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ダンジョンチーター!〜転生社畜の勘違い最強ライフ〜  作者: 北風
第1部 ダンジョン実験編

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主が知らないスライムたちの日常

 三匹のスライムは、ユートが作った新しいスライム部屋の真ん中に集まって、

小さく“ぷにぷに”震えながら会議をしていた。


ぷに「ぷに……(広くて安全。でも暗いところもある)」

ころ「ぷころ!(広いの最高!)」

もち「ぷに~(寝れる)」



三匹の性格ははっきりしている。


ぷに:慎重・観察眼がある → 罠の安全確認が得意


ころ:元気 → 探索と新階層チェック担当


もち:マイペース → 癒し担当(意図せず)




三匹は六階層の防衛部屋をチェックしに行った。


回転床、ループ構造、方向感覚を狂わせる音。


ころがハイテンションになって回転床で遊んだ結果、

着地で転んだところをぷにが慌ててクッションになる。


もちだけは黙々と床の硬さを確かめていた(たぶん寝床探し)。


そんな中――

ころが壁際のくぼみを見つけた。


ころ「ぷころ!(なんかある!)」


 一同が覗きこむと、

小さな**淡く光る“魔石”**が落ちていた。


ぷに「ぷに……(魔力……あり)」

もち「ぷに~(あったかい……)」


この世界では自然なことだ。

ダンジョンの魔力が濃い場所では、

一定の周期で魔石がぽろっと生成される。


ころ「ぷころ!!(部屋に飾ろう!)」


 三匹は協力して魔石を運び、

スライム部屋の隅に“宝物置き場”として設置した。



ころ「ぷころ!(ユートにもあげよう!)」

ぷに「ぷに……(賛成……)」

もち「ぷに~(賛成……ねむ)」


 三匹は、

ユートが休む寝床の近くに“もう一つの魔石”をそっと置いた。


ダンジョン内には、

ユートが知らないだけで魔石がまだ何個か転がっている。



「ただいま……」


 三匹が一斉にぷるぷるっと揺れて出迎える。


ユートはすぐに魔石に気づいた。


「……ん? え、これ……お前らが置いたのか?」


 三匹は誇らしげに揺れた。


ぷに →(うん)

ころ →(すごいでしょ!)

もち →(ねむ……い……)


 ユートは少し驚き、少し照れ、

そして少し勘違いした。


「……なんか……俺、守られてるな。

 ありがとう……よし、明日からもっと頑張るわ」


(※完全に“仲間から好意を向けられている”と勘違いしている)


 三匹は嬉しそうに、でもどこか呆れたように揺れた。


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