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#27 準備

~おとめtheルル~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#27 準備


12月になった。

季節はとうとう冬になり昼間でも10度前後になった今日この頃。

学校では冬休みを前に、みんなのテンションが

いつもより上がっているように感じた...。


「もうすぐ冬休みだね!!」


陽花は私の机に両手を乗せて叩く。


「今年のクリスマスは何も予定ないでしょ?!一緒に遊び行こ行こ!!」


嫌だ、と放ち適当にはぐらかす私。

正直クリスマスのワチャワチャ感というかお祭り騒ぎになるの、私苦手なのよね....

だから家でゆっくりしたい。


...するとここで沙奈が話に加わる。


「あの...2人とも...!もしよかったら...クリスマスの日、一緒に遊びませんか...?」


沙奈までクリスマスの日に遊ぶことを提案する。

ただここは正直に...


「いや...ごめん、沙奈...クリスマスは私、家でゆっくりしたい派なの...」

と伝える。すると...


「...?誰も外で遊ぶとは言ってませんけど...?」


あれ...と沙奈の言葉を思い返す。

本当だ、一緒に遊ぼうとは言ったけど、遊びに行こう、とは言っていない。


「まったり生活部の、クリスマス編ですよ...!」


いや、どちらにしてもゆっくりはできそうにないじゃん、それ....!


-------------


...なのに結局断ることをしなかった。

確かにクリスマスのワチャワチャ感は苦手だけど、

まったり生活部の3人と一緒なら楽しいかな...と思ったからである。

私の大人しい性格も今やあの3人にすっかり飲み込まれちゃったみたいね。

それに何より、楽しそうに話す沙奈の誘いを断る勇気が私にはなかった....。


-----------------------------------------------------------------------------------------------------


そんなこんなで12月24日。クリスマスイブ。

学校は午前中で終わり、昼から冬休みのはじまりだ。

帰り道。私たち3人は明日のクリスマスパーティの準備をするために

街へ買い物に向かう。


「...なんかこの!学校帰りにみんなで買い物に行くなんて青春っぽくていいね!!」


「ふふふ、私もそう思います...!」


沙奈と陽花は楽しそうに話す。

...そういえばこの3人で買い物に行くのは何気にはじめてかもしれないわ。

原宿のときは彩愛姉がいたし。

あとは海や山、お寺など.....遠いところにはたくさん行ったのにね。


...そんなことを考えている間に私たちは街のほうに到着。

まだ明かりのついていないクリスマスツリーは

今夜の輝きを静かに待っているみたいに佇んでいた。


...恐らく最も人が集まるのは今日の夕方からだろう。

今の時間もそれなりに人はいたがまだ耐えられるほどの人混みである。


「ねえ...できるだけ早く帰ろ...人増えるの嫌だし...」


私は陽花にそう呟く。

ただ、陽花はそんなこと聞いている様子もなかった...。


------


まずは飾りつけ用の色画用紙を買うため雑貨屋へやってきた。

100円の色画用紙から1000円近くする飾りつけ用の色紙まで...

すごい...画用紙だけでこんなに種類があるのね...

あまりにも物珍しそうにする私に、沙奈は不思議そうな顔をする。


「...あれ?未帆ちゃんはあんまりこういうところ来ないんですか...?」


「忘れたの?私、元インドア派。」


「元、ってことは今は違うんですか?」


そう、今はみんなと外に行くのも楽しいって思うようになって...

...なんて言うと、また陽花に突っかかれそうなのでやめておいた。

代わりに小さく頷く。


「おーい!もうここで必要なものは揃ったよー!!」


いつの間にか陽花が買い物を済ましていたので

私と沙奈は陽花のところに合流した。


------


続いてクリスマス用の雑貨を売っているホームセンターへ。

今やネットでこういうのを買い揃えることもできるけど

やっぱり実物を見ながらどれにしようか悩むのも悪くないわね。


先ほどの雑貨屋さんよりも大きくて立派なクリスマス飾りがたくさん。

そして沙奈はこのコーナーの入り口に飾られた

大きなクリスマスツリーに目を奪われている。


「うわあ...!これを部屋に飾ったら楽しそうですねー...!」


「いやいや、でかすぎ。何cmあると思ってんの...」


「え?いち...にい...さん...よん....50cmくらい??」


「全然違うし...!」


実際には1,8m...180cmと書いてある。

私たちの身長より高いのにそんなわけないじゃん。

そして何より持って帰れない。


「ねえ、何見てるの?もう帰るよ!!」


するといつの間にか買い物を済ました陽花が私たちのところに戻っていた。

決まっているものを買うには陽花がいちばん向いているのかもしれない。

私と沙奈はついて行って商品に目移りしているだけなのであった...。


------


そして最後。

明日のパーティでいちばん大事な食料品を買うためにスーパーへやってきた。

クリスマス用のプレートやチキンが所狭しと並んでいる。


「うはあ...美味しそ....」


沙奈はよだれをたらしそうになっている。

確かにこの時間はまだ夕方の混雑前だったこともあり、

出来立ての商品がいっぱい並んでいた。


「明日...チキンとか食べる、のかな....」


...するとここでも既に陽花が買い物を済ましてやってきた。


「ねえ、陽花ちゃん...!!何買ったんですか?!」


「ふっふっふ...そりゃあ明日のお楽しみってもんよ、お嬢ちゃん....」


「そんなーぁ...」


誰...。そのマネは....


とりあえずこれで明日のクリスマスパーティの買い物が終了。

一旦私の家に戻り、パーティに向けて、飾りつけをはじめる私たちなのであった...


クリスマス当日へ続く...


はじめまして、おとめtheルルです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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