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果てなき夢の旅路  作者: カミラ
学園編
64/69

結果発表

合格発表の日、アストラ邸は少し空気が浮ついていた

シンは大丈夫だったが、ハクは筆記試験の方の出来を心配し、メイド達も少しソワソワしていた

そして正午頃…


ナズナ「ご主人様とハクちゃん!お手紙が届きました!

王立アルスラーン学園からです!」


シン「合格発表のやつだね。さぁ〜て…どうだろうね?」


ハク「お兄ちゃん…戦いより緊張するよ…」


シン「大丈夫だって!あんなに頑張ったんだから!

それじゃあ準備はいい?いくよ?」


この場にいるアストラ邸のメンバーは全員、固唾をのんで待つ


シンとハクが手紙を開けると、中には紙が3枚入っていた


シン「これだね…」


ハク「お兄ちゃん…先に見てくれないかな…?怖くて…」


シン「分かったよ。じゃあいくよ!」


満を持して、シンが先に紙を開くと、そこには


王立アルスラーン学園 入学試験 結果通知


受験番号 649 シン・アストラ


      合格


上記の者は入学試験において、我が校に入学するに値する成績を記録したため、入学を許可する


シン「やった!合格だ!」


その言葉を聞いたアリシア達は次にハクを見る


ハクが紙を開くと…


王立アルスラーン学園 入学試験 結果通知


受験番号 650 ハク・アストラ


      合格


上記の者は入学試験において、我が校に入学するに値する成績を記録したため、入学を許可する


ハク「私も合格だよ!やった〜!」


その言葉にその場にいる全員が2人に祝福の言葉をかける


アリシア「合格おめでとうございます!今夜はお祝いですね。料理長にお願いしておきましょう。」


アリス「おめでとうございます!努力が結果をもたらしましたね!」


ナズナ「おめでとうございます!ようやっと肩の荷が降りましたね!」


フラン「2人共おめでとう!私の後輩として、アルスラーン学園に歓迎するわ!」


シン「皆ありがとう!皆の助けのお陰で、合格できたよ!」


ハク「ありがとう!とっても嬉しい!」


アストラ邸が歓喜に包まれる中、婚約者達に渡しているアクセサリーから、念話が飛んできた


イリス「シン様!結果はどうでしたか?!」


シャル「ハクちゃんもどうだった?!」


シン「僕たち2人共合格したよ!」


イリス「おめでとうございます!私達も合格しました!学園でも一緒ですね!」


シャル「これからもよろしくね!」


ハク「やった〜!みんな一緒だ〜!」


今回受験した婚約者達とシンは全員がアルスラーン学園に進むことが出来るようだ


イリス「そういえば…シン様?成績はどうでしたか?」


シャル「紙が2枚入ってると思うんだけど、1つが合否結果で、もう一枚が成績なんだよ!」


シン「え?2枚?僕は3枚入ってたんだけど…」


ハク「私も3枚…」


イリス「3枚ですか?何故でしょう…?」


シャル「私達とは何か違ったことがあったのかな?」


シン「まぁ先に成績を見てみようか!」


シンはもう1枚紙を取り出すとそこには、


入学試験 成績 受験番号 649


筆記試験   300/300

武器試験   600/300

魔法試験   600/300


成績順位  1位


と書かれていた


シン「順位は1位だったよ!でも…」


イリス「1位ですか?!やはり私達の上はシン様だったのですね…他になにかありましたか?」


シン「武器試験と魔法試験の点数が、上限突破してる…」


シャル「え?!本当?!」


ハク「私も!」


ハクも成績を手に持ってシンに見せている


入学試験 成績 受験番号 650


筆記試験   250/300

武器試験   600/300

魔法試験   600/300


成績順位  2位


ハク「私は2位だった!」


シャル「ハクちゃんが2位かぁ…ということは

私が4位で、イリスが3位だから…私達が上位4つを占めてるんだね!!」


イリス「すごいですね…最高点数をオーバーするなんて…」


シン「でも、どうしてこんな点数になったんだろう…?」


エリス「確実にやりすぎたからでしょうね…あれだけやらかしてしまえば、こんな事にもなり得るでしょう。」


イリス「何をしたんですか?」


シン「特に何もしてないけど…したことといえば、武器の試験では試験官を倒して、魔法の試験では的をぶっ壊したくらいかな?」


シャル「……………シン君のことだからもう驚かないけど、普通の受験生だったら試験官なんて倒せないし、ましてや魔法の試験で的なんて壊せないからね?」


シン「う〜ん…そうかも…?」


イリス「恐らく試験本部はてんやわんやだったでしょうね…

父上にも何か話がいってると思いますし、宰相の心労が凄いでしょうね…」


シャル「お父さんはこのこと聞いたら笑い転げると思う…」


ハク「そういえば、最後の1枚ってなんだろうね?」


シン「見てみようか…えっと…」


シン・アストラへ


この手紙を見たら、直ぐに城へ来い


ラルフ・ド・アルスラーン


シン「……………陛下から呼び出しをくらった…行きたくない…絶対に怒られるじゃん…」


ハク「私も同じだったよ…」


イリス「父上に呼び出されたのですか?!」


シャル「あぁ〜…絶対試験のことだろうね…」


シン「(´Д`)ハァ…行くしか無いか…」


イリス「父に余計なことを言わないように、1言言っておきます!」


シン「大丈夫だよ…やり過ぎちゃったのは僕たちだからね…」


シャル「じゃあ私とイリスは王城で待ってるね!」


シン「終わったら顔を見せにいくよ!」


イリス「楽しみにしております!」


ハク「また後でね!バイバ〜イ!」


シャル「また後で!」


念話が終わると、


シン「えっと…王城に行くから…」


アリシア「了解しました。直ぐに馬車を用意します。」


シン「ありがとう…(´Д`)ハァ…」


こうして、シンとハクはラルフの下へと向かったのであった


王城に着くと、セバスが待っており、いつも通り連れられて今日はラルフの書斎へと向かう


扉の前に来ると、


セバス「シン様とハク様をお連れいたしました。」


ラルフ「入れ。」


セバス「ではどうぞ。」


セバスによって扉が開けられ、中へ入ると、そこにはラルフとクラウスが居た


2人共が疲れ切った様な顔をしている


ラルフ「………来たか…お主等、何故呼ばれたかわかっておるだろう?」


シン「まぁ…少しは…」


ラルフ「そうか…なら話は早い。率直に言おう。

やり過ぎだ!

どこにAランク冒険者を圧倒したり、そう簡単には壊れはしない的を粉々にしたりできる10歳が居るんだ!」


シン「それは…本当に反省してます…」


クラウス「それに、魔力の総量を測る試験についても、あり得ない数値が出たと一時混乱状態だったのだぞ!

学園長が、私に相談に来たのだ!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

それは、入学試験の翌日…


メイド「失礼します。王立アルスラーン学園学園長様がいらっしゃっております。」


クラウス「入ってくれ。」


クラウスの執務室に、アルスラーン学園の学園長が訪れた


学園長「宰相閣下、お時間をいただき感謝いたします。」


クラウス「よい。して、何か学園であったのか?」


学園長「それがですね…入学試験の結果についてなのですが…」


クラウス「それがどうかしたのか?」


学園長「前代未聞のことを成し遂げた生徒が2名おりまして…その者が居るので、どうしても王女殿下やイシュダル公爵令嬢を首席にすることが出来ず…」


クラウス「ふむ…その者等の名前はシン・アストラとハク・アストラではないか?」


学園長「え?知っておられたのですか?」


クラウス「あぁ。やはりか…学園長。結果をそのまま公表しなさい。」


学園長「このままでは、王女殿下かイシュダル公爵令嬢を首席に出来ないのですよ?!」


クラウス「大丈夫だ。陛下も公爵閣下もご納得されるだろう。

あの者たちは、王女殿下達の命を助けた恩人であり、共にSSランク冒険者だ。

その様な成績であっても不思議ではない。

私から陛下に報告しておこう。」


学園長「ありがとうございます!それと…」


クラウス「他にもなにかあったのか?」


学園長「この者達の魔力の総量を測った時にあり得ない数値が出たのと、威力測定の際に的が壊れました…

的の修繕が必要です…」


クラウス「はぁ……分かった。それも陛下に伝えておこう。」


学園長「ありがとうございます!」


クラウス「では引き続き、入学の準備をしてくれ。」


学園長「了解しました!失礼します!」


学園長が執務室を出ていく


クラウス「(´Д`)ハァ……頭が痛いな…陛下とイシュダル公爵にお伝えしなければな…」


クラウスはメイドに指示をし、ラルフの下へと向かった


クラウスがラルフの執務室に着くと、書類作業をしているラルフの姿があった


クラウス「陛下、失礼します。至急お伝えしなければならない事が出来ました。」


ラルフ「ふむ…クラウスか…して何があった?」


クラウス「詳細はイシュダル公爵が到着され次第お話しますが、簡潔に申し上げますと…シン・アストラとハク・アストラがやらかしました。」


ラルフの書類を書く手が止まる


ラルフ「またか…」


クラウス「またです。」


ラルフ「分かった。詳細はイシュダルが来てからだったな?」


クラウス「はい。」


ラルフ「すぐに来るだろう。」


すると、扉がノックされる


エドワード「陛下、イシュダルです。」


ラルフ「入れ。」


エドワード「宰相に呼ばれて来たのですが…」


クラウス「イシュダル公爵閣下もおいでになられましたので、詳細をお伝えします。」


クラウスは学園長が言っていたことを、そのままラルフとエドワードに話す


話を聞き終わると、エドワードは大爆笑で、ラルフは頭を抱えていた


ラルフ「はぁ…あいつ等…やりおったな!」


エドワード「シン君達すごいね!とっても面白いよ!」


ラルフ「流石に点数をひっくり返すわけにもいかないため、そのままの成績を公表するように指示しましたが宜しかったでしょうか?」


ラルフ「あぁ、儂は構わん。あの学園は平民も貴族も王族も全員が平等であることを謳っておる。

それを破ってまでやることではなかろう。」


エドワード「私も大丈夫ですよ。とっても面白いですし!」


ラルフ「あの者たちに1度説教せねばならんな…クラウスよ!学園長に結果送付の際に儂からの伝言を書いた紙を贈るように伝えよ!」


クラウス「了解しました。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

クラウス「本当に…私達の心労が増えていくばかりだぞ!」


ラルフ「的の修繕費用もかかるのだ!」


ラルフがとある決算書を見せてきた







閲覧頂きありがとうございました!

次回も宜しくお願いします!

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