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#23 奇遇

~おとめtheルル~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#23 奇遇


11月になった。

文化祭も終わり、秋の涼しさが日に日に増してくる。


そんなある日の放課後。

今日も今日とて陽花と沙奈は

私の家に集まって、まったり生活部の活動を行っていた。


「このまったり生活部もだーいぶ板についてきたねー....キャハハハハハ!」


陽花は仰向けなりながら、私の家にある漫画を勝手に読みあさって言う。

いや...あなたはただ漫画読みたかっただけでしょ...

すると...


「まったく...甘い...甘すぎます....りんごのように、甘いです...」


沙奈は突然、下を向いてそう呟く。

そして今度は力強くバン、と机を叩くのであった。


「そう、せっかくの貴重な女子高生の秋!!

今しかできない体験を、みんなで楽しみたいと思いませんか!?」


急に私のほうへ近づき、じっと顔を合わせる沙奈。

ど、どうしたのよほんとに.....

熱でもあるの...?


しかし沙奈は話を続ける。


「...そこで提案です...!あの....みんなで....!

りんご狩りに...行き、ません...か...?」


勢いがなくなり、最後のほうはいつもの沙奈に戻る。


待って待って。りんご狩りって別に女子高生の秋しかできない体験ではなくない...?

しかし...


「りんご狩り?!何それ楽しそう!」


私の後ろで話を聞いていた陽花は

漫画を読むのをやめて沙奈のほうへと近づいた。


「でしょうでしょう...?!実は知り合いにりんご農家の方がいるのですが、

その方が、今年のりんごは豊作だから自分たちで取りに来てみないか、って...!」


すごいわね、沙奈の家庭は...

おじいちゃんが別荘を持っていたり、りんご農家と知り合いだったり...

まあなにはともあれそういう経験ができるのなら私もやってみたいな。

すると...


バタン...


突然部屋のドアが開き、彩愛姉が入ってくる。

ただ...


「り、りんご...農家...私も...行...く...」


彼女は戦場から帰ってきた戦士のようにぐったりしていた。


「ど、どうしたのお姉さん...!?」


「は、話は聞かせてもらたわ...あと、勉強も、今の今まで......」


「お姉さーん!!」


ぐうぐう....


沙奈に抱かれて、そのまま眠ってしまう彩愛姉。

ありゃりゃ...これは相当根気詰めて勉強していたって感じね....

...とりあえず彩愛姉を部屋に戻し、母顧問のところにも相談する。


---


「...まあ!いいわね、りんご!

彩愛姉も文化祭が終わってからずっと勉強に必死だったから...

リフレッシュがてら、みんなで楽しんでくるといいと思うわ!」


「ありがとうございます、母顧問...!」


とりあえず私の家からの許可は出た。


「んでんで!いつ行くつもりなの?!」


「今週末の、土曜日です...!」


-----------------------------------------------------------------------------------------------------


週末、土曜日。


朝から早速準備をして出かける。


「いってらっしゃい。2人とも、気をつけてね。」


「はーい!!」「いってきます...」


彩愛姉は、久しぶりの私たちとの行動になんだかとても嬉しそうだった。


---


...まずは東京駅で他の2人と待ち合わせ。

この感じ、岐阜に行ったときを思い出すわ...

ただ...


「ねえねえ!りんご狩りってどこに行くの?!」


「いや、知らんでついてきたんかい....」


彩愛姉がいると相変わらずな私なのであった...。


------


沙奈と陽花も合流し、私たちは新幹線に乗り込む。


...今回の行き先は、りんご王国、長野県。

北陸新幹線というこの間とは逆方向の新幹線に乗り込む。


乗り込んだ新幹線で私たち4人は向かい合わせになって座った。


「初長野、楽しみですねー...!」


沙奈が一番、窓の外を眺めながらワクワクしていた。


「...って...長野に知り合いがいるのはあなたでしょ....会ったことないの...?」

思わず私は沙奈にツッコむ。しかし...


「ううん、いつも東京に来たときだけ会うから長野には行ったことないの。

あとはー...高山にいた頃少し会ったくらいかな...」


沙奈から返ってきた返答に、何も言い返せない私なのであった。。。


------------------------


そんな話をしながらおよそ1時間半。

新幹線は長野駅に到着。


...ここから在来線に乗り換える。

その先は歩いて目的地の農園に向かった。


「到着です...!はい....」


やってきたのは、国道から外れた場所にある閑静な住宅街。


「ねえねえ?ほんとにここなの?」


陽花は辺りを見回しながら沙奈に聞く。


「ね!もっと...リンゴ農園が...こう、ばーん!どーん!ぐーん!って...!」


彩愛姉は勉強のし過ぎで壊れている。

するとそのとき...


「あらあらあら。沙奈ちゃん、久しぶり!」


「おばさん!久しぶりです...!」


40代くらいの女の人が沙奈に話しかけてきた。

この人が沙奈の知り合いかしら。


「...あら、お友達も連れてきたの?わざわざ遠いところご苦労ね。」


「ど、どうもですー...!」


はじめて会う他人の知り合いを前にさすがに緊張する陽花。


「...えーっと、今日はあなたたちの他にもう1組来る予定なんだけど...」


そう言ってスマホを見ながら呟くおばさん。すると...


「すみません。りんご狩りの予約をした星野なのですが...こちらで合ってます?」


大柄の男性がひとり、そのおばさんに話しかける。

...って...ええ...?星...野?

そんなまさか....


ぐ、偶然同じ苗字の人、だよね....

そう思い込んでおばさんと男性が予約を確認するのを眺める。すると...


「やあ。すごい奇遇だね。」


「ひゃああっ?!」


なんと、私に話しかけてきたのは、隣に妹を連れた

完全私服の星野優くんだった....?!


続く...!!


はじめまして、おとめtheルルです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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