可愛い弟?
今回は少し近親間でのお話があります(性的描写ではありませんのであしからず)
予めご了承くださいますようお願いします
書斎に着くと、アレックスとローエル、ミリアが居た
アレックス「来たか!まずは…この街を守ってくれてありがとう!お前達のお陰で、被害は最小限に留められた!」
ローエル「フランのことも守ってくれてありがとう。
あなた達がいなかったら今頃どうなっていたか…」
ミリア「流石私達の子達ね。よく無事で帰ってきてくれたわ。本当に良かった…」
シン「この街の事が好きなので守るのは当然のことです。姉上のことも少しやりすぎましたが、後悔はしていません。姉上には逃げられましたが…」
ローエル「あぁ…そのことですか…あれはあの子の心の問題です。少し整理する時間が必要ですから、そっとしておいたほうがいいでしょう。」
シン「了解しました。」
アレックス「では、そろそろ本題に入ろうか。今回は死者や重傷者も出てしまったが、想定よりも遥かに少なかった。」
シン「そうですか…亡くなった方もいるんですね…」
アレックス「シンよ。人は必ず死ぬんだ。俺もミリアもローエルも、いつかは絶対にその身を天に還す時が来る。それが早いか遅いかだけの違いでしか無い。
失ったものを顧みるなとは言わない。だが守ったものを誇れるようになれ。確かにお前の気持ちも分かる。
俺も、昔は全てを守ろうとした。
だがそれは無理だと分かった。だからこそこの手で守れる範囲のものは守ろうと決めたんだ。
お前は確かに強い。だが、すべてを守ろうとすると、いつか大切なものを守ることができなくなるぞ。」
シン「………分かりました。」
アレックス「大切なものを守るために仲間がいるんだ。みんなを頼れ。お前は1人ではないのだからな。皆もシンのことを支えてやってくれ。」
アリシア「勿論です。ご主人様に一生お仕えするつもりですから。」
ハク「お兄ちゃんの為に闘うんだ!」
アリス「絶望の底から救い出して頂いたこの命、ご主人様の為に使うつもりです。」
ナズナ「私に出来ることなら何でもします!」
シン「皆…ありがとう!」
アレックス「うむ。死者や重傷者に対しては遺族に見舞金を色を付けて送ることにしている。この街を守るために命を賭して戦ったんだ、我等もそれに報いなければな。
軽傷者に関しては、教会の方から回復魔法が使える者が派遣される予定だ。」
シン「僕も後ほど、回復しに行きます。」
アレックス「ありがとう。それと、スタンピードが起きたからには、王城に報告せねばなるまい。そこで準備をするため時間はかかるが、1週間後には王都に向けて出発しようと思う。その際フランも連れていけば丁度いいだろう。」
シン「分かりました。」
アレックス「では各自、出発に向けて準備してくれ。」
こうして話し合いが終わり、各自部屋に戻った
アリシア達はフランに呼ばれ、何やら秘密の話し合いを開催しているようで、エリスもそちらに参加しているそうだ
シン「暇だなぁ…どうしようか。そうだ!普段使いの武器を創ろう!」
するとエクスから念話がきた
エクス(マスター!私がいるのに使ってくれないんですか?!)
シン「エクスは……あまりにも強すぎるからね…流石に普段使いしてると、周りへの影響が強すぎるんだ…」
エクス(ぐぬぬ…こうなったら!)
シン「どうしたの?」
エクス(何でも無いです!)
シン「そうかな?でも何を創ろう…?」
するとそこへいきなり謎の念話がきた
???『ご主人様!』
シン「ん?」
???『ご主人様!聞こえますか?!』
シン「この声は……ガブリエル?」
ガブリエル『そうです!ガブリエルです!』
シン「何かあった?」
ガブリエル『えっと…ご主人様が前世に使っていた黒刀に関してなのですが…』
シン「貴人のこと?貴人がどうかしたの?」
ガブリエル『…………神域に現れました。』
シン「え?どういうこと?」
ガブリエル『ご主人様が転生する前に、創られた黒刀に融合する形で現れました。そして今暴れていて、結界で隔離しております。』
シン「どうやって行ったんだろ…?」
ガブリエル『そこでなんですが、ご主人様の所へ送ってもよろしいでしょうか?貴人もそちらへ行くために現れたようでして…』
シン「うん。丁度いいし、こっちで引き取るよ!」
ガブリエル『了解しました!あと…』
シン「どうかしたの?」
ガブリエル『神域にあった黒刀に融合しましたので、進化しております。』
シン「えぇ…まぁ大丈夫だと思う。」
ガブリエル『では送ります!』
すると部屋の中心に魔法陣が出現し、武器ぐらいの大きさに縮小し始めた
光が放たれ、収まるとそこには鞘に収まった一振りの刀があった
シンが柄を掴むと、貴人が歓喜するように震えている
シン「久しぶり!これからもよろしく!」
すると貴人から…
貴人(主殿!お久しぶりです!主殿の所にやっと来ることができました!主殿の敵を斬り伏せれるように頑張ります!)
シン「うん!」
ガブリエル『そちらに届きましたか?』
シン「無事に届いたよ!ありがとう!」
ガブリエル『良かったです!それで…仕事を頑張っているので、ご褒美を…』
シン「いいよ?何がいい?」
ガブリエル『ではお話したいです!』
ということでしばし貴人を撫でながら、シンは念話でガブリエルと話していた
ガブリエル『あっ………そろそろ仕事に戻らないといけません…』
シン「そんな時間なんだね。頑張ってね!他の二人にもよろしく伝えておいて!」
ガブリエル『分かりました!』
こうしてガブリエルのご褒美タイムが終わり、そろそろ夕食の時間となると、呼びに来たメイドについて行き、夕食を食べ、お風呂へ入り1日の疲れを落とし、部屋へ戻り寝ようとするとドアがノックされた
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side フラン
これは戦いが終わり、シンによってお姫様抱っこされて家へと帰っている途中のお話…
フラン(私どうしちゃったのかな…?シンの戦いを見ていたら胸がドキドキして顔が熱くなっちゃった…シンの顔をまともに見れないし…何処かおかしいのかと思ったけど、
シンに回復させてもらってからシンに包まれているような感じがして気持ち良かったし、どこも痛くないから悪いわけではないし…分からない…お母様に相談してみようかな…)
こんな事を考えていると、家についた
恥ずかしくなって降ろしてもらい、逃げるようにローエルの下へと向かった
フラン「お母様。少しいいでしょうか?」
ローエル「あらフラン!良かった…無事に帰ってきてくれて…心配したのよ?」
フラン「ご心配をおかけしてすみません。ですが少し気になることが出来ました…」
ローエル「あら?どうしたの?」
フランは不思議な感覚についてローエルに話す
すると…
ローエル「…………とうとうこの時が来たのね…いつかは来るとは思ってたけど、こんな形で来るとはね…」
フラン「お母様………?」
ローエル「フラン?その気持ちは恋ですよ。シンに助けてもらって惚れちゃったのね。」
フラン「え………?恋?でも…シンは可愛い弟で…」
ローエル「………混乱してるわね。それもそうね、時間もあるし一旦ゆっくり整理してみなさい。もしくはアリシア達に話を聞いてみるのも良いかもしれないわね、」
フラン「…………分かりました。」
こうして母親に促されたフランは話し合いが終わったアリシア達を自分の部屋に招いて、秘密の会を開く
フラン「急にお呼びしてすみません。」
アリシア「いえいえ。ですがどうなされたのですか?」
ハク「お姉ちゃんどうしたの?」
フランはローエルに話したことと同じことを話す
すると…
アリシア「………分かりました。お嬢様、率直に言います。それは恋ですね。」
フラン「お母様にも言われたけど、分からないの…」
ハク「お姉ちゃんは何を悩んでるの?」
フラン「えっと…シンは可愛い弟で…そんな風に思ったことが無かったからどうしたらいいか分からなくて…」
ハク「何を迷う必要があるの?」
フラン「え?」
ハク「お兄ちゃんのことが好きなんでしょ?それ以外に何が必要なの?」
フラン「だって…私はシンの姉で…」
ハク「姉だからどうしたの?好きなんでしょ?なら好きでいいじゃないかな?私からはお姉ちゃんはどうにかして気持ちを抑え込もうとしてるように見えるよ。なんで抑え込もうとしてるの?その程度の気持ちなの?」
フラン「………」
ハク「その気持ちは誰かを傷つけるものなの?そうじゃないでしょ?だったら自分の気持ちに素直なって良いと思う。」
フラン「………」
アリシア「お嬢様…確かに迷うことはあるかもしれません。ですが時には思い切ったことのほうが良くいくことがあるのですよ。お嬢様はどうなされたいのですか?素直な気持ちでお聞かせください。」
フラン「私は……」
アリス「一奴隷として差し出がましい事を申しますが、
私は竜人ですのであまり人間のことは分からないのですが、気持ちに素直になることでスッキリすると思います。」
ナズナ「私はご主人様の事が好きです。恐らく今後もご主人様の周りには、ご主人様のことが好きな女性が増えていくことでしょう。その時にお側にいられないのがとても嫌で努力しました。フラン様はその輪の中に入れず、外から見たときどう思われるでしょうか?一奴隷の戯言ですが…」
フラン「私は…私は……」
ハク「自分の気持ちを抑え込まないで!全部吐き出して!」
フラン「私は…シンが…好き…シンと一緒に居られないのは嫌だ!一緒にいるために戦えるようになったのに、共に人生を歩みたい!」
ハク「それでいいんだよ!お姉ちゃん!」
フラン「そうね…少し難しく考え込みすぎてたね…うん!私はシンのことが好き!この決意は揺らがない!」
アリシア「その調子ですお嬢様。」
フラン「皆ありがとう!今夜話してみる!」
アリシア「お嬢様の成功をお祈りしております。」
ハク「お姉ちゃん頑張って!」
アリス「頑張ってください!」
ナズナ「またこうしてお話出来ることをが楽しみにしております!」
フラン「うん!」
こうして決意を固めたフランはその後も女子会と称して、シンのカッコいいところや可愛いところ、好きなところ等を話していた
エリス(願いが成就すると良いですね。いつか私も………)
エリスはまだフランに存在を明かしていないため、話すことはなかったが、しっかりと応援していた
その後、夕食を済ませたあと、いつもより念入りにお風呂に入り気持ちを落ち着かせたあと、シンの部屋へと向かった
閲覧頂きありがとうございました!
次回も宜しくお願いします!
近親婚について
基本的に行き当たりばったりで書いていますが、ヒロインをどうするかにつきましては構想の時より決めていたことで、今回のお話につきましてもその時から概要はほとんど決まっておりました
世界が変われば常識も変わるということで大目に見ていただけると幸いです
作者はヒロインとして登場させたからには絶対に主人公と結ばれるように書くと決めております
なのでこのキャラヒロインぽいなと思ったら大体くっつきます




