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2　杉野拓海の場合

どうもエリ美です。

更新早すぎ？えとー、メモからコピーしてるんです。こんな事もあろうかと…。ハイ。読みにくかったらすみません…。

それでは～

拓海は悩んでいた。

花街商店街の噂がどうにも気にかかる。普段なら気にもとめないのに、あの

『真っ直ぐ進んでいくと少女の死体がある』

という噂には驚いた。いつもならせいぜい

『どこどこのおっちゃんが不倫したらしい』

という、間違っても事件性のある噂(ある意味事件だが）ではなかったのだ。

しかもいつもなら『らしい』がつく筈なのにこれだけ『ある』なのだった。

これに気づいたのはどうやら俺だけらしいが、と拓海は密かに思った。優等生でこういう事にやたら首を突っ込みたがる神崎沙希でも「噂だ。」と切り捨てたというから気づいていないのだろう。

拓海は噂を検証するための計画を練り始めた。