#16 体祭
~おとめtheルル~
20代くらいの青年。
イラスト、アニメ、ゲームが趣味。
文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。
小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。
#16 体祭
9月の後半、22日。
今日は体育祭の日。学園ではじめての体育祭。
一方で彩愛姉にとっては最後の体育祭である。
...今日は彩愛姉と一緒に学校に行くと、
いつもとは違う雰囲気の緊張感が私の身体に漂ってくる。
「おっはよー!未帆!それに彩愛姉!」
「お、おはよう....」「おっはー!」
しかし陽花はいつでも元気ね....
どこからその元気が湧いてくるのかしら....
....すると沙奈も合流し、いつもの顔ぶれになる。
「みんな、おはよう...!さあ今日は
まったり生活部の実力を全力で出し切ろうね...!」
「おーっ!」
いや、まったり生活部は運動部...(そもそも部活)じゃなーい....!
[間もなく開会式が始まります。
生徒の皆さんは所定の位置に集合してください。]
そしてアナウンスの後、開会式がはじまるのであった。
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[選手...退散]
開会式が終わり、私たちはテントに戻る。
ちなみに私たちのクラスは赤組。
彩愛姉も、同じ1組なので赤組だ。
よかった...みんな同じチームで....
[最初の競技は、チーム代表による1500メートル走です。]
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最初の競技である1500メートルに参加するのは、そう、優くん。
優くんはクラスの男子たちにハイタッチして応援をもらっている。
すると....
「...必ず1位になるから....応援よろしく....」
私の前をゆっくりと通り過ぎるとき、前を向いて独り言のように呟く。
それは、図ったかのように陽花や沙奈がいないときだった。
「は、あ、あ、あ、あ、あ、あ.....」
揺れ動く感情。
胸の鼓動が止まらなくなっていた。
そのとき....
「冷たっ...?!」
突然、頬に冷えたペットボトルが当たる感触がした。
「大丈夫、未帆?もしかして熱中症?」
「...なわけないでしょ。だとしたらもう少し心配して。」
戻ってきた陽花にからかわれてなんとか落ち着きを取り戻す。
いや...あれは卑怯でしょ....!
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「位置について....よーい...」
パンッ!
その後間もなく、男子1500メートルがはじまる。
赤、白それぞれのチームから、1年から3年までの代表者1名が出場する。
トップ争いは、2年赤組の風見原さんと私たちのクラスの優くんだった。
[現在のトップは2年赤組です!]
さすが...
文武両道、この学園で色々な噂を持つことで有名な
メガネ少年の誠さん。3年生よりも速い。
[...おおっと、ここで1年赤組が追い上げを見せます!]
あれ....
まさか、ほんとに優くんが1位になるのか...な...
3年生の先輩に勝つだけでもすごいのに、
あの誠先輩にまで勝ったらもはやクラスの英雄よ...
...そんなことを考えていると、残り1週(およそ200メートル)を切った。
[現在、トップ争いは1年赤組、2年赤組です。
どのチームも頑張ってください!]
最後のコーナーまで、その実力は拮抗していた。そして....
[赤組、1年ゴールしました!!]
うぉぉぉぉーー!!
大きく盛り上がる私のクラスの男子たち。
まさか...ほんとに先輩たちに勝っちゃうなんて....
嬉しさよりも、(色んな意味で)ドキドキのほうが大きい私なのであった。
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[続いて、チーム代表による800メートル走です。]
今度は女子800メートルの競技。
私たちのクラスからは出ないけど赤組の応援をする。
「位置について....よーい...」
パンッ!
800メートル走が始まった。
赤組を応援しようと校庭のほうを見る。すると....
「きゃっ、ごほっ、ごほっ、ごほっ...」
なんと、校庭には目が開けられないほどの砂嵐が巻き起こり
砂ぼこりが舞っているのであった。何々?!どういうこと?!
[ゴール!!赤組、1着!]
しばらくして、砂ぼこりの中から人影が現れる。
彼女は、校庭の真ん中でひとり飛び跳ねているのであった...。
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その後、綱引きや短距離走、秋祭り音頭などが滞りなく進み
あっという間に昼休憩の時間に....
「お疲れー!未帆ーっ!」
昼休憩になってすぐ。彩愛姉が飛びついてきた。
「もう...だからやめてってば....」
「ねえねえそれより!あの得点表見た?!」
彩愛姉は校舎に吊り下げられた得点表を指す。そこには....
「あ...赤組3600点、白組430点...?」
圧倒的。およそ9倍差で圧勝だ。
そういえば、これまでの競技って全部赤組の勝ちだったっけ....。
いや、どうなってるの...
とりあえず、昼休憩は彩愛姉や応援に来ていた両親と一緒に過ごすのであった。
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昼休憩が終わった。
昼も大縄跳びや障害物競走などが続く。
そしていつしか、赤組優勢のまま
最後の競技である紅白リレーがはじまるのであった...。
「,,,ねえ!あれ、今朝の800メートル走で砂嵐の中にいた人じゃない?!」
隣で一緒に観戦する陽花が校庭を指す。
「まあ、ほんとだわ...!」
沙奈も目を凝らして言う。
「これ....また砂嵐が起こるんじゃ....」
私は心配しながら呟くが、リレーは既に始まっていた。
今回は男女混合の紅白リレーのため
1年男子、1年女子、2年男子、2年女子...の順。
先ほどの彼女は....4番?
つまり2年生ね。
...そもそも赤組のほうが圧倒的に速い。
白チームとの差は歴然、ついに4番目を走る彼女にバトンが渡る。
...が、そのとき...
「あ.....」
コトン.....
[おっと、ここで先頭の赤組Aチーム、バトンパスに失敗か?!]
あらら...どうしちゃったのかしら...
バトンパスに失敗してタイムロスを起こす。そして次の瞬間....
走り出す直前、腕を上げたのと同時に
そのままの勢いでバトンを斜め前へと放り投げてしまう。
そしてその斜め前方向には他の学年のいるテントが。
「きゃあああ!!」「うわあああ!!」
ドスッ!
飛んできたバトンはそのテントの屋根を直撃し、屋根の一部をビリビリに破る。
ばさっ...
屋根が破れたことでバランスを崩したテントは
大きな音を立てて崩れてしまった。
ちゅどーん!!
って...このあとどうなっちゃうの...?!
続く...?!
はじめまして、おとめtheルルです。
クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。
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