#11 岐阜
~おとめtheルル~
20代くらいの青年。
イラスト、アニメ、ゲームが趣味。
文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。
小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。
#11 岐阜
8月。夏休みもまだまだ中盤。
部活とかに入ることもなく、家で静かに過ごしていた私。
そんなある日....
「ねえねえ!明日一緒にお泊まり行こう!?」
突然、家に遊びに来た陽花がそんなことを言い出すのであった。
陽花と一緒に来た沙奈が続ける。
「実はー...岐阜の飛騨、高山に、おじいちゃんの別荘があるんだけどー!
せっかくだから夏の間に友達と一緒にお泊まりしたい、ってお願いしたら
もちろんいいよーって言ってくれたの...!」
何それ...私、強制参加じゃん...
けれど...
「へ、へえー...岐阜...ちょっと楽しそうかも....」
「よし、決まりっ!!
というわけで私たちは未帆の準備をしっかり見届けてから帰るね!!」
いや、そういうの計画してたんだったらもっと早く教えてーー?!
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...ということで翌日。
昨日大急ぎで取り出したリュックに、
着替えや帽子、ハブラシ、虫よけスプレーなどを準備。
まだ1泊2日だからなんとかなった.....
「おはよー....ってあれ...?どこか行くの?」
いつもはこの時間部屋で寝ているはずの私だが、
今日は既に玄関で出発の準備している。
「あ、彩愛姉...おはよう...今日と明日、岐阜でお泊まりしてくる。」
「ふぅーん...岐阜でお泊まり.....んー?岐阜でお泊まりー....?」
彩愛姉はまだ寝ぼけていた。
「ごめん、彩愛姉。もう行かなきゃ....行ってきます...」
「はーい、いってらっしゃ....ふぁぁぁぁーい///」
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東京駅にやってきた。
陽花や沙奈とはここで待ち合わせをしている。
「暑い....」
今の時刻は9時20分。
まだ午前中だというのに既に30度を超えている。
早く駅の中に入りたい....
そう思っていると....
「あ!未帆ー!お疲れー!」「どうもー!」
陽花と沙奈がやってきた。
「あちーぃ...ねえ、今から海にでも行かなーい?」
「いや、岐阜に海はないでしょ。それに海はこの前行った。」
...なんて陽花にツッコミを入れると沙奈がフフフ、と笑ってくれた。
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東京から高山へは主に北陸ルートと東海ルートがある。
今回はおよそ5時間かけて、東海ルートで向かうことに。
東京から名古屋まで新幹線で2時間。
名古屋から特急に乗り換えて3時間。
途中、名古屋で買った駅弁を食べたりして、
私たちが高山駅に着く頃には昼の2時を過ぎていた....。
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「...んぁぁー!!着いたー!!」
陽花が大きく伸びをする。
...岐阜県高山市。
岐阜県の北部にある日本一大きな市で、
その大きさは東京都にも匹敵するんだとか。
また、飛騨地方の中心地でもあり、
温泉や古くからの町並み、飛騨牛などの名物もたくさん。
特に、江戸時代から残るさんまち通りは
駅からも近く観光スポットとして有名なんだって。
「へぇー...」
私は駅前で手に入れた観光案内のパンフレットを閉じる。
「...あ、読み終わった?私も読む読む!」
すると陽花は私の持っていたパンフレットを勝手に取る。
ちょっと...だったら自分の分も取ってきなよ...
「えーっと?何々...?岐阜県高山市は、日本一大きな市で.....」
声に出して読むんかい。
...ところで....
「こ、これからどう...する...」
そう聞こうとした瞬間、沙奈はこちらへやってきた軽ワゴンのほうに手を振る。
「...あ、いたいた!おじいちゃーん!」
どうやらおじいちゃんが車で別荘まで送ってくれるみたい。
それはありがたいわ....
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...ということで車に乗せてもらい、
沙奈のおじいちゃんの別荘に向かうことに。
「お、おじい....さんは、高山に住んでいらっしゃるんですか...?」
後ろの席で私は緊張しながら沙奈のおじいちゃんに聞いてみる。
「ハハハ、そんな怯えなくてもいいってことよ。
わしは高山生まれ、高山育ちじゃ。無論、今も高山に住んでおるぞ。」
「そうなんですね...!」
そんな話をしていると、車は道の駅に入っていく。
「あれあれあれ?寄り道?」
「ええ。そうよ。別荘の近くにはコンビニもスーパーもないから
ここで今夜のバーベキューの食材を買ってから行こうって話をして!」
「なるほど...」
それがいいかもね。
早速食材を探しに車を降りる。しかし..
「んわーっ!!飛騨牛の串焼き!!肉まん!!みたらし団子!!」
...バーベキュー用の食材を買いにきたはずなのに、
ここで販売しているのはほとんど名物グルメやお土産もの。
「あれー?ここお肉売ってなかったねー。」
「そうみたいじゃのー。」
のんきにお店を眺めながら呟く沙奈とおじいちゃん。
沙奈の天然さはおじいちゃん譲りだった....。
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せっかく立ち寄ったので、ここでは飛騨牛の串焼きをひとり1本と、
野菜直売所にあった野菜を買ってお肉は別のスーパーで買うことに。
...お肉も無事に買い揃え、今度こそおじいちゃんの別荘へと向かう。
おじいちゃんによると別荘までは高山市街から40分ほどかかるんだって。
高速道路を走っていると周囲は山ばかりの景色に変わってく。
「すごい...私...今...岐阜....」
外の山々を眺めながらボーっとしていると、いつしか瞼が重くなってきてしまい....
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時刻は午後4時。高山駅を出ておよそ2時間。
ついにおじいちゃんの別荘へと到着する。
「着いたぞ、みん....な?」
しかしその頃には、
東京からの移動疲れで眠っている私たち3人なのであった....。
続く...
はじめまして、おとめtheルルです。
クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。
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