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プロローグ2

「ん・・・あれ・・?」


奎援は目を開けたのにも関わらず何も見えない一面真っ暗な空間にいた。

若干頭が痛く、頭を抑える。

しかし、今までのことを思い出し、自分のほかに瑞姫や騎心も、もしかしたらここにいるかもしれないと思い、周りを見渡す。

周りを見渡しても何も見えず、ただ真っ暗なだけだった。


「騎心!瑞姫!」


不安になりながらも、不安を押し殺し、声を張り上げる。


「け、奎援・・・って、あれ・・・?何も見えない・・・」


騎心の声が聞こえ、どうやら声の位置からして近くにいるようだった。

騎心からの返事があり、今度は瑞姫を探すために声をあげる。


「わぁ~、目瞑ってもあけても真っ暗だ~」


そんな間の抜けた声が響く。


「よかった・・・二人とも、無事・・・だよな?」


どこかわからない場所に飛ばされ、姿も真っ暗で見えない状況ではなんとも言えなかった。


「とりあえず・・・いつも通り、何も異常はないかな・・・?若干頭がズキズキする程度」

「え?騎心君も?私もちょっと頭がズキズキするんだけど・・・」

「ん・・・と、いうことは俺も騎心も瑞姫も頭が痛むってことか・・・」


どこにいるのかもわからず、途方にくれていると小さい灯が灯る。


「ん・・・?灯りがある・・・、見えるか?」

「うん、僕は見えるよ」

「私もー」

「じゃあ、とりあえずあそこまで行ってみるか、何も見えないでいるよりマシだろう・・・」


そういって灯りのあるほうへ進みだす。

灯りの元につくと、やっと姿を確認でき、三人はほっとする。


「いやぁ~・・・一時はどうなるかと思ったけど・・・なんとかなったね」

「これも奎ちゃんのおかげだね」

「まて、俺はなんもしてないぞ・・・」

「え?そこは・・・ほら、奎ちゃんのかもしだす雰囲気とか・・・?」


姿を確認できたことで安心したのか、三人はその場に座り込んだ。


「ベットがあれば、安らかに眠れそうな場所だなぁ・・・」

「それ、違う意味に取れるよ・・・奎援・・・」

「奎ちゃんの頭の中は寝ることでいっぱいだもんねー」


場違いなところで、場違いな会話をする三人。

しかし、それのおかげで次第に落ち着きをとり戻り、三人とも冷静になる。


「さて・・・この真っ暗な場所はどこだ・・・・いい加減この景色にも飽きたぞ」


真っ暗闇で街灯が灯ったような灯りが一箇所だけあるようなシュールな景色に飽きたも何もないだろ、と思いつつ騎心が口を開いた


「わかんない。とりあえず、僕たちがいた場所じゃないってことくらいしか・・・ね」


そういって立ち上がる騎心を見て、二人も立ち上がる。


「確かにな~・・・。でもまぁ、騎心と瑞姫がいれば何処でも楽しく行けそうな気がするよ。案外もう少ししたら行き成り景色が変わって知らない世界に・・・!みたいなことになったりしてな」

「奎ちゃん、それはゲームのやりすぎだと思うよ~?」

「異世界でも何処でもいいからとりあえず此処じゃない何処かにいたほうがマシな気がするよ・・・。そろそろこの暗い中にいるのはイヤになってきたし・・・・」

「「た、確かに・・・」」


無駄なところで息の合う瑞姫と奎援に、若干吹き出しそうになる騎心は笑いをこらえるのに必死だった。

そんな様子もわかるはずもなく、微妙な沈黙が続いた。


「おし・・・とりあえず歩いてみるか」


奎援がそう提案したときに、突然まぶしいくらいの光が三人を包み込む。


「うわっ」

「きゃっ」

「うっ」


三人はとっさに目を閉じて、顔の光をさえぎる様に手をかざした。


そして、三人はその闇の空間から姿を消した。






はぃ。2話目が遅くなりましたね・・・

こ、これには理由がありまして・・・!

まぁ、ちょっと用事で遠出しただけです・・・

とりあえず頑張っていくので読んでくださっている方々はよろしくおねがいします!

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