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転生者だったら、どう生きたいですか?  作者: カネダ・ルガ・タカミツ
3/12

前世について。

魔術で主人公は自分の前世を見ることになります。

うだるような暑さの中私は涼を求めショッピングセンターにいた。フードコートで水をい一杯飲み一呼吸すると、周りには年端もいかない少女が遊んでいた。私はつい見惚れてしまい、その子についていくことにした。

偶然にも自宅から300メートル圏内に彼女は住んでおり、しばらくは癒やしとして見守っていた。

そんなある日。コンビニでおにぎりを買いに行く時、公園で彼女がうつむいている所を見かけた。

とっさにどうしたのと聞くと、

「友達と喧嘩しちゃった。楽しくない。」

と彼女は半べそをかきなら話してくれた。

「お兄さん。このへんの人なんでしょ。暇だから遊んでよ。」

絶好のチャンスと思った。この子が良いと。

言葉巧みに彼女を自宅に招き入れることに成功した。

手に忍ばせておいた睡眠剤の染み込ませたハンカチを彼女の口に当て眠らせることにした。しかし想像と上手く行かず、結局はテレビゲームをして過ごす。

そんな感じで彼女とは少しづつ仲が良くなっていった。

数回遊んだそんなある日。いつもと同じように彼女と楽しく遊んでいた。すると突然に用もなく家のチャイムが鳴る。

「警察のものですが、最近そちらに少女が出入りしていると通報がありまして・・・」

一瞬背筋が凍った。別に悪いことをしているつもりはないがものすごい嫌悪感が私を襲った。

事の経緯を警察に話すと、案外納得してもらい事なきを得た。

ホッと胸をなでおろしてたその時。彼女が家を物色していて一つの小瓶を見つけた。

「睡眠剤」と書かれたその小瓶を見つけられた私は、とっさに彼女を引き剥がしてしまう。ガンッと大きな音が鳴った。運悪く彼女は本棚の角に強く打ってしまう。彼女は気を失い後頭部からは今まで見たことのない量の血が流れてきた。とっさに手当をしたが間に合わなかった。彼女は死んでしまった。本来なら救急や警察を呼ぶべきだが、別思考で物事が動いた。どこかに隠そうかと私は思った。

浴室に彼女を持っていき、部屋にある血痕を拭き取った。ネットで調べ、オキシドールの分解作用も薬局で買って試した。見た目はなんとか綺麗になった気がした。

次に血抜きが終わり。硬直する手前。彼女との思い出を残したかった。一番手っ取り早かったのが、「足首」だった。彼女の足はすごくきれいに見えた。そんな単純な理由だった。ばらばらになった彼女の足首を通販で買ったホルマリンとエタノールで液浸標本にした。余ったパーツはホームセンターで買った破砕機で粉々にした。破片になった彼女はもう用がないので、適当に海に撒いた。

一通り終わると私はものすごい充実感を味わった。彼女との記憶は標本にしてあるので、永遠に離れない。多分彼女もそう思ってるはずだ。

そうやって幾人の彼女を標本にしていた。

14人目の彼女の標本を画策している最中に急に倒れてしまった。うっかり睡眠剤の瓶を開けてたままにしていて、帰化した眠剤で気絶してしまった。

目を覚ますと私は病院の一室で目を覚ます。周りには強面の男が数人おり私にこう言った。

「目が覚めたかい?突然だけどこの紙見て。」

言われた通りに紙を見ると、「逮捕状」と書かれていた。

「殺人の容疑で逮捕します。動けますか?」彼らは警察だった。

見つかったかと思い私は観念し、お縄についた。

事の次第をすべて話し、トントン拍子で地裁での判決が決まった。

「被告を死刑に処す。犯行は計画的残忍で反省の余地がない。」

私はその場で判決をそろそろ彼女たちのところに行きたかったという理由で受け入れた。

案外と死刑に時間が掛かった。約5年といったところか。最後の晩餐はうな重と梅干しを頼んだ。死ぬんだから食べ合わせが悪いものを一度は味わておきたかったからだ。退位した感想もなく、絞首台に登る。台が落ち意識が飛ぶ。

こんな一生が私の脳内を駆け巡った。立ち会いしていた先生も見ていたらしく、私の前世は13人の少女を殺めた殺人鬼というのに気づいた。殺人に躊躇いもないのも頷けた。だが私は転生者としての使命は分からないまま、術は終わってしまう。

「使命はまだ見つかってないようだね。なら次は先生の言う通りにするんだ。」

そう言うと、先生は地図を一枚出す。

「純粋なエルフの子供の肉体がほしい。生死は問わない。後始末は先生がするので。」

と言われた。

初の家賃を稼ぐことになる。


わかりにくい点もあると思いますが、よろしくおねがいします。

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