第一話 冒険の始まり
初めての投稿です。文章めちゃくちゃなので至る点がありましたらコメントください。
第一話
「くそ…ここまで来たのに!!もう持たないぞ!」
「ここまでか…」
「族長!どうしますか!!」
「よし皆の者聞け!今から我らの作り上げた希望の種をマフィンに託す!我が七賢よ!ここに集まれ!!」
族長マルスが叫ぶと目の前に最も信頼してそれで家族のように慕っていた七人通称七賢が現れた。
「七賢よワシの話は聞いていたな。
これより全魔力をマフィンに注ぎ、我が一族の希望の種をこの島から脱出させる!」
「「御意!!」」
「…すまんな七賢、そして我が民達よ。ワシが愚かなあまりこのような結末になってしまって…」
「何を言いますか族長!族長がいたから我らは生きてこれたのです!」
七賢の一人が叫ぶ。それに続いて民達が叫ぶ。
「そうです!私はこの一族に生まれて本当に良かったです!」
「俺もです!」
皆涙を流しながら、それでも笑って幸せそうな表情をしていた。
「ワシも皆と出会えて本当に良かった!そしてこんなワシについて来てくれて感謝する!それでは七賢!最後の仕事だ!」
「「御意!」」
そうして七賢とマルスはあるだけの魔力をマフィンいや正確にはマフィンに託した希望、希望のタネに込め始め、一人また一人と魔力切れにより倒れていきそして
「後は頼んだぞ我が相棒…」
というマルスの言葉を最後に気づけばマフィンは森の中にある小さな家にいた。
そしてすぐさま未完成な希望の種の作成に取り掛かり、数か月後それはようやく完成し起動準備に入った。
「…起動。」
「…システム構築、魔力残量、耐久度、オールグリーン」
「…術式展開…座標確認…補正開始…終了…召喚成功…肉体再構築開始…最適化成功…処理終了」
解析が終わるととてつもない光がその種を包み込み、この森の中にはふさわしくない機械音のような声が響き渡る、そして光の中から高校生くらいの男が姿を現した。
「ん、ここは?森の中??」
少年が困惑する中、機械音が響き渡る。
「…成功したか。」
少年は突如聞こえた得体のしれない声に驚きあたりを見渡す。すると何やら浮いている黒くて丸い球体のような物体が目に入った。
「い、今お前がしゃべったのか?」
「・・・・いかにも。私はマフィン、正式名称は自立型戦闘サポートシステムといい主に戦闘面での
サポートを目的として作られた。」
「俺を殺そうとかじゃないよね?」
「・・・安心しろ、俺はお前をサポートするためにいるんだ」
「一様大丈夫そうかな、俺は花山賢太って言うんだ。でこの状況説明とかしてくれるかなマフィン・・さん?」
「私のことは呼び捨てでいい」
「わかったよ。じゃあ説明よろしくマフィン」
「・・・・あぁ、わたしがしっていることをすべて話そう。まずはこの世界のことからだな。」
そう言って知っていっるこの世界のことを賢太に伝えた。
この世界はエクリースと呼ばれている。そしてこの世界は一つの大きな大陸が基盤となっていて、
このエクリースでは人種と言われるもの達が7割で残りの3割は亜人種と言われる多種多様な物達が住んでいる。
そして今、賢太たちがいる森は大陸の南東側にあり、多くの亜人達が暮らしていることから亜人の森と言われていて、このエクリースては最大級の森である。
またこの大陸では殆どが人間の領地であり、たくさんの国々が領土をめぐっては戦争などをしていて平和とは程遠い世界である。
「なるほどね~何となく把握した。」
「・・そうかこれでお前がなぜ召喚されたか話ができる。まずお前を召喚したのは光一族と言う人間たちだ。私のことも光一族が作り上げたものだ。まず光一族の話をしよう。この一族は遥か昔から存在していてとある島国にすんでいた。
「ん?島国?」
「・・・そうだ。確かにこの世界は一枚の大きな大陸でなっているがそのまわりいくつか島があってその中の光源島というところに住んでいた。光一族はとても知能が高く技術や魔術様々な分野で3・4世紀は先をいっていた。しかも戦闘面でもずば抜けていて、一説には昔に亜人をまとめあげたともいわれている伝説の一族だ。でも光一族は鎖国制度をとっており、しかも島の場所が亜人の森のほうだということもあり外とのつながりが全くなかった。なぜ鎖国制度をとっていたかは不明で他にもいくつかあって謎がいくつもある一族でもある。
そんなある日、大陸の人間たちが島に向かって攻撃をしてきた。理由はわからないしかし光一族は圧倒的武力でその大陸側の者たちを叩き潰し撃退することができた。でもそのリーダー格が最後に妙なことを言い放った。
「また近いうちに本体がきてこの島の住民どもを皆殺しにするだろう」と言い放ち撤退していった。
それを聞き、光一族の族長マルスはすぐさま対抗する準備をはじめた。」
「え?圧倒的なら大丈夫じゃね?」
「・・・いやいくら圧倒的でも数の力にこの力は限界がある。それを知っていたマルスはすぐさま一族が持てるすべての力を終結させ希望の種の製作に取り掛かったが少し時間が足りなかった。完成まじかに大陸の連中は攻めてきて間に合わないとふんだマルスが私と希望の種をこの大陸へと逃がしたのだ。そしてほどなく一族は滅んだ。」
「・・・・・その希望の種っていうのは俺を呼ぶための装置だったのか。」
「・・・そうだ。」
そのあとも賢太がいくつか質問などをして時間が過ぎていき・・・
「じゃあ最後の質問、俺は結局その一族の復讐をしなくちゃいけないってこと?」
「・・・いや、してもしなくてもいい。」
「そうなの!?」
「・・・あぁそのようには言われてない・・」
「そのようにってことは他に何か言われてるんだね。」
「・・・あぁ一つだけ言われたことがある。それは・・・亜人達とも仲良してほしいといわれた。」
「え?それだけ?」
「・・・それだけだ」
「んーどうゆう意味かちょっと分からないけど、まあいいかまずは落ち着いてお互いの
情報交換とかからしようぜ。お前のことまだわからないし、マフィンも俺のこと詳しく知っときただろ。」
「・・・そうだな」
こうして近くの古屋で話すことになった。