初任務はいつもの
先生の殺害に成功し、魔術師協会本部に主人公は向かう。
協会は主人公に汚れ仕事を初任務として指示した。
魔術師協会の本部に着いた。着くまでの馬車の中私は先生の前世を反芻していた。
初めて殺めた彼女がまさか先生だなんて思わなかった。前世で唯一私に優しく接してくれた人。この世界に行くきっかけになった人物。先生は自身の前世の記憶を保持していたのだろうか。記憶操作が専門の先生だ。自身の前世も理解していたはずだ。なおさら私の前世を見たとき殺意が湧いたに違いない。なぜ生かしておいたのだろう?
そんな事を反芻しているうちに本部に着いた。
本部の一室に案内される。広さは一般的な応対室くらいの広さだった。
入室の際、一瞬目がくらむ。魔術行使できないよう術式が張られていた。
1人取り残された状態で5分位待つと、今回の計画を立案した男が来た。
「お疲れ様。」軽い挨拶があり、私の協会の任務が発令された。
黒魔術の研究
要人暗殺
我が国のアンダーコントロール
が主な任務となった。休戦から30年経ち未だ内戦絶えないこの国の統治が役割となった。
協会は政治的中立が基本の為。私の任務は極秘となっていた。表向きは孤児院と加工場を経営しつつ、任務があれば始末屋として稼働しなくてはならない。
現状経営で一杯一杯なのでどうにかならないかと伝えると、協会からスタッフを送るそうだ。実質的に研究をしつつ始末屋に専念してほしいとのこと。
当然いい条件だったので受け入れた。工房は孤児院を使って構わないそうだ。そのかわり協会本部の接触は指令以外厳禁となった。
晴れて自由の身だ!と安堵したものの早速指令が下る。
「傭兵ギルドの我が国への補給を止めよ。」
隣国の共和国には傭兵ギルドが存在しており、主に武器の製造や輸出や派兵を行っている。
共和国政府はギルドは民間団体の一つと捉えているが、休戦から30年潤沢な資産を得ているのは、傭兵ギルドが我が国の紛争に武器の提供をしているのではないかと、我が国政府は睨んでいた。
亜人族同士、各部族同士で戦わせ利益を生んでいると予想されていた。
これを食い止めるには、傭兵ギルドを解体させる事が必要になってくる。単に補給路を断っても別のルートで供給されてしまうのだ。
この休戦も長くは持たない。先だって軍備を整える必要がある。
同盟国である共和国に弓をひくことは出来ないが、ギルド解体でパワーバランスは均等になるとのこと。
ターゲットは共和国のとある要人の殺害で、ターゲットはギルドと深い関わりがあり、ギルドを共和国に縛り付けれる男のようだ。
この任務が成功した際は、ギルドは我が国に移るように手配した。
ギルド内には優秀な亜人族が多くおり、ギルド長はオークの男らしい。軍備増強のため、ギルドの一斉蜂起による政変を狙う動きだ。
面倒な役を押し付けられてしまった。
要人は1週間後魔術師協会本部の打ち合わせのため我が国に来るらしい。
その帰りに殺害しろとのことだ。
やり方は問わず、痕跡だけは残さないようにとのこと。
殺すだけなら簡単なので受けることにした。
犯行は強盗にあった体でやろう。
久しぶりの単純な殺害。心躍った。
報酬は実験体の無制限の供与とこの上ない条件だった。
工房に帰り早速私は作戦の準備に取り掛かった。
久しぶりに書くと上手く書けませんね。なんで少なめです。
今回から共和国と傭兵ギルドが出てきました。
プロットにあったのを今回利用してみました。
文章が変だなと思ったら書き直す予定なんで宜しくおねがいします。
最近就活でなかなか執筆できないです。落ち着いたらラストまで書き上げていこうと思います。
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