遊園地へGo!
そして、中間テスト明け。
みんな無事合格点だったことをお祝いして、四人で遊びに出かけることにしたんだ。
「心菜~っ!」
李由ちゃんが、フリルとリボンのついた可愛いワンピースを着て、私に飛びついてきた。
思わずのけぞっちゃったけど、なんとか受け止める。
「ねぇ~、どこ行く?」
少し興奮気味に聞いてきた李由ちゃん。
うしろには山中君と、英治先輩。
「カフェとか?」
「え~、カフェ?いつでもいけるじゃん」
あまり行ったことがないもの……それは——
「遊園地は?」
「いいじゃん!アトラクションもいっぱいあるし!」
じゃあ遊園地ってことでいいかな……。
みんなですぐ近くの遊園地へ向かう。
少し歩くと、すぐについた。
「まずどこ行く?」
そう言った李由ちゃんは、どこか興奮気味。
英治先輩も、心なしかはしゃいでいるように見えた。
「ティーカップはどうかな?」
ティーカップ……!いいと思う……!
「ふふっ、心菜、目がキラキラしてる」
李由ちゃんの言葉に、ハッと我に返った。
え、そんなはしゃいじゃってたかなぁ……??
ちょっと恥ずかしくなりながらも、ティーカップへの道のりを歩く。
列に並んでいる最中もみんなでおしゃべりをしたりして、飽きずに遊べたんだ。
色々と遊びまくり、もう気づけば夕方に。
最後に観覧車に乗ろうということで、観覧車の列に行った。
だけど、どうやらこの遊園地の観覧車は2人乗り。
それじゃあ、みんなで乗れないよね……。
「あ、じゃあ、俺と李由、武田と英治でわかれればいいんじゃない?」
山中君のアイディアに、みんながうなずく。
だから、また一から二人ずつで並び始めた。
李由ちゃんとは離れちゃったけど、仕方がないよね……!
いつも隣にいるはずなのに、英治先輩のことが気になってしょうがないよ。
あぁもう、絶対私顔真っ赤だ……。
そんなことを思いながらも、列は進んで、私と英治先輩が乗る番になった。
二人でそっと離れた椅子に座る。
夕方の日がとてもきれいで素敵だった。
「ねぇ、心菜ちゃん」
不意に、英治先輩から声をかけられた。
どうしたんだろう?
「僕ね、心菜ちゃんのことが好きだよ」
え……?
突然の告白に、顔が真っ赤になる。それから、すぐにポカンというような間抜けな表情になった。
「そ、それって、友情って意味じゃなくて……」
「そう。恋愛感情として」
あ、ありえない……。
英治先輩が、私のことを好き……??
こんな素敵な人が……?
「返事、聞かせてくれるかな?」
私は、意を決したように口を開いた。
「わっ、私も、英治先輩のことが好き、です……」
「えっ、本当??」
どこか困惑したように口をパクパクさせている先輩。
そんな先輩にコクリとうなずいて、続ける。
「あの、だから……こんな私で悪いんですけど……私の……」
「彼氏になってください、でしょ?」
少し意地悪っぽく微笑む先輩。
「こちらこそ、よろしくね」
顔が真っ赤になっているだろう私の手を、先輩がとって、二人で手をつなぎあった。
これからも、仲良くできたらいいな……。
そんな意味を込めて、私は先輩に笑顔を向けた。
完結です!
心菜ちゃんと英治君のお話、とても長くなってしまいましたが、納得のいく感じで完結ができたと作者は思っております……!
そして、土曜日と月曜日とで2回更新をさせていただきました!
理由があり当日は更新できなかったことのお詫びです……。
余力があれば番外編なども書きたいなと思っております!
今までありがとうございました! さのん




