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#14 土産

~おとめtheルル~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#14 土産


8月。夏休み中盤。


陽花に誘われて、岐阜、高山にある

沙奈のおじいちゃんの別荘に行くことになった私。


東京から5時間かけて高山に到着。

沙奈のおじいちゃんと合流しさらに2時間かけて別荘へ。

別荘では星空と共にバーベキューを楽しんだ。


翌日。帰りの時間もあるので朝から高山市街に戻る私たち。

市街に戻る頃には既に昼になっていた。

するとそこで沙奈が提案した高山ラーメン、もとい中華そばを堪能。

お腹いっぱいになったあとは、すぐ近くにある

高山のさんまちを散策することになっているのであった...。


---


「いやー、最高だったねー!」


大盛り中華そばを食べたばかりの陽花。

満足そうに私たちに言う。あれだけ食べてよく動けるわね...


...とそんな感じで私たち4人はさんまちに向かって歩いてゆく。

ラーメン屋から高山のさんまちまで歩いて5分程度だった。

さんまちとは、飛騨高山の古い町並のエリアの総称で、

歴史的建物に飲食店などが立ち並ぶ3つの通りから構成されている。


すると、さんまちに到着した沙奈は...


「まあ...!なんて....なんて....!人が多いの...!」


がくっ...


さすがは天然。思っていたことをすかさず声に出してしまう。


しかし沙奈の言う通り夏の昼間でも観光客がたくさん。

それを見ていると気持ちはわからなくもないのであった。


「んわーっ、ねえ見て見てー!ほら、時代劇に出てきそうな道!!」


一方陽花は町並みを見てはしゃぐ。

スマホを持って、こっちこっちと手招きする。

どうやらみんなで写真を撮りたいようだ。

自撮り棒を持って...まあ女子高生らしい。

ところが...


「...あれ?おじいちゃんは?」


写真を構えた陽花は言う。

しかし、観光客も多い上に、暑さも尋常じゃないほど増してきたので

3人ですぐに撮ることにした。


パシャリ....


--------------


「ふおお、さすが、若いもんは元気じゃのう...」


さんまち、上二之町にある和風カフェ。

どうやら暑さにやられて近くにあったこのカフェに入ったらしい。

沙奈が連絡を取ったおかげですぐに合流することができた。


「もう...勝手にいなくならないでよね!」


「すまんかったの。暑すぎて、ついていなくなったものだからつい...」


何はともあれ無事に合流できてよかった。


「ねえねえそれよりさー!このカフェめっちゃおしゃれじゃない?!」


陽花は店内を眺めて言う。


醬油蔵をリノベーションして作られたという店内は、

木目が活かされていてとても美しい。

また、すぐ隣にはは飛騨牛の握りなどが食べられる姉妹店も併設している。

そして...


「お待たせしました。牧場ソフトクリームです。」


この店おすすめのソフトクリーム、牧場ソフトがやってくる。

ボリューミーでふわふわなソフトクリームは、暑い夏の昼間にはぴったり。

罪滅ぼしに、とおじいちゃんが4人分頼んでくれた。


「うわーい、おじいちゃんありがとう!」


ソフトクリームは優しい甘さと滑らかな食感でとても美味しい。

暑い外を歩いてきたこともあって4人はぺろりとソフトクリームを平らげた。


------------


みんなでカフェを楽しんだ。

その後、さんまちの写真を撮ったりお土産を買ったりしながら

車を停めてある先ほどのラーメン屋近くまで戻る。

そしてそのまま駅まで送ってもらい帰りの列車のチケットを買うのであった...。


------------


夕方。丸一日一緒だったおじいちゃんともここでお別れする。


「おじいちゃん...ありがとう!また来るね...!」


「あ、ありがとうございました....!」「まったねー!」


みんな思い思いにおじいちゃんへお礼をする。


「またいつでも来るんじゃぞー!」


おじいちゃんは、私たちが改札を通って見えなくなるまで

ずっとずっと見守っていてくれた...。


---


「いやー、楽しかったねー!」

相変わらず陽花のテンションは高い。


「ええ、本当...来年もまた一緒に来ようね...!」


「もう来年の話しても....」


するとアハハ、と陽花は笑ってくれる。


だけど...ほんと。

来年もまた来たくなるくらい、楽しい思い出となった1泊2日なのであった....。


----------------------------------------------------------


その日の夜。


東京にある我が家に帰ってきた私。


「ただいまー....ってちょっと....!」


私が帰ってきた瞬間、いきなり彩愛姉が飛びついてくる。


「おかえりおかえりおかえりー!!もう!!

急に一晩いなくなる、って聞いたから心配したよー!!」


相変わらずのシスコンっぷり。


「...いや、昨日の朝言ったでしょ...岐阜でお泊まりするって....」


「えー?そうだったっけー?」


やっぱり覚えてないんかい....


「そ、そんなことより...はい、お土産。

色々買ってきたから....」


...ということで両親もいるリビングでお土産を広げる。


「おお、すごいな未帆....!ほんとに岐阜に行って来たのか...!!」


「噓なわけないでしょ...」


父は興味深々にお土産を見る。

味噌餅やラスクなどがたくさん。


一方、母はさるぼぼを手に取る。


「まあ、何これ?」


「知らないの...?さるぼぼ...」


さるぼぼは、さるの赤ちゃんを意味する人形のことで、

家庭円満、厄除けのお守りとして人気のお土産だ。

昔、飛騨地方のお母さんが、子供の成長を願って作ったのがはじまりという。


さるぼぼを見て、これからもみんな仲良く暮らせるといいな...

そんな風に思う私なのであった....


続く...


はじめまして、おとめtheルルです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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