表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
果てなき夢の旅路  作者: カミラ
新たなる世界
40/69

スタンピードの終幕

ゴブリンジェネラルとオークジェネラルとの戦いが終わり、戦局は最終局面へと向かう


シン「さぁどんな敵が出てきたのかな?」


ハク「どんな相手でも私達なら倒せちゃうけどね…」


アリス「早く終わらせたほうが、被害も少なく終わりそうですね。」


と話をしていると…


エリス「……………………?何か生体反応が近づいてきています。敵対反応ではありませんが、注意してください。」


シン「え?なんだろう?皆警戒はしておいて。」


エリス「あと………1分もかからずに到着します…生体反応を解析…………恐らくフェンリルかと思われます。」


シン「フェンリル?そういやどこに行ってたんだろう?」


そうこうしていると、フェンリルが砂を巻き上げながら走ってきた


フェンリル『すまない。少し遅くなった。』


シン「大丈夫だよ。でもどこにいたの?」


フェンリル『少しばかり本丸の偵察をしていたのだ。今回のスタンピードを率いているリーダーはオーガの亜種だ。』


シン「ほんと?!なら楽しめそう!」


フェンリル『オーガの亜種は周りにオーガを連れていたのだが、警戒されていて近づく事ができなかった。更にオーガ亜種であれば、お主達のいう尺度でSSランクになるだろう。奴らが街へと向かえば、抵抗できずに滅ぶであろう。』


シン「へぇ!SSランクか!戦いがいがありそう!よし!行こう!どこに居たの?」


フェンリル『森の奥に陣取っている。周りの取り巻きと本体を同時に相手取ると流石に我でも厳しい。お主達に任せてもよいか?』


シン「もちろん!でもまだ街の方にはいっぱい魔物が進行しているからそっちの方を頼んでもいい?」


フェンリル『無論。我も働かなければな。では早速行こうか!あとは頼んだぞ!』


そういうとフェンリルは雷光の如き速度で街の方へと向かって行った

その際そこらに居た魔物を挽き肉にしていた…

恐ろしや…


フェンリルがあっという間に見えなくなると、


シン「やっぱり速いね…でも頼もしい味方だ。よし!皆!早くオーガを倒しに行こう!」


アリシア「はい!」


ハク「よ〜し!全力で切り裂くぞ〜!」


ナズナ「昔はオーガなんて聞いただけでも恐ろしかったのに、今はこんなにも簡単に倒せるようになってしまって…いつの間にか常識が崩れてそうで怖いですね。」


アリス「ナズナ、諦めましょう。ご主人様は規格外なのですから。ついて行くのであれば私達も常識外になるのは当たり前です。」


ナズナ「それもそうですね。」


シン「そこまで規格外でもなくない?」


アリス「いえ、ご主人様は規格外も規格外です。」


シン「えぇ…まぁいいや。よし。行くよ!」


そう言ってシン一行はスタンピードの奥へと魔物を斬り捨てながらも駆けていった

駆け出してから数分もせずにエリスから報告が来た


エリス「マスター。ここから300m先です。ご注意を。」


シン「了解!ありがとう!皆!僕が亜種を倒すから取り巻きの殲滅をお願い!」


アリシア「承知しました!」


オーガ亜種達が見えてきた

陣取っていたのは少し開けた場所で、周りには多数の取り巻きであるオーガが居た

通常オーガは鬼のような顔に赤い体表の筋骨隆々な体をもつ魔物である

手に持つのは棍棒で、肩に担いでいる

魔物としてのランクはBであり、冒険者のBランクがパーティーを組んで戦う相手である

そして今回のスタンピードのリーダー格であるオーガ亜種は通常オーガよりも一回り身体が大きく、真っ黒な体表をしている

まるで黒鬼である

獲物はただの棍棒ではなく、金属製で棘がついており、相手を殺すことに特化している

魔物としてのランクはSSで国1つ滅ぼすことも可能である

そんなオーガ亜種を筆頭に通常オーガが少なくとも数十体居るこの光景は本来であれば絶望であるが…

ここに居るのは全員がSランクであり、実際の力はSSランク、下手をするとSSSランクであり、シンに至ってはZランクであってもおかしくはないのである

そのためシン達はネビュラのパーティーとしてレベリング相手としか見えていない


シン「お!あれだね!じゃあ皆安全第一で!怪我しないようにね!」


ハク「分かってるよお兄ちゃん!暴れるよ〜!」


アリシア「ご主人様もお気を付けて!」


アリス「こちらはすぐに終わらせます!」


ナズナ「本来は絶望の光景なんですけどね…」


シン達は二手に分かれ、駆け出していく

向かってくるものを見咎めたオーガ達は雄叫びを上げて、迎え撃つ


オーガ「ガァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」


ハク「どれだけ倒せるかな?!」


ハクは最初から全力で倒すために、紫電を纏い、コスミック・ルーを構えて突撃する

それを見たオーガ達は舐め腐った態度で、嘲るような笑みを浮かべて、構える

しかしハクは紫電を纏っており、肉眼で見える速度ではなくなっている

オーガはハクを見失い、周りをキョロキョロと探すが、その瞬間一体の首が飛んだ

首から上を無くした体は血を吹き出し、そのままドサッと地面に崩れ落ちる

それを見たオーガは戸惑いの声を上げる


オーガ「ガァ?」


ハク「どこ見てるのこっちだよ?」


ハクの声が聞こえたかと思えば、また一体今度は胴体が一閃され、内臓をぶち撒けながら息絶える


ようやっとオーガ達は相手が蹂躙者であることを理解し、棍棒を構える

しかしもう遅い


ハク「おっそ〜い!」


ハクは紫の軌跡を残しながら戦場を駆け抜け、すれ違うオーガをすべて一刀のもとに斬り伏せていく

オーガはなんとかハクに一撃を加えようとするが、何もできずに、ハクの一撃を受けて倒れ伏す


ハク「う〜ん…なんか物足りないけど、これ以上倒したら皆の分が無くなるし…よし!皆の手伝いに行こうかな!お兄ちゃんに褒めてもらうんだ!」


オーガは何処から斬られているかも分からないまま、死んでいくため、混乱状態にある

それを他の所で戦っていたアリシアが見て…


アリシア「あら、ハクちゃんも頑張ってますね。なら私もご主人様の為に頑張りましょうか!剣聖術〈聖火〉!」


アリシアはアルティマ・ソラスを構え、剣聖術を発動する

すると、蒼白い炎を纏い、ものすごい熱気を放っている


アリシア「さぁ、剣聖の力をお見せします!行きますよ!」


オーガは混乱状態にあるため、アリシアが攻撃しようとも連携を取れるはずがなく、斬り伏せられていく

斬られたオーガは蒼白い炎が燃え移り、骨まで燃やし尽くす

消そうとしてどれだけ転がろうとも決して消えることはない


アリシア「たくさん倒して、ご主人様に褒めてもらいましょう!そのための礎となってください!」


オーガ達はまともな連携が取れず、どんどんアリシアの攻撃によって数を減らしていく

何体かは冷静さを取り戻して、棍棒で殴りかかってくることもあったが、棍棒とアルティマ・ソラスが触れた瞬間に、炎が燃え移りすぐに燃え尽きて灰となる為、さほど労を要せず数を減らしていく


その他では…


ナズナ「昔でしたら私は何も為すすべなく蹂躙されてたかもしれませんが、今は違います!行きますよ!風の前の塵に同じ〈ダストブラスト〉!」


ナズナが魔法を発動すると、ナズナの前に大量の魔法陣が生成され、そこから巨大な真空刃がオーガへと無数に飛んでいく

オーガは魔法陣が生成されたことに対して、警戒感を顕にするが、真空刃であるため見えず、いつの間にか上半身と下半身が分かれている

それに気付いたオーガは棍棒で防御しようとするが、抵抗虚しく棍棒ごと切り裂かれて死に至る


ナズナ「ご主人様が向こうで戦っているのです!私も頑張らないと!そしてご主人様に、褒めてもらうのです!」


ナズナは魔法を随時発動し、オーガ達を殲滅していく

ナズナを倒そうと近づこうとするオーガもいるが、尽く切り裂かれて近づく前に血の海に倒れ伏す


その近くで戦うアリスは…


アリス「龍闘法 絶!ハァ!」


ドラゴニック・バスターを装着し、オーガをぶん殴って殲滅していた


アリス「やはり敵ではありませんね。ですが油断せず、最後まで倒し切ります!セイっ!ヤァ!」


こうして女性陣によってオーガ達は数分もせずに殲滅されていった


そして一方シンの方では…


オーガ亜種と対峙するシンはどうやって戦うかをエリスやエクスと話し合っていた

その間聖なる鎖〈セイクリッド・バインド〉で押さえつけているためオーガ亜種は動けない


シン「どうしよう…そのまま戦ってもすぐに倒せちゃうだろうし…」


エリス「魔法だけで戦ってみるのはいかがですか?」


エクス「それだと私の意味がないじゃないですか!」


シン「そうなんだよね…まぁ両方で戦えばいいか!よし!行こう!」


シンはセイクリッド・バインドを解除すると、憤怒の顔をしたオーガ亜種は雄叫びを上げて金棒を構え向かってく


オーガ亜種「グォォォォォォォォ!!!!!グォォォォォォォォ!!!!」


シン「さぁ、楽しい戦いをしよう!オーガ亜種…言いにくいし、黒オーガでいいや。行くよ!」


シンは黒オーガに対してエクスを構えて迎え撃つ


金棒とエクスがぶつかり合うと、その衝撃だけで、周りには衝撃波が飛び、木々が折れていく


シン「エクス大丈夫?」


エクス(大丈夫ですよ!)


シン「よし!」


黒オーガは小さな子どもに金棒を受け止められたことに対して驚きの声をあげる


黒オーガ「ガァァァァ?!」


シン「これじゃ僕は倒せないよ!もっと!」


黒オーガは1度後ろへ飛び退り、シンを睨む

すると何やら黒オーガの体表に赤と白の文様が浮かび上がる


シン「え?あれ何してるんだろう?」


エリス「あれは限界突破ですね。一定時間全ステータスが2倍になります。」


シン「いいね!かっこいい!後で僕も創ろうっと!」


黒オーガは文様を浮かべ、体から熱を放出するかのように煙を上げている

改めて金棒を構え、先程の倍の速度で肉薄してくる


シン「お!前より速い!」


そう言いながらシンはエクスを使い、余裕を持って防いでいく


シン「力もさっきより上がってるし、こちらもそろそろ攻撃したいね!水龍〈アクア・ドラゴン〉!」


シンの魔法で黒オーガの周りを水龍が回りだす


シン「いけ!」


シンの合図とともに、水龍が黒オーガに噛みつく

苦悶の声を上げて黒オーガは水龍を殴ろうとするが、水で出来ているため、体を通り抜けるだけで何も影響はない


シン「よし!今のうちに…エクス!いくよ!」


エクス(ようやっと出番ですね!張り切りますよ!)


シンはエクスを上段に構え、


シン「アリシア、少し借りるね!剣聖術 剣闘気〈オーラブレード〉!」


エクスが黄金のオーラを纏い、攻撃準備が整う


シン「これでおしまいだよ!ハァッ!!!!」


上段から振り下ろすと、真空の刃が黄金のオーラを纏い、黒オーガに飛んでいく

黒オーガは水龍に噛みつかれながらも何とか避けようとしたが、水龍は更に深く噛みつき、尻尾の部分を地面に突き刺し動けないようにした

そのため黒オーガは避けることは叶わず、更に激痛で金棒も落としていた為、何も抵抗することが出来ずに真っ二つに切り裂かれて絶命した


ついにスタンピードのリーダー格を倒すことができ、これで収束に向かうであろう



閲覧頂きありがとうございました!

次回も宜しくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ