説教
ラルフ「的の修繕費用もかかるのだ!」
ラルフがとある決算書を見せてきた
そこに書かれていたのを要約すると、
試験で使っためちゃくちゃ高い的が壊れましたので、修繕若しくは新規購入をお願いします。
備考
恐らく修繕は無理なほど破壊されています
であった…
ラルフ「壊したのはお主達であろう?
お主達以外に壊せる奴は居ないであろうからな!
というか何人かの魔法を感知できる教員がお主達の受けている時にあからさまな魔力を感じたようだぞ!」
シンとハクはぐうの音も出ない
クラウス「あの的はSランク冒険者でもそうそう壊せないような硬さを誇っている。
だからこそ直すだけでとても高額になる!
新しく作るなんてもっての外だ!
今回壊れたのは2つと聞いているが、新しく作るとなると…」
クラウスはそこで紙を出し、それを見ながら…
クラウス「的の素材となる魔物の皮を入手するために払うであろう金額が、白金貨2枚、
加工をするのに大金貨6枚、
設置するのに大金貨2枚だ。あれは国内でも辺境の土地に居る職人に依頼しているのだ。
彼の者はそこから動かんから、ここまで運ぶ必要があるのでな。
しめて白金貨2枚と大金貨8枚の出費となる。」
シンは唖然とした
シン「そんなにかかるんですか…」
クラウス「修繕となれば少し安くはなるが、さほど変わらんよ。」
シン「すいませんでした!」
ハク「ごめんなさい!」
シンとハクは謝った
ラルフ「………今回は許そう。正直お主等の攻撃を受け止めることなど出来るはずがないからの…
その事を配慮しなかったのは国の落ち度であったの…
だが代わりに、これは貸し1つにしておく。」
シン&ハク「ありがとうございます!」
ラルフ「うむ…貸しについては何かあった時に使うことにしよう。なに、大丈夫だ。無理難題は吹っ掛けん。」
シン「感謝します。」
ラルフ「ちゃんと力加減はするのだぞ!こんな事を起こさないようにな!」
ハク「はい…」
ラルフ「これから共に学ぶ者は、お主達の魔法や戦闘に巻き込まれると、一溜まりもないからのう…」
シン「確かに…」
ラルフ「だからこそ力加減を覚えるのだぞ!それと、イリス達のところに行ってやってくれ。
試験の時に会えなかったと言っていたからの。」
シン「分かりました。行ってきます。」
ラルフ「最後になるが、合格おめでとう。お主達があの場で友情を育み、多くのことを学んで、人生を彩ることを願っておる。
あ、あと…」
ラルフは少し難しい顔をしながら…
ラルフ「イリス達のこと、頼んだぞ。」
と言った
シン「?勿論です。」
こうしてラルフとクラウスによる説教が終わった
シンとハクはイリスの所へと向かう
部屋の外に居たセバスに案内されて向かうのは、イリスの私室であった
私室の前につくと、セバスが、
セバス「お嬢様、シン様をお連れしました。」
扉の向こうからイリスの声が聞こえる
イリス「入って下さい。」
セバスが扉を開け、シンとハクは中へと入る
中にはいつも通りイリスとシャル、王女付きのメイドが居た
セバス「それでは失礼します。」
セバスは扉を閉めて、去っていく
イリス「シン様とハクちゃん。お久しぶりという程でもありませんがお久しぶりですね。」
シャル「試験のための勉強で忙しかったから直接会うことは出来なかったからね。
でもよく念話でお話してたから寂しくは無かったよ!」
ハク「勉強はもう疲れたよ〜…」
シン「まぁ発表もされてちゃんと皆受かったからね。
一緒に学園生活を送れるね!」
イリス「シン様はどこで試験を受けられていたのですか?」
シャル「シン君の姿を見なかったからどこに居るんだろうと探してたんだけど、結局見つからなかったの…」
シン「僕達は649番と650番だよ。」
ハク「お姉ちゃん達は?」
イリス「私は153番ですね。」
シャル「私は196番だよ!」
イリス「私とシャルは筆記試験は部屋が違いましたが、
武器を使った試験と、魔法を使った試験は同じところで受けていました。」
シャル「これだけ番号が離れてたら別のところで受けてたんだろうね!」
シン「確かにね…これって何人受けてたんだろうね?」
イリス「例年通りだと、定員が200人に対して、1000〜1500人程度が受けるようですね。
国内でも最大で最高の教育を受けられるので、受験者は多いようです。」
シャル「これだけ人が居れば見つからないね!」
ハク「そんなに受けてるの?!」
イリス「そして200人の合格者から成績順にS→A→B→C→D→E→Fとクラス分けが為されるはずですね。
Sクラスだけは20人で、他は30人クラスのはずです。
Sクラスの上位10名は十帝と呼ばれているそうですね。
詳しいことはフランさんが知っているはずなので、聞いてみるほうがいいですね。」
シン「へぇ〜…十帝か…凄いね…」
シャル「ここには順位だったら今年の新入生の十帝のうち、一位から4位までが揃っているね!」
イリス「そこでお願いなのですが…」
シン「どうしたの?」
イリス「私達を鍛えてくれませんか?」
シャル「筆記試験の方では私達はいい点数を取れたけど、やっぱり少しでも戦えた方が良いかなって。」
ハク「お姉ちゃん達も戦うの?」
イリス「入学すると、やはり各試験の結果によって序列が変わるそうなのです。私達は筆記試験は得点は取れるのですが、戦闘試験になるとやはり…」
シャル「せっかくシン君と同じクラスになれたのに、落ちるのだけは嫌だから、私達も最低限動けるようになりたいなって思って…」
シン「う〜ん…流石にこればっかりは陛下やイシュダル公爵にも許可を取らないとなんとも言えないけど…」
イリス「それなら問題はありません!私達は先に相談をして許可は取ってあります!」
シン「えぇっ?!」
シャル「お父様に相談したら、大笑いしながら許可してくれたよ!」
イリス「私は父上と母上に相談したら、父上は難しい顔をしていましたが、母上が「あの子なら任せられる」と、父上を説得してちゃんとシン様の側から離れないのと、無事に帰ってくることを条件に許可をくれました。」
シン「いや王女様と公爵令嬢をこんな簡単に送り出していいの?!」
シンの疑問は虚空に消えた…
ハク「お姉ちゃん達と一緒に戦えるの?!やったぁ〜!」
イリス「ハクちゃんからもいろいろと教えてもらうこともあるはずですね。
宜しくお願いしますね!」
シャル「宜しくお願いするね!」
ハク「うん!私が二人を守るよ!」
シン「はぁ…後でもう一度陛下のところに行かないと…あ、公爵の所にもか…
だからあの時難しい顔をして頼むって言ってたのか…」
イリス「いきなりのことで本当に申し訳ありません。」
シャル「勝手に話進めてごめんね…」
シン「いや大丈夫だよ!正直僕も2人が少しでも戦えるようになったほうが、いざという時安心だからね。
絶対防御もあるけど、やっぱり戦うことなく逃げれるなんて極稀だからね…
それに王女と公爵令嬢という立場上狙われる事もあるだろうから、丁度いい機会かもね…
よし!なら少し準備したら、戦闘訓練してみようか!
あ、その前に冒険者登録をしないと…
でもパーティーは人数上限か…
なら、クランを作るしか無いか…
あれも必要だし…」
ハク「恐らくレベリングするんだろうね…お姉ちゃん達、覚悟したほうがいいかも。
私は大丈夫だけど、2人からすれば少し厳しいものになるかもしれないからね。」
イリス「覚悟の上です!」
シャル「シン君と一緒にいる為に頑張るんだ!」
そんなこんなで王女と公爵令嬢を鍛えることになったシンであった…
閲覧頂きありがとうございました!
次回も宜しくお願いします!
いつの間にかイリス達を鍛えることになった…
そんな予定じゃなかったのに…




