レベリング
シンの婚約者同士での懇談会が開催されるまでの間、シン達はネビュラとして、クエスト兼フランのレベリングを行っていた
シン「じゃあクエストのサイクロプスを3体討伐したし、少し移動して、フラン姉さんのレベル上げと、皆の戦闘技術の向上の為の訓練をしようか。」
そう言うシン達の周りには大きさが4m程度の人型の魔物が3体倒れ伏していた
特徴として、1つ目で緑色の体表をしている
体つきはとても筋肉質で、拳も大きく人程度なら余裕で潰せる握力を持っている
シン達はギルドの依頼で出没したサイクロプスを討伐しに来たのだ
いくら握力が強くとも、この場に来たのは1人で国を相手取ることも簡単な者たちである
なす術無く切り刻まれたり、魔法に焼かれたりして地に倒れ伏したのだ
そして今に至る
シンの発言を聞いた者の反応は様々で、
ハク「やったー!まだまだ戦い足りなかったんだ!」
と喜んでいる者もいれば、
ナズナ「またあの地獄が始まるのですね…」
アリス「私達は強くなったので、前よりかは楽に感じるはずですよ…」
と遠い目をする者、他には
フラン「とうとうかぁ…どんな感じなんだろう?」
思考を巡らせる者、
アリシア「(´∀`*)ウフフ」
そんな者たちを温かく見つめる者がいた
シン「よし!サイクロプスも収納したし、ここだと訓練相手が少ないから、少し移動するよ!皆僕に捕まってね!」
シンの言葉に皆思い思いの場所に触れる
シン「皆行くよ!〈ワープ〉!」
その場から人の姿は消え、後にはサイクロプスの血溜まりと静寂が残った
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とある森の中〜
シン「到着っと。」
ナズナ「ここも久しぶりですね。」
フラン「ここってどこなの?」
シン「う〜ん…分からない!ただ、ここは強い敵が沢山いる場所だよ。」
フラン「強い敵って…どのくらい?」
シン「えっとねぇ………オーガは勿論、グリフォンやワイバーンとかジェネラル級、キング級がわんさかいるんだ!対魔物戦にはもってこいだよね!」
フラン「えぇ…」
シン「フラン姉さんには、ここで1人で各5体ずつの群れを瞬殺できるようになってもらうからね!」
フラン「ええっ?!そんなこと出来るようになるの?!」
シン「出来ると思うよ?皆出来るようになったし…」
エリス「マスター、貴方達が異常なんです。普通の一般人はそんな事できません。というか出来るようになりません。」
ナズナ「そうですよご主人様!何回死んだと思ったことか…あの時無詠唱で魔法が使えなければ…」
シン「あれぇ…?そんなにだった?」
アリス「私とアリシア様は冒険者でしたので、戦闘経験はありましたが、ナズナは前は一般人ですからね…」
フラン「そんな…」
シン「ま、まぁ危なかったら助けるから大丈夫だよ!」
と強引に始まった訓練
と言っても、ただサーチ&デストロイを繰り返すもののため内容はダイジェストでお送りします
フラン「くっ…荒れ狂う水よ、我が敵をなぎ倒せ!水魔法 水葬〈アクア・レイクエン〉!」
激流がオーガ5体に向かって飛んでいくが、3体に避けられ回り込まれる
フラン「駄目…高位魔法を詠唱していたら時間がかかり過ぎる…一か八か…」
そう言うとフランはシンからもらった杖を構え直す
フラン「シン…力を貸して!凍りつく世界〈アイスワールド〉!」
フランは得意ではあるが、今まで成功したことのなかった氷の高位魔法を使用する
すると、氷の礫がオーガ達に降り注ぎ、体に穴を開けて倒れ伏す
フラン「……今の感じ…うん…この感じを覚えればまた出来そう!」
フランは何かを掴んだのか、その後も氷の高位魔法を無詠唱で発動させられるようになった
シン「いやぁ良かった良かった!フラン姉さんも無詠唱で魔法を使えるようになったね!」
フラン「はぁっ…はぁっ…はぁっ…氷魔法だけだけどね…
でもすぐに他の魔法も使えるようにしてみせる!」
訓練は続き、日をまたぐためにシンが家を作り出し、そこで数日過ごしていた
その間、フラン以外のメンバーはフランの相手になるような魔物ではなく、もっと上のSランクでも上位レベルの強さを誇る魔物を倒していた
アリシア「剣聖術〈アーツ〉!」
剣が見えない速度で振られ、ワイバーンを一刀両断する
ハク「おっそ〜い!こっちこっち!」
ハクは両手に雷を宿し、グリフォンを殴りつける
感電し、しびれて動けないところへどんどんコンボを決めていき、更に動けなくなるという負の連鎖を生み出す
最後には動かなくなって死んでしまった
アリス「龍闘法〈影〉!やぁっ!」
ゴブリンキングの影から、竜の鉤爪のような黒い物体が出現し、ゴブリンキングを後ろから切り裂く
ゴブリンキング「グギャァァァァ?!」
ゴブリンキングは驚いて後ろを振り返るが、その瞬間にアリスが接近し、
アリス「龍闘法〈空〉!せいっ!!」
拳を振るうと、真空の波動が出て、ゴブリンキングの体を貫く
アリス「ふぅ…やはりゴブリンキングともなると、闘いがいがありますね…日々精進です!」
その近くでは、
ナズナ「〈スター・ダスト〉!!」
ナズナの周りに魔法陣が浮かび、金色の物体が無数に彗星のように尾を引きオーガジェネラルへと飛んでいく
オーガジェネラルは持っている棍棒で防ごうとするが、急所以外に当たり、膝をついてしまう
ナズナ「まだまだいきます!赤き赤〈クリムゾン〉!!」
オーガジェネラルの頭上に魔法陣が出現し、赤い鎌が頭頂部から足まですべてを両断するかのように落ちていく
ナズナ「昔よりも魔法の発動がスムーズになりましたし、疲れも少なくなりましたね!
ですがまだまだ頑張りましょう!」
因みに、この戦闘状況はすべてエリスが把握しており、何か異変があればマスターであるシンに伝わり、救出に向かうことになっている
シンは少し奥の方へ入り込み、コカトリスと戦っていた
コカトリスは頭部が鶏で、胴体がトカゲのような形をしている
口から強酸を吐き、強固な防具であろうともいとも容易く溶かしてしまう
貴人を振るい、酸をかからないようにしたシンは高速で肉薄し、首を切り飛ばす
シン「ふぅ…コカトリスの肝は魔物避けになるから、傷つけないように倒さないとね。」
コカトリスの肝はいろいろな材料と組み合わせると、旅のお供に必須な魔物避けとなる。これを持っておくと、弱い魔物は近づいて来にくくなるため、
肝を傷つけずに狩ることが出来ると、高めに買い取ってくれる
シン「う〜ん…そろそろいい頃だし帰ろうかな?」
シンは皆を集め、家を片付けて王都へと戻るためワープする
シン「忘れ物はないね?いくよ!〈ワープ〉!」
王都の入口より少し多めの場所にワープし、馬車を取り出して乗り込み、アリシアが運転して王都へと向う
王都の検問を無事抜けると、冒険者ギルドへと向かい、クエスト達成の報告と買い取りをお願いする
買い取りするために解体せねばならないため、解体場所へと行き、そこで狩った魔物を取り出すが、量が多いため出しきれない
これはいつものことで、職員も慣れたのか遠い目をしながら解体を開始する
担当者からは解体に時間がかかるため、明日以降に報奨を取りに来て欲しいとのことだった
馬車に乗り、王都の中をゆっくりとアストラ家へと向う
馬車の中では疲れたのか、フランはシンにもたれかかるように眠っており、同乗しているハクやアリス、ナズナから微笑ましそうな目で見られていることを後でフランは知ることになるだろう
家に帰るとイリスから手紙が届いていた
要約すると…
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親愛なるシン様へ
◯日に懇談会を開催したいと思いますが、ご予定はいかがでしょうか?
早く皆さんとお話したいです!
婚約者 イリス
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大体このようなことが書かれていた
シンは返事として、念話で承諾の意図を伝えると、その後は少し雑談をしながら夕食までの時間を過ごす
夕食を皆で食べた後は久しぶりに家の風呂でゆったりとのんびりお湯に浸かり、疲労を取った後、
布団に入り寝る準備をする
寝ている間にハクが忍び込んでいることもいつも通りである
そして◯日になった
閲覧頂きありがとうございました!
次回も宜しくお願いします!
戦闘シーンの描写が難しい…
薄っぺらくなる…




