明日の生誕祭に捧げる心臓
何も思いつかない言葉だけのゼロ
君に賭けたい気持ちはシロ
気づかない矛盾点のシミに沈み込む
合わせられない視線 瞬きせずに汗ばむ
夜の果てに狂って咆哮 ロックオン
頭の中のザワメキ掻き鳴らす
飛びついた痴情 無責任に解き放つ
いつの間にか自傷 無慈悲になれない
錆びついたナイフ いつだったか
路上に投げ捨てた 汚染されたキズ口にKiss
メッセージ性とか そんな意味すら含ませていない真夜中の膨らみ
触れられず黙ったまま 鳴き声さえあげずに擦り合う
衝動めいた妄想 一人月にまたがる時間
今宵 突き刺さって朦朧 目を閉じた夢の中
鏡に映された素顔 どうでも良いやって投げやり
縛り付けられた心臓 鎖ごと引き千切る
悪魔みたいな心象 今直ぐ消したい肖像
足掻いて震えるステージ 息の根さえ止められそうな
赤くなった遺伝子の螺旋壊して
何も言えなかったゼロから 口を開いて
虚構が瞼を閉じて現実になる
そこから引き換えして もう一度夢見た
誰も居なくなった夜 何処か知らなくて黄泉
道しるべに聞いた 緋色の瞳
君が生まれた九月三十日
今日はその前夜祭
明日生まれる君に