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九月

作者: 竹仲法順

     *

 夏の暑さもだいぶ収まり、いい季節だ。これから冬までどんどん冷えていく。秋というのはもの悲しさも若干あるのだが、芸術にはいい時季。気分も落ち着くのだし……。

 ホットコーヒーを淹れて飲みながら、読書するのがいい。普段からコーヒーはアイスにしているのだが、ホットもいいと思える。一つは眠気覚まし。本を読んでいると、眠気が差すことがあるからだ。そんな時はホットで一杯。そうすると、目が覚める。そして読書が快適に進む。

     *

 ここ最近――多分半年か一年ぐらいだと思うが――、作品を書くより、読む方に時間を使いたいと思うようになった。創作は単に一日のリズム作り程度でいい。別にこれから先文壇に出て、大活躍するわけじゃないのだし……。諦めたのである。創作で身を立てることを。サイトで発表するだけで十分。それ以上は望まない。

 売れる本など、単なる迎合としか思ってない。そんなものを作ることに身をすり減らすのは実にバカバカしい。だから、前述したように、作品などネットでの発表で十分なのである。完全に割り切った。それに時間がたくさんあるにしても、そういったことに割くのはもったいない。あからさまに言えば、無駄なのである。だから読書やテレビ鑑賞など、有意義で文化的な方へと回したい。

     *

 作家業というのは、苦行だ。出す作品、常にヒットが出る必要がある。そういった客相手の仕事などしたくない。単なる文人で十分である。ようやく自分の方向性が見えてきた。要は好きなものを書き、サイトで発表していれば、読者もある程度付くのだし、その方が気が楽なのだ。

 九月は涼しくて過ごしやすい。実に貴重な時間。無駄にしたくはない。それに前述した方向性で十分いけると思う。絶えず努力するということは変わらない。人間は常に努力や精進などのプラス要素が必要だからだ。自分を高めるための努力は惜しまないつもり。これからはそういった方に意識を向けていきたい。きっと間違ってないはずだ。確信もあるのだし……。

 ひとまず一筆書かせていただきました。

 ではまた。

                            (了)


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