表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

#5 休日

~おとめtheルル~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#5 休日


初夏、太陽の日差しと柔らかな風が心地良いこの時期。


そんなある休日のこと。

私は彩愛姉と共に原宿へ行くことに。


---自宅から原宿に向かう途中の電車にて...


ガタンゴトン...ガタンゴトン...


「いやー、原宿なんて女子高生らしいくていいね!!

ってかなんで原宿に行くことになったんだっけ?」


「しーっ、彩愛姉声でかすぎ...」


相変わらずな姉。


原宿に行くことになったのはあの2人が言い出したからである。

電車の中、これまでのことを思い出す...


------------------数日前、学校にて。


「ねえ、未帆!!これ知ってる?!」


休み時間、陽花がスマホで見せてくれたのは、

登録者100万人超えのonetuberが最新の原宿を練り歩く感じの動画。


「これが今原宿で人気のクレープだって!SNSに載せたら絶対映えるよねー!」

陽花は楽しそうに動画を観て言う。


「へえー。でも私トレンドとかSNS映えとかに全然興味なくて...」


それを聞いて、えっ...!!

と衝撃を受けて固まってしまう陽花。

いやいやいや、幼なじみなんだからそれくらい知ってるでしょ...


「ねー、勿体ないよー!!せっかくの女子高生なんだよ?

人生で一度きりしかないんだよ?!一緒に青春楽しもうよーぉ...!」


陽花は私の肩を揺らしてそう言ってくる。

すると...


「話は聞かせてもらったわ!」


え...?と私の肩を揺らすのをやめる陽花。

とりあえず助かった...


「未帆ちゃん、陽花ちゃん、私も一緒に原宿行きたいですっ!!」

突如現れたのはこの間友達になったばかりの沙奈。

ちょっと天然なところはあるが真面目でいい人である。


「...えっと...今なんて...」


「行く行く行くーっ!そしたら今週末、みんなで原宿行こ!」

陽花と沙奈で勝手に話が進んでしまう感じの展開。

待って待って。私、まだ行くなんて一言も...


「そうしたら未帆ちゃん、あのお姉さんも誘ってきてくれません?」


今度は私が驚く。

あれ...沙奈って彩愛姉に会ったことあるっけ...?


「毎朝未帆ちゃんにベタベタくっついてくる、いつも元気なあの人!」


なるほど、見られてたのねー、くっそー、恥ずっ...


------------------ということで週末土曜。

(不本意ながら)彩愛姉も誘って原宿に向かうことになったのである...。


原宿駅に着いた。

実は私、ここ(原宿駅)に来るのもはじめて。


駅を出るとすぐに原宿で有名な通りが見え、

休日なだけあってたくさんの人でごった返していた。


「陽花と沙奈ちゃんはどこ?」


私はスマホを確認しようとする。


「おーい!」


...すると、向こうから陽花と沙奈が手を振って呼んでいるのが見えた。


「よかった、無事合流!」

こうして4人での原宿探索が始まった。


...まずは駅前の通りを歩いてみる。

すれ違う人のほとんどは私たちと同じ学生だった。


「ここが動画で紹介してたクレープ屋さんだって!行ってみよ?!」

陽花は早速店内に向かう。


「ま、待ってよ陽花...!」


-------


お店では、紹介されていたクレープを注文して写真を撮ってみたり、

食べたことのない新たなスイーツを発見したりした。

最初こそ乗り気じゃなかった私も段々と楽しくなっていく。


...その後も通りを歩きながらドリンクやわたがしなどを購入し

ますますテンションが上がっていく私たち。


陽花はたくさん写真を撮り、沙奈はたくさんのスイーツを手に持つ。

彩愛姉は相変わらず私に構ってきてその様子を陽花が写真に撮る。

恥ずかしい、と言いながらも私は今までにないほど最高の笑顔で歩いていた。

そうしてあっという間に時間が経っていく...


-------


「あれ、もうこんな時間?!」


気が付けば昼も3時を過ぎていた。


しかしこの数時間で何件のお店に寄ったただろう。

クレープのお店から、ドリンクの店、わたがしの店にチュロスの店...

1日でこんなに甘いものを食べたのははじめてだ...


そして通りもここで終了している。


「ねー、ねー、まだまだ遊べるよね、みんな?!」

陽花のテンションは相変わらず高い。

私は既に疲れ気味だが、彩愛姉と沙奈はというと...


「うん、もちろん!!」「全然平気だよー!」


まだまだ元気そうである。

噓でしょ、今度はどこに行くっての...


「それじゃあ今度はあっちの通りを通って駅まで戻ろう!」

陽花が指す方向には...


「あ、表参道!!」


原宿のもう一つの観光名所、表参道である。

まあここまで来たのなら行くっきゃないよね...


-------


表参道。

主にファッションブランドなどのお店が立ち並ぶ通り。

この通りに有名な表参道の商業施設がある。


私たちも早速その施設に入り、様々な展示を見たり

服などの買い物をしたりて楽しむことに。


「すご...」


中に入ると上にも左右にも広がるお店の数々に思わず声に出してしまう私。

インドア派だった私にとってはあまり縁のない場所だったからね。


広々とした店内では、ゆっくりとショッピングを楽しむことができた。

満足そうに服を購入し、早速着替えている彩愛姉と陽花。


一方沙奈は、私のために綺麗な服をプレゼントしてくれた。


「ふふ、お友達になってはじめてのお出かけ記念...!」


「沙奈...!」


こうして沙奈との仲も深まり一緒に遊び尽くした私たち。

あっという間に時間は過ぎていった。


------------------------------------


「またね、未帆!」「未帆ちゃん、お姉さん、バイバイ!」


「うん、また学校で。」


日が暮れそうになる頃、

原宿駅に戻って陽花と沙奈とは別れる私と彩愛姉。

陽花は結局、最初から最後までテンションが高かったなぁ...


「今日は楽しかったね!!誘ってくれてありがとうっ!」


そうして新しい服で私に近寄る彩愛姉。

まあ...楽しんでくれたのならよかったかな。


これが都会の女子高生の青春か...

たまにはこうやって遊ぶのも悪くないなと思う私なのであった...


続く...


はじめまして、おとめtheルルです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ