2体の上位種と手慣らし
今回のスタンピードでは、最初の方はゴブリンが大群で街に向かって来ていた
その後ろにはオーク、アッシュウルフ、リザードマンと続き、冒険者達と領軍の連合とぶつかっている
シン達はそれよりも後ろのオーガ、アラクネといったようなランクとしてはBより上の魔物を対応し始める
シン「オーク達は他の人達に任せて、オーガより上の奴らを倒しに行こうか。でも、皆慣れてるからすぐに倒して、もっと強めの奴らを探そう。」
アリシア「了解しました。」
ハク「はぁーい!」
アリス「そうですね。」
ナズナ「分かりました!」
オーガ達と戦闘を開始するが、先日創った武器と防具の前ではBランクのオーガやアラクネでは傷1つつけられず、逆に一刀両断されてしまう
数分で近くの魔物は壊滅したがまだまだ奥から奥から魔物は這い出てくる
ナズナ「これぐらいは慣れましたね…あのレベリング地獄よりかはマシです…」
ナズナは遠い目をして懐かしむ
シン「そんなにキツかったかな?」
ナズナ「今でこそこんなに戦えるようになりましたが、あの時はレベルも低くて戦い方も知らなかったので、パワーレベリングでしたからね…何日も何日もレベリングのために戦ってたので、いつしか魔法も無詠唱で発動出来るようになりましたし…」
シン「ん?無詠唱?なんのこと?」
ナズナ「本来はむえいしy…」エリス「マスター!強大な敵性反応を確認!来ます!」
ナズナが何やら意味深な事を言おうとしていたが、
エリスによる報告によって遮られてしまった
シン「何が現れたのかな?」
エリス「反応からして恐らく、ゴブリンの上位種とオークの上位種が同時出現しました。」
シン「分かったよ。じゃあ早速試していこうかな!来い!神聖剣 エクスカリバー!」
シンの呼びかけに応じて、エクスカリバーがシンの手に握られる
エクスカリバー(マスター!ようやく私を使ってくれるんですね!)
シン「え?もしかして僕も聞こえるんだ?」
エクスカリバー(勿論です!私達の創造主ですから!)
シン「そうなんだ。エクスカリバー、これからよろしくね!」
エクスカリバー(私のことはエクスと呼んでください!)
シン「分かった!エクス!準備はいい?いくよ!」
こうしてシンはエクスを構えてゴブリンの上位種とオークの上位種へと向かって行く
エリス「個体を確認。照合…ゴブリンジェネラルとオークジェネラルと判明。」
シン「強いのかな?」
エリス「魔物のランクとしては、単体では両方Aランクとして分類されますが、群れでいる場合群れ全体がSランクとして認定されます。」
シン「へぇ…じゃあ申し分無さそうだね!」
シンは先ずはゴブリンジェネラルに狙いを定めて走っていく
ゴブリンジェネラルは向かってくるシンに気づいたのか、雄叫びを上げる
ゴブリンジェネラル「グギャァァァァァァ!!!!!」
その雄叫びを聞いた取り巻きのゴブリンがシンに向かって襲いかかってくる
シン「ちょっと数が多いし、減らそうか。エクス!」
エクス(はい!いつでも大丈夫です!)
シンはエクスに声をかけると大きく振りかぶる
シン「先ずは小手調べ!せいっ!!!」
シンがエクスを振り下ろすと、地面が割れた
シン「………え?」
裂けた地面の上に立っていたゴブリン達は皆割れ目に落ちていった
エクス(流石マスターですね!)
シン「何が起こったの…………?」
エリス「マスターの力が強すぎたのと、エクスが張り切り過ぎて、振り下ろした瞬間に真空の刃が発生して、地面を裂きました。」
シン「えぇ…嘘でしょ…」
エリス「本当の事です。ですがこのままだと戦闘に支障をきたす恐れがあるのですがどうなさいますか?」
シン「埋めたいけど何かあるかな?」
エリス「適合する魔法を検索………ありました。」
シン「お!じゃあそれで直そうか!」
エリス「分かりました。では魔法を代執行します。土魔法 地面操作〈アース・コントロール〉」
エリスが魔法を発動すると、地面が揺れ動き、割れ目が閉じるように地表が動いていく
すぐに割れ目が見えなくなった
シン「おぉ!これで戦いやすくなったね!」
エリス「もう少し力を抑えることを進言します。このままではいつか世界が崩壊しかねません。」
シン「確かに…否定できないね。」
エクス(マスター…?)
シン「おっと、今回は少し力を抑えて戦おうかな。エクスもまたいつか本気で戦える場所を用意するからね。」
エクス(分かりました!)
ここでご都合主義よろしく待っていたゴブリンジェネラルが混乱から復帰したのか、残った取り巻きのゴブリンと共に迫ってくる
シン「さっさと倒して、もう1体の方に行かないとね!」
エリス「現在オークジェネラルの方はアリシア達が対応しております。問題はないかと。」
シン「そう?でも早く終わらせることに越したことはないよね!」
そう言ってシンはエクスを握り直すと、ゴブリンを切り払っていく
右から薙ぎ払うとその剣圧で、数体のゴブリンが巻き込まれていく
エリス「いい感じに加減が出来ていますね。」
シン「これなら被害もなく戦えそう!」
そうして袈裟斬りや薙ぎ払いなどを繰り返すと、いつの間にか取り巻きのゴブリンは1体もいなくなっていた
そのことにゴブリンジェネラルは怒っているのか、雄叫びを挙げてシンに肉薄する
ゴブリンジェネラル「グギャァグギャァ!!!」
シン「怒ってるのかな?でもごめんね。敵対したからには倒さないと、僕たちの大切な人を守れないからね!」
そう言ってシンはゴブリンジェネラルが振り下ろした棍棒を受け止め、逆に押し返す
ゴブリンジェネラル「グギャァ?!」
シン「あんまり時間も掛けてられないし、一撃で決めるよ!エクス!」
エクス(はい!)
エクスをゴブリンジェネラルに向かって薙ぎ払うと同時に、魔法を発動すると、光の槍が現れる
シン「神聖なる槍〈セイクリッド・ランス〉!」
エクスによって切り裂かれたゴブリンジェネラルに光の槍が刺さり、オーバーキル状態となる
シン「やりすぎたかな…?でも慣れるためだし仕方ないよね!」
エクス(流石マスターです!)
エリス「はぁ………やり過ぎですが過ぎたことは仕方ないです。恐らくゴブリンジェネラルがここでいるということは、リーダー格は更に強いと思われます。気を引き締めていきましょう。」
シン「そうだね。じゃあそろそろ別の子に慣れようかな?」
エクス(まだ一緒に居たいです!)
シン「そう言われても……他の子にも慣れてないと……」
エクス(まだマスターは私に慣れきっていませんよね?だったら私を使ってもっと慣れてからのほうがいいと思います!)
シン「……………それもそうかな。今回はエクスを使うことにするよ。」
エクス(やったー!!!まだ一緒に戦えます!!)
こうしてシンがゴブリンジェネラルを倒している間、アリシア達はオークジェネラルと相対していた
アリシア「ふむ…オークジェネラルですか…丁度いいですね。私達で倒してしまいましょうか。」
ハク「こいつなら倒しがいあるかな?」
アリス「ナズナ?大丈夫ですか?」
ナズナ「大っきい…けど負けることは無さそう…?」
アリシア「では牽制攻撃と行きましょう。」
そういうとアリシアはアルティマ・ソラスを構えて、オークジェネラルへと肉薄する
アリシア「久しぶりに戦いますね。ですが私達なら苦戦せずに倒せるはずです。剣聖術 剣闘気〈オーラ・ブレイド〉!」
アリシアが剣聖術を発動し、アルティマ・ソラスに黄金のオーラを纏わせる
アリシア「はぁ!!!!」
アリシアが斬り掛かると、オークジェネラルは手に持つ粗悪な大剣を構えて受けようとするが、速攻で打ち破られ、右手を切り落とす
ハク「やっとお兄ちゃんから貰った武器の本領発揮が出来るね!やぁ!!!」
そこへハクがコスミック・ルーを構えて後ろから斬りかかると、左手を切り落としてしまう
ナズナ「私でも戦えるようになりました!たぁ!!!」
ナズナが火魔法で白狐に蒼炎を纏わせて、脚を切り、傷口に炎が燃え移り、肉を焦がす
アリス「最後はもらいました!」
倒れ込んだ所にアリスがドラゴニック・バスターを構えて、拳を叩き込む
アリス「龍闘法 滅!せいっ!!!!」
オークジェネラル「ブモォォォォォォォォォ!!!!!!」
オークジェネラルの腹に拳が突き刺さり、悲鳴をあげたオークジェネラルはそのまま絶命した
アリス「討伐完了ですね。」
アリシア「やはり苦戦はしませんでしたが、これからはもっと強い敵が出ると思われます。皆さん気を引き締めていきましょう!」
ナズナ「はい!」
ハク「あ!お兄ちゃんも終わってる!」
こうしてシン達はジェネラル級の2体を難なく討伐したが…
エリス「さらなる敵性反応を確認………これは…」
シン「エリス?どうしたの?」
エリス「この反応…恐らく亜種と思われます。それも通常種自体がランクが高い魔物ですね。対象の魔物以上の強さの反応はありません。恐らく今回のリーダー格はこの魔物でしょう。」
アリシア「亜種ですか?何でしょうね…」
シン「警戒しながらそいつを倒しに行こうか。こいつを倒せば、スタンピードも終わるし、頑張って倒そう!」
戦いは最終局面に移る…………
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