うん、使えますね。


そう、エリーが目指すのは剣だけではなく体術も織り交ぜた戦闘術になる予定です。

名付けて『アウラ流活殺術』!

んふ。かっこいい。


「コンコン」

おや?ドアがノックされました。


「あい。どなたでしゅか?」

「エリーよ。」


私はドアを開けます。


「あの。アーちゃん、お昼ごはん‥‥一緒に食べよ?」

エリーからのお誘いでした。


「アーちゃんが傍にいないから寂しくって‥‥」

はう!

美人さんが照れながらモジモジするのは同性ながら来る物があります!


くー。

‥‥お腹は正直ですね。

そんな私はエリーにニッコリ微笑んで


「あい。おなかがしゅきました。えりー、いっちょにたべまちょう。」


お昼ごはんは何だろね?

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