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果てなき夢の旅路  作者: カミラ
新たなる世界
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フェンリルへの贈り物

シン「よし!皆行こうか!」


シン達は森へと足を踏み入れた

昨日のスタンピードのせいか、森には魔物が少なく、動物の反応が多数あった


シン「いやぁ〜!気持ちいいなぁ〜!」


ハク「私も!久しぶりの故郷だからワクワクしてるの!」


シンとハクは今にもスキップをしそうなくらい、軽快な足取りで森を歩く


アリシア「皆さん疲れてませんか?」


ナズナ「大丈夫です!」


アリス「私もこのぐらいでは疲れませんね。」


ナズナ「この位、あの時のレベリング地獄と比べたらとっても楽ですね…」


ナズナは遠い目をしている


フラン「私もまだまだ疲れてないけど、何があったの?」


ナズナ「私達は買われた時さほど強くなかったのですが、レベリングとして長い間ずっと魔物を狩ってたんですよ…

お陰で戦えるようにはなりましたが、やはりキツかったですね…」


フランはほんわかとして癒やしキャラのナズナが、こんな遠い目をしているのを見て、少し怖くなったが、

シンのすることだから悪い事にはならないだろうと思ったのか、考えるのを辞めた


そんなこんなで十数分程度歩いて森の奥へと進むと、

フェンリルの住処が見えてきた


シン「お?着いたようだね。」


エリス「フェンリルの反応も先程から動いていないので、ここに居ますね。」


ハク「おとうさ〜〜〜〜ん!!!」


ハクはフェンリルの住処へ入っていくと、中からフェンリルが出てきた


フェンリル『む?ハクではないか!よく来たな!してシン達と一緒か?』


ハク「うん!皆で歩いてきたんだ!」


フェンリル『そうか、では皆を中へ招待してくれ。』


ハク「分かった!」


そしてハクは住処から頭を出してシン達を呼ぶ


ハク「お兄ちゃん達!中に入ってきてだって!」


シン「分かったよ!今行くよ!」


シン達が中へ入ると、広い空間で、奥にフェンリルが座っていた


フェンリル『皆よく来てくれた!』


シン「お邪魔します!」


フェンリル『うむ、もてなしなどは何もできないが、せめてゆっくりしていってくれ。』


シンが椅子を作り出し、各自それに座る


フェンリル『では先に…昨日のスタンピードのリーダー格である、オーガ亜種の討伐の件について礼を言う。ありがとう、森の治安が戻ったぞ。』


シン「それは良かった!僕たちからも街を守る戦いに協力してくれてありがとう!街の人を代表してお礼を言うよ!」


フェンリル『我は神獣と呼ばれ、神の意志を代行するものだ。神が人間を守れと仰るのであれば我はそれを遂行するまで。だが、今回はお主達もいたのだ。協力するのは当たり前であろう?」


シン「ははっ笑!」


ハク「お父さんありがとう!」


こうして話が進んでいくと…


シン「そういやフェンリルに渡したいものがあるんだった。」


そう言ってシンはアイテムボックスから魔物の肉を取り出した


フェンリル『これはなんだ?』


シン「街の領主からの御礼の品だよ。ハクが魔物の肉がいいって言ってたから大量に持ってきたんだ!」


実際用意されていた量よりも、出された量は格段に多い

シンがスタンピードで倒した魔物の肉も追加しているからだ


フェンリル『おお!ありがたくいただくぞ!人間の領主にもよろしく伝えておいてくれ。』


シン「それと……」


シンがアイテムボックスからブレスレットのようなものを取り出す


フェンリル『これは……なんだ?』


シンは皆に話したことをフェンリルに説明する


フェンリル『こんなもの神でなければそうそう創れんぞ…だが、我のために創ったというのであれば有り難く頂こう。』


シン「うん!フェンリル専用に創ってるから他のやつが使うことができないようになってるしね。」


フェンリルは着け心地を確かめるかのように少し腕を振っている


フェンリル『着け心地も悪くない…これはいいぞ。そして…』


何やらハクとフェンリルが早速念話を使って話しているようだ


それを見守るような目で皆が眺める


一通り話が終わったのか、満足したような顔をしたフェンリルがシン達に話しかける


フェンリル『このような贈り物感謝する。やはりハクをお主等に託して正解だったようだ。先程ハクにお主等との生活は楽しいか聞くと、即答で楽しいと帰ってきたぞ。これからもハクと仲良くしてやってくれ。」


シン「勿論!ねぇ皆!」


アリシア「無論です。私達皆でご主人様を支えていくと約束しましたから。」


アリス「アリシア様の言う通りですね。」


ナズナ「私もハクちゃんと居るのが楽しいです!」


フラン「皆仲良くが一番だからね。」


フェンリル『ハクよ…お前の仲間達は良きものだな。』


ハク「うん!自慢の仲間だよ!」


こうして改めてフェンリルからハクのことを託された


その後も少し話した後お暇することとなった


フェンリル『時が経つのは早いものだな…また何時でも来てくれ。歓待するぞ。」


シン「うん!また来るよ!お元気で!」


ハク「お父さん元気でね!またね!」


アリシア「フェンリル様、本日はありがとうございました。」


アリス「ありがとうございました!」


ナズナ「お元気で!」


フラン「また来ますね!」


今日一日を通して打ち解けたのか、皆口々に言葉を返す


こうしてフェンリルの住処への訪問が終わり、外壁の門のすぐ近くへと転移で帰る


門番に挨拶して中へ入ると、夕暮れにも関わらず、まだまだ熱気冷めやらぬ様子で商いを行っている


シン「じゃあハク、約束通り買って帰ろうか。でも夜ご飯食べられるようにね?」


ハク「うん!分かった!」


と約束を果たしながらも、のんびりとカルミナ家へと戻った

その後夕食の時間となり、家族が一同に会す時に、


アレックス「シンよ、教会の方から感謝の言葉が届いていたぞ。回復魔法の手助けありがとうございました!とな。」


シン「大変そうだったので、早めに終わらせるために一気に治してしまいました。」


アレックス「自重しろと言うべきなのかもだが、人命に関わるほどではないにしろ、怪我をしたものを治したのだ誇るべきだろうな。」


シン「あ、父上。フェンリルに魔物肉を渡してきました。感謝するとのことです。」


アレックス「そうか。スタンピードから街を守るのに協力来てくださったことの一部には報えたのではないか。」


ハク「お父さんとっても喜んでたよ!」


と報告もして、その後はどれだけ王都に向かっての準備が進んだのかなど他愛もない話をして夕食が終わった

その後はお風呂に入り、疲れを落とした後、ベッドに入る前にフランが部屋を訪れた





閲覧頂きありがとうございました!

次回も宜しくお願いします!

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