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プロローグ
エリ美です。初めてなので拙いですが…よろしくお願いします!
雨が降っている。1人の少女が終わりのない商店街を走っていた。雨宿りをしようと走り出したものの、もう雨が降り出してから一時間以上たっていて寒さと疲れで少女の気力も体力も底をつき始めていた。それから10分後少女は倒れていた。鮮血のなかで。
花街商店街は田舎町の駅前に佇む大きな商店街だ。商店街は店主たちの気まぐれでどんどん大きくなっていき、誰1人とし知らない。そんな商店街は噂が絶えない。尤も皆すぐに新しい噂へと移っていくのでこれもまた何個噂があったかなんて知らない。最近長続きしているのは『真っ直ぐ進むと少女の死体がある。』という噂だ。