#144「登場人物紹介その三」
※第二部までに登場した人物の補足、および第三部から新しく登場する人物の紹介です。一部、ネタバレを含みますので、一度本編をお読みになった上でご覧になることをオススメします。
※探しやすいよう、五十音順に並べ直しました。
#144「登場人物紹介その三」
●第二部まで
<ア>
青葉[1998~]20歳。観音院家の使用人。侍女見習い。真白の補助。おっちょこちょい。
赤城[1997~]21歳。観音院家の使用人。侍従見習い。目黒の補助。いたずら好き。
秋山弘法[1949~]69歳。元かごめ中学校教員。国語科担当。鶴岡三姉妹を歴任してきた。
伊丹タキ[1956~]62歳。万里のパート先の先輩。旧姓は安部。世話焼き。市役所に勤める夫・公雄と、小林と同い年の娘・房枝がいる。失業した房枝を小林とゴールインさせた。
伊東静香[1985~]33歳。坂口の職場の同僚。独身。音楽科担当。惚れた相手に重い愛の調べを届け続ける歌姫。渋木と付き合っている。
大橋照美[2004~]14歳。唯一の放送部員。部長。とにかく明るい。部員の勧誘がトラブルの種に。
織田作楽[2012~]6歳。安奈と同じピアノ教室に通う生徒。頑張り屋さん。現在、織田と共に観音院家に仮寓している。
織田信恵 →森宮信恵を参照。
織田康成[1987~]31歳。信恵の元夫。鉄工所の若大将だった。前妻とのあいだに作楽という五歳の娘がいる。観音院家に住込みで働いている。
斧塚由紀[1994~]24歳。三年二組の担任。教員一年目。担当教科は英語。長一とは、星雪舎時代の同級生。
<カ>
笠置風華[1996~]22歳。竹美のサークル仲間にして同じゼミ生。色々と開けっ広げすぎる帰国子女。中原とは付かず離れずの距離を保っている。
金子琢 →亀山琢を参照。
金子幸福 →亀山幸福を参照。
亀山シゲ[1940~]78歳。万里と誠の母。家族の誰よりもバイタリティーに富み、フットワークが軽い。
亀山琢[2013~]5歳。幸福の一人息子。幼稚園児。引っ込み思案で臆病なのに強気。寿と出会い、性格は丸くなってきた。
亀山幸福[1985~]33歳。誠の入院していた病院の看護師。バツイチ。元夫は精神科医で森宮直己という。ヤンキー気質が抜けない白衣の天使。名前で呼ばれるのを嫌がる。旧姓は金子。
亀山寿[2010~]8歳。誠の一人息子。小学生。興味と好奇心の塊。安奈のことは、ただのクラスメイトとしか思っていない。
亀山誠[1977~]41歳。万里の弟。新聞社編集員。バツイチ。アンラッキーパーソン。入院先の看護師・幸福と再婚した。
鎌倉頌蔵[1995~]23歳。同性愛者。女装して永井をストーキングしていた。アダ名は、かまってハムスター。現在は森宮と恋人関係にある。
観音院安奈[2010~]8歳。寿のクラスメイト。社長令嬢。思ったことをはっきり言うタイプ。寿をフィアンセと信じて疑わない。
観音院奈々(かんのんいん・なな)[1982~]36歳。安奈の母親。旧姓は鳳凰堂。表の顔は社交サロンの花形。裏の顔は少女漫画家、フェニックスなな。
観音院安彦[1979~]39歳。安奈の父親。壱丸呉服の若旦那。審美眼は折り紙つき。
木下恵子[1966~]52歳。博の姉。バーバーを営む美容師。誠と同い年の夫・謙と、双子の息子・一平と成二がいる。
草津数馬[1978~]40歳。坂口の職場の同僚。既婚。五年二組担任。火の無いところに煙を立てる噂好き。
小林十三[1984~]34歳。万里のパート先の現場監督で正社員。神経質で細かいが、義理堅い性格のよう。母の名は忠子。房枝と結婚した。
<サ>
坂口吾朗[1990~]28歳。寿と安奈の担任。熱血漢。体育大卒。爽やかで優しい子供たちの善きお兄さん。松子と付き合っている。両親は会社員。父の名は昌二。母の名は紀子。
柴田春江[1946~]72歳。誠が入院していた病院のお茶当番。北陸訛りが抜けない。
渋木潤也[1985~]33歳。松子の勤め先の同期。四大卒。鳶が生んだ馬鹿。和也支店長の息子。伊東と付き合っている。
<タ>
高峰秋子[1994~]24歳。松子の勤め先の新入行員。女子大卒。真面目で努力家だが、どこか要領が悪い。早川と面識がある。
鶴岡小梅[2003~]15歳。鶴岡三姉妹の三女。中学生。美術部員(半ば漫研)。英里と吉川のキューピッドを務める。山下が自分に寄せる好意に気付き、三次元の恋に戸惑う。
鶴岡竹美 →永井竹美を参照。
鶴岡博[1970~2005]故人(享年35)。生前は銀行員。妻の万里曰く、ハンサムな紳士。
鶴岡松子[1989~]29歳。鶴岡三姉妹の長女。銀行員。高卒縁故採用。仕事人間だったが、坂口から思いを告げられて恋に目覚める。
鶴岡万里[1970~]48歳。未亡人。夫である博の死後、専業主婦からパートタイマーに。旧姓は亀山。一家のムードメーカー。
徳田等[1966~]52歳。松子の勤め先の上司。部下に仕事を任せ定時で帰る無責任男。寺の息子でもある。
<ナ>
永井次郎[1995~]23歳。竹美のサークルの先輩。無気力で単位はギリギリだったが、竹美と出会って一念発起した。長一という兄がいる。
永井竹美[1996~]22歳。大学生(文学部)。ジャズ同好会所属。サックス奏者の先輩・永井と結婚。旧姓は鶴岡。三姉妹の二女。
永井長一[1994~]24歳。次郎の兄。ナガイ不動産勤務。弟とは違い、陽気で楽天家。次郎と違い、父親似。父の名は誠一。既婚者で、恐妻家。妻の名は芽依。
中原竜介[1995~]23歳。竹美のサークルの先輩。背が低いことがコンプレックス。ハットとブーツがトレードマーク。笠置とは友人以上で、恋人未満。
<ハ>
早川自然[1997~]21歳。大学生(農学部)。居酒屋でアルバイトしている。秋子を家まで送ったことがある。
<マ>
真白[1964~]54歳。観音院家の使用人。侍女。主に家事など内勤。使用人の中では目黒に次いで古株。
松本英里[2003~]15歳。小梅のクラブ仲間にしてクラスメイト。三度の飯よりショタが好き。幼馴染みの吉川と付き合っている。
目黒[1960~]58歳。観音院家の使用人。侍従。主に送迎など外勤。使用人の中で最年長。万里に淡い恋心をいだいている。
森宮信恵[1980~]38歳。誠の元妻。作楽の母でもある。旧姓は武田。派手好きで浪費家。見栄っ張り。直己と再再婚した。鎌倉とは友人関係にある。
<ヤ>
山下秀[2003~]15歳。サッカー部のエース。軟派な見た目に反してへたれ。小梅に思いを伝え、友達として交際している。
吉川清[2003~]15歳。小梅のクラスメイト。陸上部員。英里に片想い中。幼馴染みの英里と恋仲になった。
●第三部から
植垣トミ[1928~]90歳。坂口の祖母。認知症を患い、特別養護老人ホームに入居している。坂口は、トミが自分のことを娘の夫(=坂口の父)だと思っている。
河合昴[2010~]8歳。寿のクラスメイト。転入生。成績優秀だが子供っぽいことを嫌い、周囲から一歩引いて斜に構えた態度をとる。
佐伯千尋[1978~]40歳。独身。かごめ中学校の養護教諭。理知的な風貌に反して卑猥な発言を自重しない。
中山太郎[2003~]15歳。生徒会長。大橋とは仲良く喧嘩する猫と鼠のような関係。
蓮華坂隆晃[1993~]25歳。和菓子屋の弟子。師匠に付いて住み込みで働いている。求肥や餡子は器用に操れても、同年代の異性の前では不器用なチェリーボーイ。
綿屋敷有紗[1991~]27歳。ケーキ屋のパティシエール。フランスとイタリアで製菓修業済み。菓子は作れても、彼氏は逃し続けている。
●その他
阿仁目蒸太郎:アニメ市場のイメージキャラクター。少し時代遅れの少年漫画風タッチで描かれた熱血漢。通称、アニメ氏。義理堅く、情に厚い性格で、ヲタクの夢と希望を叶えるために日夜奔走している。額には「萌え命」と墨痕鮮やかに筆書きされた真っ赤な鉢巻きを締め、ジャケットの中に着ているティーシャツのデザインはイベントごとに変わる。アニメ市場とは、ヲタク関連商品を幅広く取り扱っているチェーン店。
芋洗坂芳郎:落語家。芸名は青葉亭芳丸。今作中では十代後半。初出は『東京シェア・ハウス』で、中学生として登場。
はつかチュー太郎どぶ助:印旛沼ネズミ王国のマスコット。侍風の姿をしたゆるくないゆるキャラ。江戸から時空跳躍し、現代の軟派なリア充を切り捨て御免にするという、ブラックユーモアたっぷりの仕上がりになっているが、それが逆に面白いと子供人気から火が付き、テレビで引っ張りだこになっている。印旛沼ネズミ王国とは、数年前にオープンしたレジャー施設。
蕨蒼太:モデル兼俳優。芸名は本名に同じ。今作中では二十代前半。初出は『東京シェア・ハウス』で、高校生として登場。
※連載に合わせ、第三部からの登場人物を追加していきます。




