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果てなき夢の旅路  作者: カミラ
新たなる世界
37/69

スタンピードの準備

家に着くと、執事がいた


執事「お二方、ご主人様がお呼びでございます。」


フラン「分かったわ。」


2人は執事に連れられて、アレックスの元へと向かう

書斎の前へと着くと、


執事「ご主人様、お二方をお連れしました。」


アレックス「入ってくれ。」


シンとフランが入るとアレックスが切り出す


アレックス「今回のスタンピードは恐らく被害が多数出るだろう。そこで子供のお前に頼むのは心苦しいのだが、シンよ、力を貸してくれないか?お前の力は神の如き力であろう。領民を守るためにその力を使ってはくれないだろうか?」


シン「父上。それはもとより承知の上です。今回はフェンリルも力を貸してくれるそうです。アリエス達もとても強くなっていますので、共に戦おうと思います。」


アレックス「そうか…ありがとう。だが、お前たちはまだ子供だ。命を大切にしてくれ。そして…フラン。お前は今回は万が一に備えて、待機していてくれ。」


フラン「どうしてですか?!私も戦えますよ!」


アレックス「………フランよ流石に今回は許可できん。シンは自分で自分の身を守れるほどの力を持っている。シンも俺は行かせたくない。しかし俺は領主だ。領民を守るために使えるものは使わなければならない。確かにお前はたしかに戦えるだろうが、これから行く先は死地だ。一歩先は濃密な死が漂う場所だ。そんな所に愛娘を送ることはできん。これは分かってくれ…」


フラン「…………………………………分かりました。」


アレックス「何かあったときには頼むことがあるだろう。その時は頼む。」


シン「姉上。後ろは任せます。僕たちが返ってくる場所を守ってください。」


フラン「シン…分かったわ。頑張ってきてね!でもちゃんと無事に帰ってきてね…」


シン「もちろん!」


アレックス「そうだ!シンよ。今回のやつはシンのパーティーに指名依頼として依頼しようと思う。そうすれば、お前のパーティーの昇格を手伝えるだろう。」


シン「ありがとうございます!」


アレックス「先に話は通しておいた。この後にでも冒険者ギルドへ行って受領しておいてくれ。」


こうして着々と、スタンピードへと準備が進んでいった


シン達は冒険者ギルドへと向かうとギルドマスターに呼ばれた


ギルドマスター「よく来てくれたな。領主様から聞いているだろうが、今回は君たちに指名依頼が来ている。

ネビュラ………パーティーランクはAランクか…なら申し分なさそうだが…本当に子供たちで構成されているんだな…」


シン「なにか問題でも?」


ギルドマスター「いや?君たちの功績は疑ってはいない。剣聖姫や竜人、そして英雄がいるパーティーなんだ。Aランクなんかすぐに飛び越えてしまうだろうな。今回の指名依頼をクリアすると、全員がSランクに昇格出来るだろう。しかし命あっての物種だ。無理はしないでくれよ。」


シン「ありがとうございます。無事に帰ってきますよ。」


ギルドマスター「では指名依頼を受託する。頑張ってくれ。恐らく数日以内にスタンピードが発生する。準備を怠らないようにな。」


そうしてギルドで受託されたのを確認すると、一度家に戻り、準備を始める


シン「今回はネビュラとして初の指名依頼だ。気合い入れて頑張ろう。」


アリシア「恐らく過酷な任務になりますので、各自武器や防具の確認をしてください。」


シン「そうだ!防具を作ろう!でも時間がないからインナーだけかな?スタンピードが終わったら皆に外装も作ってあげるよ!」


その言葉に皆の目が輝く


ハク「やったー!お兄ちゃんの作ったものは何でも使いやすいし強いから大好き!」


シン「あ…でもインナーとなると、体の測定が必要になるね…皆それは嫌だろうし…」


ハク「ん?お兄ちゃん何を言ってるの?私はいいよ?」


アリシア「私も婚約者ですので大丈夫です。」


アリス「私もご主人様の奴隷ですので、見てもらっても大丈夫です!」


ナズナ「ご主人様でしたら…!」


なんと全員がOKをだした


シン「えぇ……ほんとにいいの?」


アリシア達「もちろん!」


シン「そうかぁ…じゃあ創ろうと思うけど何でしようかな?」


アリス「でしたらこの前取った上級竜の皮でよろしいのではないですか?」


シン「それいいね!」


それはつい最近のこと…


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


シン「そういやアリス、君のことをお父さんたちは探してるのかな?」


アリス「恐らく竜たちを使って探してはいると思いますが…」


シン「帰りたい?」


アリス「いつかは挨拶に行きたいとは思っていますが、特に今帰りたいとは思っていませんね。」


シン「そっか。じゃあこれからもよろしくね!」


アリス「はい!」


とこんな会話をした次の日にクエストをしていると…


???『グギャァァァァァァァァァァァ!!!!!!』


シン「ん?何の声だろう?」


アリス「この声は恐らく竜ですね。」


シン「ということはアリスを探しに来たのかな?」


アリス「かもしれませんね…」


ハク「え?!アリスお姉ちゃん帰っちゃうの?!」


ナズナ「え?!行かないで!」


アリス「大丈夫ですよ。私の帰る場所はアストラ家ですからね。」


ハク「良かった…」


ナズナ「まだ一緒に居られる?」


アリス「そうですよ。」


こんな会話をしていると、


エリス「マスター。この声は上級竜と思われます。こちらに反応が近づいてきています。戦闘準備を。」


シン「まぁまぁ。もしかしたらアリスを探しに来たのかもかもしれないからね。」


エリス「この速度ですと5分程度で接敵します。」


シン「話してみれば分かってくれるかなぁ?闘うことになったらどうしよう?」


アリス「私の里にいた子でなければ殺してもいいですよ?里の子だと命だけは助けてほしいですが…ご主人様に牙を向けたのであれば、それは大罪ですから殺されても仕方ないです。」


シン「それならまぁ…」


それから数分後…


エリス「マスター!反応が直上!来ました!」


上級竜「グギャァァァァァァァァァァ!!!!」


上級竜が現れ、こちらを発見したのか着陸する


シン「アリス?あれは君の所の子?」


アリス「いえ…見たことはありませんね…ですが私が出ていった後に来たのかもしれません。ちょっと話してみましょうか。」


アリス「そこの竜よ!お前はどこから来たのですか!」


上級竜『む?なんだ矮小なるものよ。我に対して頭が高いではないか。」


アリス「頭が高いことは詫びます。アリスの名に聞き覚えは?」


上級竜『アリス?そんな名など知らん。我が覚えておらぬということは矮小なる存在であったのだろうな!』


アリス「とのことですが…」


シン「へぇ…僕の家族のことを矮小なる存在呼びするんだね…」


アリス「私の名に反応しないということは恐らく違う里の子か野良でしょう。討伐して素材にしましょうか。」


シン「よし、じゃあ恐怖を見せてあげよう。」


そういうとシンは武器を取り出した


上級竜『む?なんだ矮小なる存在よ。我に挑もうというのか?そのような小さな体躯で?片腹痛いわ!!捻り潰してやる!ハァッハハハハハ!』


シン「僕の家族を矮小なる存在呼ばわりしたことを後悔して死ね。」


上級竜が尻尾をシンに向かって振り抜くが、シンは跳び上がり、躱す際に尻尾を切り刻む


上級竜『なぁ?!なぜ我の尻尾が斬られている?!』


シン「どうしたの?そんな程度で威張ってたの?」


上級竜『クッ!この程度でつけあがるなよ!』


上級竜がシンに肉薄し、太い腕を振りかざし爪を使ってシンに攻撃する

しかしシンには効かない

シンは短距離移動〈ショートワープ〉を発動し、後ろに回り込む

シンが雷撃〈ボルトレイジ〉を発動し、上級竜に向かって雷光が飛んでいく


上級竜『ギャァァァァァァァァァ!!!!なぜだ!何故当たらぬ!このような矮小なる存在の攻撃を喰らうなど!ありえぬ…ありえぬぞ!』


シン「矮小なる存在矮小なる存在って…そんな存在のやつよ攻撃に当たってる時点で、どっちが矮小なのかな?」


上級竜『許さぬぞ……我をコケにしたこと公開させてやる!』


すると上級竜が空へと飛び上がり、何やら口に魔力を貯めだす


エリス「マスター。上級竜の口部分に魔力反応あり。恐らくブレスかと思われます。」


シン「分かったよ。あれをぶち破って倒そうか。」


上級竜『フッフッフッ…我が必殺の技を喰らえ!そして我に楯突いたこと公開来て死ね!!!』


上級竜がブレスを発射してくる

大量の熱量を内包したブレスが、シン達に向かって飛んでくる


アリス「ご主人様!危ないです!」


シン「大丈夫大丈夫。まぁ見てて。」


上級竜『ハァッハハハハハハハ!!!これで終わりだぁ!!!!』


シンは魔法を発動する


シン「ブレスか…じゃあこちらも…雷龍〈ドラゴニック・ボルト〉!」


シンが魔法を発動すると、魔法陣が現れてその中から雷でできた龍が上級竜のブレスに正対する

ブレスと雷龍がぶつかると爆発音がした

一瞬の均衡のあと、雷龍がブレスを打ち破り、上級竜に向かって飛んでいく


上級竜『なぁ?!なぜだありえぬ!ありえぬぞぉぉぉ!ギャァァァァァァ!!!!!』


上級竜が雷龍に飲み込まれる

閃光が辺りを包むが、すぐに収まり見えるようになった

すると焦げた上級竜が落ちてきた


上級竜『グッ…………我が負けるなどありえぬ………』


シン「そうやって見下しているからこそ負けるんだよ。」


アリス「そうですね。そこの竜よ。お前が敵う相手ではないのですよ。この方は龍神の私が仕える方なのですから。」


上級竜『なぁっ?!まさか…そんな…』


シン「僕の家族を見下したやつは許さない。」


シンは上級竜に近づいていく

上級竜は暴れるが雷龍のダメージが大きいのか上手く動けていない


上級竜『来るなぁ!!!来ないでくれぇ!!!』


シン「来世では見下さずににちゃんと相手のことを見ようね。」


そう言ってシンは剣を上級竜の首に向かって振り下ろす

切れ味が良いため、抵抗もなく首を切り落とす


上級竜の意識は龍神の娘に楯突いたこと、そして矮小な存在と見下したことを後悔して、永遠の暗闇へと落ちていった


アリス「では素材を剥ぎ取ってしまいましょうか。と言っても竜は全身が素材として使えますし、高価なものもあるので、儲けましたね。」


エリス「上級竜であれば、魔石も大きいはずです。取り出しておいて、なにかに使うのもありかと思われます。」


シン「そうなんだ。じゃあ魔石を取り出そうか。」


アリス「魔石ですね?魔石は心臓の部分にあると思われます。ここですね。」


シン「ここだね?えいっ!」


シンが心臓部に剣を入れて切り開けると、中から大きな魔石が出てきた

大きさはメロン程で、沢山の魔力を感じる


アリス「上級竜でしたらこんなもんですね。」


シン「もっと強いやつだと、これよりも大きいの?」


アリス「そうですね…古代竜ぐらいまでいくとバスケットボールぐらいまで大きくなりますし、私のような龍神であれば大きさは計り知れませんね。」


シン「いやいや!家族を素材として扱うわけ無いでしょ!」


エリス「成龍でしたら大きめのスイカ程にまで成長しますね。」


シン「まぁ会うことはそうそう無いだろうし気にしなくていいや。」


そうして魔石、皮、鱗、牙といったこの世界では希少な素材が手に入った


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



シン「皮に鱗を合成して硬度も上げて、なおかつ伸縮性に富んでいるものにしようかな。付与も勿論するし。じゃあ皆、サイズを聴いてもいい?」


ということで各人のスリーサイズ等をシンは赤面しながら聞き、記録していく


シン「コホン…じゃあ創っていこうか。エリス!補助宜しく!」


エリス「了解しました。」


シン「それじゃあいくよ!〈創造〉!〉


エリス「補助開始。」


シン「創造物の決定……インナーをイメージ……性能の決定……外見…………想像を固定……完了…」


エリス「今回は詠唱は必要ありませんね。」


シン「オッケー。じゃあ完成だ!」


すると魔法陣から黒い色のインナーが出てきた


シン「よし、見た目は大丈夫そう…性能は?〈鑑定〉!」


竜の羽衣


上級竜の皮に上級竜の鱗の粉末を混ぜ込んでおり、大抵の攻撃であれば通さないほどの硬さと柔軟さを兼ね備えている。楽人のサイズに合わせて制作されているため、他の人が着ることは出来ない


付与魔法

物理耐性

魔法耐性

汚染耐性

状態異常耐性

魔法伝導効率増加



シン「よし、付与も問題なさそう!」


アリエス「これは…やり過ぎでは?」


シン「ん?大切な人達に傷ついて欲しくないからね。僕がやれるだけのことで皆んなを守るんだ。」


それを聞いた皆は顔を赤らめながら口々にシンに対してお礼を言う


その後シンは女性陣が着替えている間は外に出て、回復薬などの消耗品の確認をしながら待っていると、着替え終わった女性陣がシンを呼ぶ


シン「着心地はどう?違和感はない?」


アリエス「私は違和感は無いですね。とても動きやすいです。」


ハク「これすっごい着心地いいよ!」


アリス「ご主人様の優しさが感じられます。」


ナズナ「すっごい固くて守られてる感じがします。」


シン「なら良かった。これを着てスタンピードを対処するよ。それにもっといい素材が手に入ったらその都度強化もしようと思ってるからそのつもりでね。」


アリエス「まだ強くなるのですか…」


そうしてシンたちは着々と準備を進めていく…

そして迎えた次の日、とうとうスタンピードが始まる



閲覧頂きありがとうございました!

次回も宜しくお願いします!

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