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果てなき夢の旅路  作者: カミラ
新たなる世界
25/69

新たな家とお誘い

懇談会が終わって数日後、王城から使者が来た


アリシア「ご主人様、王城から使者がいらっしゃいました。」


シン「分かった、行くよ。」


使者のもとへと行くと、


使者「シン・アストラ男爵様でいらっしゃいますね?初めまして。今回宰相閣下から屋敷のご案内を仰せつかったヒラと申します。宜しくお願いします。」


シン「ヒラさんですね。宜しくお願いします。」


ヒラ「早速ではありますが屋敷へご案内させて頂いてもよろしいでしょうか?」


シン「用事もないですし、大丈夫です。」


ヒラ「分かりました。では馬車にお乗り頂ければ、お付の方もどうぞ。」


そう言ってヒラは馬車の御者席に乗り込んだ

シンとアリシアは馬車に乗り込んだ


ヒラ「では、出発します。」


その言葉とともに馬車はゆっくりと動き出した


シン「どこに屋敷をくれたんだろうね?」


アリシア「どうなのでしょうか?」


シン「どうせなら学園に通うことになるんだから近いといいな。」


そんな他愛もない話をしていると10分もかからずに馬車は停止した


ヒラ「着きました。ご案内しますのでこちらへどうぞ。」


シンとアリシアは馬車を降りて、屋敷を見る

屋敷は王都の中でも大きい方で、カルミナ家よりは少し小さいが、庭園や、きちんとした門があるなど貴族の屋敷としての体裁は保たれている


ヒラ「この屋敷は、歴代王家がお忍びで城下に降りる際に使用されたお屋敷だそうで、生活に必要な基本的なものは全部揃っているそうです。では中をご案内しますね。」


そう言ってヒラは門を開けて中へとシンを案内していく


玄関に着き鍵を開けて中に入ると、そこはホールであった

中はきちんと清掃されているのかホコリなどは感じられない

調度品もきちんと整備されており、華美ではなく屋敷の雰囲気にマッチしている

キッチンにいくと魔石で使用するコンロがあった

お風呂は広めでこれも魔石を使って、水を温めて使うものだった

トイレは水洗式ではあるがやはり現代の地球と比べると衛生的には良くなく、シンはここを改造することを心の中で決めた

その他にも1階には恐らくパーティなどに使う大きな部屋があったり、従業員の部屋があったりしたが割愛する

2階には書斎や寝室があり、バルコニーもあった


シン「うん!ここなら過ごしそうだね!」


アリシア「適度な広さですので、数名人を雇う必要はありそうですが、管理はしやすそうです。」


ヒラ「お気に召して頂けたようで何よりです。必要な人員については陛下の方でもご用意できるとのことでしたがどうなさいましょうか?」


シン「う〜ん…そうだね…僕に考えがあるから料理人と庭師、門番、あと家令位を用意してもらえれば大丈夫だよ!メイドはこっちで集めるから!」


ヒラ「分かりました。陛下にそのようにお伝えしておきます。今後何か気になることがありましたら、宰相閣下にお聞きくだされば大丈夫だとは思いますのでそちらにお願いします。ではこちらがここの鍵になります。」


そう言ってヒラが鍵と紙を渡してくる


シン「この紙は何でしょうか?」


ヒラ「これは王女殿下からシン様にお渡しくださいと申し使っております。」


シン「分かりました。案内ありがとうございました。」


ヒラ「いえいえ、これも仕事ですので。」


その後、カルミナ邸に到着すると、ヒラは馬車に乗り、王城へと帰っていった


シンがヒラから受け取ったイリスからの手紙を開けてみると


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


親愛なるシン様へ


先日は贈り物をいただき、ありがとうございました。

ここ数日は寝る前にシャルと念話を使ってお話しすることが日課となりました。

それで、お礼にお茶会に招待したいのですが、どうでしょうか?

出来ればアリシア様とハクちゃんもお連れしてしていただけると嬉しいです。

日時は明後日です。何卒宜しくお願いします。


婚約者 アルスラーン王国第1王女イリス・ド・アルスラーン


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


中身はお茶会のお誘いであった

さらにアリシアとハクも連れてきてほしいとのことだった

父達は1週間後に帰る事になっており、先日ミリアのところにマリアンヌからお茶会のお誘いも来ていたこともあり、婚約者同士で中を深めるのもいいだろうということでお誘いを受けることにした


返事を書き、メイドが王城に届けてくれた


そして数日後に、何故かミリアと王城に向かっていた


シン「………母上…?何故僕は連れて行かれているのでしょうか?」


ミリア「だってどうせ一緒のところへ向かうのだし、いいじゃないかしら?」


シン「それもそうですが…」


なんとマリアンヌとイリスのお茶会は同日で行われるということが判明し、さらに合同で行うということで一緒に向かっていた


そこで先日の懇談会の後の集まりで王妃のマリアンヌと公爵夫人のメリッサ、そして伯爵夫人のミリアが仲良く話していたことを思い出した

ついでにそのことを尋ねることにした


シン「そういや母上?何故母上は王妃様とメリッサ様とあんなにも仲良くしていたのでしょうか?昔からのお知り合いで?」


ミリア「う〜ん…まぁそうなんだけどね…?少し他に聞かれると不味いのだけど…」


ミリアはチラッとシンの横を見る

その目は横に座るアリシアとハクを捉える

今回はアリシアはシンの婚約者として来ているため、いつものメイド服ではなく、ちゃんとドレスを着ておめかしもしている

ハクはいつも通りシンにくっついているが、ちゃんと外行きようにおしゃれしている


シン「2人共ボクの婚約者ですし、秘密は絶対に漏らさないはずですよ。」


ミリア「それもそうね。貴方にもそして貴方の婚約者にも関係することが将来あるかもしれないし、共有しておきましょうか。」


シン「では御者には漏れないようにしましょうか。消音領域〈サイレントエリア〉!」


シンが魔法を唱えると透明なベールが馬車の中に広がった


シン「これで外には聞こえませんよ。」


ミリア「なら貴方にだけ話すわね。これは秘密よ?王妃様…いえマリアンヌとは昔から知り合いだったのだけれど、出会いが少し特殊でね?

昔、まだ私がアレックスと結婚する前に王都から実家へと帰省していた時なんだけど、魔物に襲われちゃったの。

護衛が奮闘してくれてたんだけど少し旗色が悪くてね。でもそこへ現れたのがマリアンヌだったのよ。

あの人は侯爵家の出身なんだけど、家に隠れて冒険者してたみたい。それで助けてもらって、その時に仲良くなってね?今に至るの。

メリッサは別の時にマリアンヌが救ってた人みたいで同じ境遇だったから仲良くなっちゃった。今は各自、家族がいるし、身分も王妃と公爵夫人と伯爵夫人だから、公の場ではちゃんとしなきゃだけど、時々お茶会で集まってお話してるのよ。

因みにこのことはアレックスも知らないし、恐らく陛下も公爵も知らないことだから出来る限り秘密にしてね。」


シンは驚愕した


5歳児には少し重い秘密を知ってしまったため、シンは考えることを辞めた


そんな話をしていると、王城についた


アリシアとハクの手を取り降りると、執事のセバスが居た


セバス「ようこそお越しくださいました。皆様はこちらでお待ちです。ご案内いたします。」


セバスについていくと、王城の奥の方へ入っていく


すると1つの部屋につく

セバスがノックし、


セバス「カルミナ婦人様方がご到着なされました。」


というと、


マリアンヌ「入りなさい。」


中から返事が帰って来る

扉を開けるとそこには王妃のマリアンヌ、王女のイリス、公爵夫人のメリッサ、公爵令嬢のシャルロッテがいた


マリアンヌ「全員揃ったわね。ではお茶会を始めましょうか。」


こうして婚約者とその母親たちが参加するお茶会が幕を開けた


マリアンヌ「招待に応じてくれてありがとうね。この場では無礼講だから気にしなくてもいいわ。」


のほほんと始まったお茶会だが、少し雑談するとアリシアに話の矛先が向いた


イリス「アリシア様ですね?初めまして。私はイリス・ド・アルスラーンと申します。貴方と同じくシン様の婚約者です。仲良くして頂けると幸いです。」


シャル「私は、イシュダル家公爵家のシャルロッテ・イシュダルです。同じくシン君の婚約者です。仲良くしてね!」


アリシア「私はアリシアと申します。年齢は10歳でシン様が生まれた時からカルミナ家でメイドをしており、そしてシン様の専属メイド兼婚約者です。昔は冒険者をしており、Sランクでした。」


初めて顔を合わせる婚約者同士が自己紹介をし合う中、

マリアンヌはアリシアの冒険者という所に少し反応した


因みにこの世界では10歳ぐらいから子供たちは大人の手伝いや働きに出始める

しかし学園に行く人は3年後の13歳からになるため、個人差がある

冒険者は何歳からでも登録でき、アリシアは獣人でさらに剣の腕もあったらしく、8歳で登録したのだが、2年でSランクにまで上り詰め、当時史上最年少でのSランクと有名になった

その腕を見込んでシンの護衛にするためにアレックスが頼み込み、カルミナのメイドとなった過去がある


自己紹介後、婚約者達は馴れ初めを話し合っていた


イリス「私は盗賊に襲われている所にシン様が颯爽といらっしゃって一気に盗賊を制圧し、回復やアイテムボックスなどの規格外の力を持ちながら優しく、惚れてしまいました。///」


シャル「私もイリスと同じだね。あの時はかっこよかったなぁ…///」


ハク「私はお父さんとお兄ちゃんが戦って勝つほどの力と、そして名前をくれて進化させてもらったし、美味しいご飯と、あったかい寝床、何よりもお兄ちゃんの側にいるとあったかいんだ!お兄ちゃんの全てが大好きなんだ!」


そんな風に少女たちが想いを話して、アリシアの番になる


シン「よく考えたらアリシアがどうして僕のことを好きになってくれたのか聞いたことなかったね。」


アリシア「私は昔から自分よりも強い人を探していました。そのため冒険者になりましたが、Sランクになる頃には殆ど私よりも弱かったので、途方に暮れていました。その際にアレックス様から子供の護衛をしてくれと依頼を受けましたので受けてみると、膨大な魔力が流れているのが分かり、この人は強くなるという確信がありました。

その後、成長するにつれてカッコよく育っていましたが、その時はまだ恋心は自覚していませんでした。

自覚したのはハクちゃんのお父様とシン様が戦ったときですね。あの時は、初めて神獣の姿を見て、強大な力の前に心が折れそうになりました。

私はシン様の護衛なのに無事逃がせるのだろうかと考えましたが、そんなことは杞憂でした。

フェンリル様を圧倒する戦いをしながらも私を守るための防御シールドを展開し、被害が及ばないようにするその余裕さと強さ、それを見た瞬間に胸が高鳴りました。探していた人が見つかったと、この人になら仕えたいと考えました。

最初はお側に仕えるだけにしようかと思っていましたが、婚約したと話を聞いた時に感情が抑えきれず、つい想いを伝えてしまいました。

そして受け入れていただき、婚約者となれました。

私は婚約者ではありますが、専属メイドでもあります。今後も公私ともにお側にお仕えするつもりです。」


アリシアの想いを聞いてイリスが、


イリス「アリシア様の想いはよく分かります!私達もこれからもシン様と共に歩むつもりですので、アリシア様も一緒にシン様を支えましょう!」


とアリシアに言い、アリシアも


アリシア「同じ婚約者として認めていただいてありがとうございます!。これからも精一杯お仕えさせていただきます!」


と無事婚約者の顔合わせが終わった

まだまだお茶会は続く…………

閲覧頂きありがとうございました!

次回も宜しくお願いします!


お茶会のやり方が分からないのですっごく想像となりましたことをお詫び申し上げます

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