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ご覧いただきありがとうございます。

楽しんでいただけますと嬉しいです。

今回はライカ視点です。


ブックマークありがとうございます!励みになります!

最低、週に1回は投稿できたらと思っていますので、良ければブックマークをして更新をお待ちいただけますと幸いです。


感想もいただけますと踊り喜びますのでお気軽にいただけると大変嬉しいです。

「…………まぶしい……」


 ワザと少し開けていたカーテンの隙間から差し込む朝日を浴びて目を覚ます。


 レノが用意してくれた朝食を食べるため、朝が弱いなライカが考えた起きる方法だ。ちなみに日焼け対策の魔法ばばっちり掛けている。


 レノが家に来て約1ヶ月経った。レノの方はここでの暮らしにすっかり慣れたようだが、1人暮らしが長かった(長いと言うレベルを超えているが…)ライカにとってはまだ慣れない事が多い。


 別に無理はしていないし、寧ろ今の生活は気に入っている。


 美味しいご飯が1日3食も食べられ、お茶まで用意してくれる。部屋も毎日綺麗で、花まで活けられているのだ。花はレノが町の人から貰ったり、自分で庭で育てたものらしい。心なしか部屋が明るく感じる。


 今の生活から考えると1人で暮らしていた時が如何に手抜きだったか痛感する。家事は必要最低限と思われる分を魔法に任せるだけで、食事も1日1食とお菓子という時もあった。


 丁寧な暮らしを1人の時にする気はしないが、享受するだけとなれば話は別である。


 そんな丁寧な暮らしの1日の始まりとして朝食を貰うため、意を決してベッドから出る。


(目が覚めてから動き出すまでの時間がだいぶ短くなったわね、偉いわ…)


 まだ開き切らない目を擦りながらも歩き出せた自分を褒めながら、カーテンを閉め切るべく窓に向かう。


 コンコンコン


 カーテンに手をかけた時、窓が叩かれる音がした。タイミングが良すぎると思いながらも、閉めようとしていた手を逆方向に動かしてカーテンを更に開ける。


 窓の外には真っ白な鳥が1羽ホバリングしていた。その鳥の見た目から察したライカはそのまま窓も開ける。


 窓が開いた事を察知した鳥は、開けられた窓から当たり前のようにに部屋に入る。そしてライカの目の前で1通の封筒に姿を変えた。

 

 翼を失いヒラヒラと落ち始める封筒をライカは平然と掴み、サッと表裏を見て送り主の名がない事を確認する。なんだったら封蝋すら無い。


「まあ、封筒に入っているだけましかしら…」


 この1ヶ月間、レノの妹からの手紙に始まり、かなりの量の手紙を貰った。レノが町に出るたび、町の人から預かってくるのである。


 どれも丁寧に用意された事が分かるものばかりで、今手にしている物と同じ手紙とは思えない。


 魔法使いが手紙のやり取りをする方法は幾つかあるが、今回の様に手紙に直接魔法を掛けて宛先に飛ばす事が一般的である。


 自分の魔法なら追跡もできるし、中身が途中で見られる心配もない。無理矢理魔法を解除すれば読まれる前に燃える様にする事だって可能だ。しかも知り合いであれば掛かっている魔力で送り主が分かる。


「実に合理的よねー」


 別に魔法の手紙が悪いわけではないが思わず苦笑してしまう。


 そして魔法の利点を活かし、封がされていない封筒からそのまま手紙を出して内容を読む。


 懐かしい魔力を纏った手紙に書かれた短い文章は、まだ開き切らなかったライカの目を覚まさせるには十分な内容だった……


**********

 急いで朝の身支度をし、ダイニングに行くとレノが山盛りのサンドイッチをテーブルに並べていた。


「おはよう。今日は何かあるの?」


 ライカの急いだ様子を察して尋ねてきたレノは、朝食の準備をする動きを一段早める。できた子である。


「おはよう。ええ、急用なの。実は先ほど連絡があったのだけれど、今日人が訪ねて来るみたい。」


 ライカの言葉にレノは少し驚いた顔をする。


「それは、お店の方に?」


「いいえ、お店のお客様ではないわ。来るのは魔法使いの友人よ。」


「え!?そんな、急いでおもてなしの準備をしないと!」


 レノが更に驚いた顔になる。


 気にするのはそこなのかとレノの順応っぷりに感心しつつ、手紙に残っていた魔力の持ち主を思い出して特に準備は不要の旨を伝えようと口を開く。


 コンコンコン


 家の方の玄関で扉が叩かれた音がした。


 玄関からの音に「もう!?」と驚きながらレノが玄関に向かう。向かう先には予想通りの魔力がある事が感知できた。


 (タイミングが悪すぎるわ…)

 

 ライカは心の中で不満を漏らしながら、レノに一拍遅れて玄関に向かった。

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