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先生 好きです と言いたい

私 加奈子です。

祖母の主治医の中川先生が大好きなんだけど。

なかなか手が出せないでいる・・・・

今日もお見舞いなんていい口実をぶらさげて病院にきています。

中川先生いないかな~ もうスキップ状態です。


中川先生は内科医、もう優秀な大人気の内科医。

患者さんにすご~く好かれていて腕のいい素敵な先生。

加奈子、そんな先生に一目ぼれ。

毎日呼吸困難になるほど大好き。

だけど 手が出せないよ~。


いっぱいききたいことあるんだよ~

先生 お誕生日はいつ?

   好きな食べ物なあに?

   どんな車に乗ってるの?

   どこに住んでるの?

   何色が好き?

   お酒とかたばことか好きなの?

そして・・・・

   結婚してるの?

   恋人いるの?

   子供とかいるの?

あ~~~~!!

きっと奥さんいるだろうな~?

だっておじさんだもん。

加奈子 愛人でもなんでもなります。

先生の彼女になりたい!


そんなこと考えながら病室に入るとそこは おばあさんばかりの4人部屋・・・・・

現実に戻されて加奈子がっかり・・・・


いつまでも眠ってるおばあちゃんの起きるのまってられないよ

帰るよ~と一言爆睡中のおばあちゃんに言いながら病室をでると

あ!!! 先生!! 中川先生!!

白衣が素敵~。

カルテ見ながらこっちに来る!

私に気付くとニコっと笑って

「こんにちわ。」

と声をかけてくれる。

「先生こんにちわ~、いつもお世話になっています。」

私も満面の笑みっていうやつで答える。

そのまま先生はナースステーションへ。

あ~ いいな~、看護師さんたちいいな~。

今まで生きてきてこんなに看護師が羨ましいと思ったことはない。

パソコンを見ながら看護師たちに支持する先生。

ああ なんてかっこいいの~。

ますます惚れてしまう。


あ~あ、もしも ここに二人っきりなら・・・・・

先生の背中に抱き付いて

「先生、好きです、大好き。」

そう言って涙を流す。

「嬉しいよ、加奈子さん。」

先生は振り向いてそっと抱きしめてくれる。

ああ~幸せ~

な~んて展開には なりそうもないな~


さ、帰ろう!!

今日も妄想で終了なのでした。

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