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#25 散策

~おとめtheルル~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#25 散策


11月。

りんご農家に嫁いだ知り合いを持つ沙奈の提案で、

長野へりんご狩りにやってきた私たち3人と彩愛姉。


奇遇にも、同じ農園で優くん家族と一緒になった私たちは

みんなでりんご狩りを楽しむ。


採りたてのりんごとたくさんの贅沢な時間を過ごし、

おばさんたちにお礼を言って農園をあとにする私たちなのであった...。


...時刻は昼の12時過ぎ。


長野から東京までは1時間半程度。

そこから家までは10分、20分なので...2時間ほどあれば帰れるだろう。


優くん家族とはここで別れ、私たち4人は

このままもう少し長野を散策してみることに...。


----


「りんご狩り楽しかったー!」


陽花は満足そうにりんごジュースを眺める。


ちなみに持ち帰り用のりんごは後日、配送してくれるんだって。

お土産としてりんごジュースだけ貰った。


「それで...これからどうするのです....?」


沙奈はおばさんから貰った地図を広げて言う。すると...


ぐぅぅぅ...


彩愛姉が、照れながらお腹を鳴らす。


「アハハ...さすがにりんごだけじゃ足りなかったかな...」


それを見た沙奈は、地図を確認して私たちに言った。


「それなら...!長野名物の、あれ、食べに行きませんか?」


「「ア、アレ...?」」

ってどれ....?


------------


やってきたのは、長野駅からしばらく歩いたところにある小さなお店。ここは...?


「じゃーん!長野と言えばこれ!おやきのお店よ...!」


おやき......


へぇー。小麦粉とそば粉を溶いて練った生地に、

あんこや野菜などを包んで蒸したり焼いたりする信州の郷土料理....


饅頭みたいだけど、重曹などで膨張させずに焼き上げるのが特徴なんだって。


...なんて沙奈の持っていた地図(パンフレット)の説明を見ていると

既に彩愛姉と陽花の姿はなかった...


---


「いらっしゃいませ。」


「ねえねえ!!店員さん!!おすすめのおやきってどれですか?!」


「え...えーっと...」


店に入るやいなや、カウンターで店員さんに押しかける陽花の姿。


「こらこら。店員さん困ってるじゃん...」


私は店員さんを困らせる陽花を止める。しかし...


「あのー!!かぼちゃのおやきってどれですかー?!」


こっちにも彩愛姉という騒がしい人物がいるのであった...。


---


...おやきは、昼過ぎだったこともあってほとんど売り切れ状態。

普段はこの時間だと売り切れていることが多いのだそう。


ただ今日は、残っていたかぼちゃのおやきやタマネギ、ネギ味噌、切り干し大根に

あんこのおやきをすべて購入。すべて売り切れるとお店は店じまいに入った。


...とりあえず店内では食べれそうになかったので駅前にある公園に戻ってくる。

そこでゆっくり食べることにした。


「ふぅ...。公園、空いててよかったですね...。」


沙奈はなんだか疲れているように見える。

確かに。おやき屋まで意外と距離があったからね...

すると...


「ああっ...!?」


沙奈は突然、持っていた地図を見返して驚く。


「ど、どうしたの....」


「駅中や駅近にも、おやき屋さんあったんですね...」


いや、そりゃそうでしょ...!!

まさかこのお店しか見てなかったって感じ...?


「まあー、せっかく遠くまで歩いて行ったんだし

とりあえずみんなも食べよ食べよ。」


彩愛姉は沙奈や私におやきをくれる。


「...ちなみにかぼちゃのおやきは、甘くてモチモチで、すっごく美味しかった!」


...って、こっちはこっちでもう食べてたんかい。

ボケ役が多すぎてツッコミが追いつかない。


モグモグモグ...


「はあっ!ネギ味噌美味っ!!」


陽花も陽花で既に食べている。

...とりあえず、私と沙奈もおやきを食べることにした。


「い...いただき、ます....」


モグモグ...


...!


何これ、美味しい...!


薄くてモチモチとした皮に、シャキッとした玉ねぎがしっかりと入っている。

普段食べる饅頭とは違う、まったく新しい美味しさだった。

すると...


「...未帆ちゃんのはそれ、なあに?」


隣で沙奈が顔を覗かせる。


「玉ねぎのおやきだって。これ結構美味しいよ....?」


「本当?じゃあ私のあんこのおやきと交換しようよ!」


うん、いいよ、と半分ほどちぎってあげる。しかし...


「わわわわわ!!玉ねぎが...!!」


私と沙奈は、2人であたふたしながらお互いのおやきを交換。


「何してんの!かじればよかったじゃん...!」

陽花にそう言われたが、食べかけを交換するのは抵抗がある私なのであった...。


-------------------


なんだかんだで時刻は午後2時。

そろそろ帰るのもいいけど、明日学校休みだし

もうちょっとだけ散策できるかな。

それに...


ぐぅぅぅ...


彩愛姉はまた、お腹を鳴らす。

りんごとおやきだけでは物足りなかったみたい。

そんなとき...


「あの、皆さん!今度は善光寺に行きませんか...!」


沙奈はさっきの地図を見てそう提案する。


「せっかく長野に来たんです、

このまま帰るのはもったいないと思いませんか...?!」


...今日の沙奈はやけに気合入ってるわね。

すると彩愛姉もまた、私と同じことを思っていたようで...


「アハハ!今日の沙奈ってなんか、夏、海へ行ったときよりも楽しそうね!」

沙奈にも聞こえるようにそう言った。


「はい、実は...未帆ちゃんたちと岐阜に行ってから、旅行が楽しくなっちゃって...」


なるほどね...

確かに新幹線に乗るときも沙奈がいちばんテンション上がっていたかも...

けれど...


「私も...」


「...?」


「私も...っ!みんなと遊びに行くの、楽しい....から....!」


「「おやおやおやー?」」


...と、思わずまたほんとのことを述べてしまう私。

彩愛姉と陽花が2人してからかってきたので恥ずかしかった。


...なにはともあれこのまま善光寺に向かうことになる私たち。

これからもみんなで色々なところを周りたいな...

そう思う私なのであった....。


続く...


はじめまして、おとめtheルルです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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