入学した話
短いけどあげれた!
やぁやぁ。私だ
うん、掴みはこんな感じオッケーかな?
宿屋にいる小村君ですよー
執務室から全員を叩き起して、ギルドの職員さんからオススメの宿屋を教えて貰ってすぐに部屋を取りに行った
部屋が2部屋しか空いてなかったが、3人、2人部屋との事でちょうど良かった
風呂無し夜食無しでお値段鉄貨2枚。門番さんの所に取りに行った分で払った。道中に食堂があったからよって夜食も取ったよ。銭貨1枚。
さて、ここからは説明タイムだ!
モカさんに聞いた話を皆にしてやろうではないか!
「はーい。プリント配るよー。貰った人は隣に回してねー」
俺は預かっていた書類を皆にまわす
「結局入学することにしたのかw」と和光
「まぁなー。魔法なんかも教えてくれるみたいでさ!ほぼ誰でも使えるようになるらしいぞい」
「おぉ!」「すげぇー!」
「じゃ、続けるぞ。入学金は金貨1枚銀貨1枚。まぁ銀貨3枚な。授業の一環でクエ受けたりするらしいから入学金だけ払えれば食費とかは問題ないって」
「それはありがたいね」と直也
「宿は?寮?」と涼太
「そだな」
「そういやこっちの学校も3年なの?」と秋人
「いや、2年らしいぞ。短大みたいな感じかな?短大知らないけど」
「まぁ多少少ないならましか。それに魔法はテンション上がる」と直也
「そうそう。卒業試験としてモカさんに中位冒険者試験を受けさせてもらえるらしい」
「お、下級は飛ばせるということか」と涼太
「やったぜ」と和光
「いや、まぁモカさん最上位だしな」
「そうだった……」と秋人
「ま、頑張るよ。特に俺はガチで」
「へぇ。なんかあったん?」と和光
「俺、卒業試験でモカさんに勝ったらあの人貰うんだ」
「は?w」「えw」「なんて?w」「ヤバw」
「うっせ。やれば出来るかもしんねーだろ!可愛い娘は囲うんじゃーい!」
「夢物語乙!」と和光。こいつめぇ
「おまいらも探せよー。モカさんは推奨しておった。相手がよければ重婚でもおけらしいぞ」
「「なにそれ詳しく」」秋人と直也…やはり食いつくか
「まぁ、言葉通りよ。ハーレム目指して頑張るぞい」
「俺は取り敢えず死なねぇようにしよ」と和光。それな?死んだら元も子もないもんな
「俺も、取り敢えず体作るわ。後は先生に技術か。はぁ、疲れそう」と涼太
「しょうがないね!」と秋人
「直也もだぞー。基本涼太の能力使うんじゃろ?」と和光
「だなー」と直也
とまぁ割と肯定的な反応。フフッ予想通りよ
あ、所持金は銀2枚銅10枚銭18枚ね。記録しないと忘れちゃう
◇◆◇◆◇◆
翌日は入学式件入金日。モカさんが案内してくれるらしいのでギルドへ
「うん、時間通り。おはよう諸君」
ギルド前で壁にもたれて待っていたモカさんが俺達が着くなりそう言った
「おはようございます」「はよーざいます」「ねむ」
「おはよう」「おはようございますー……ふぁ」
「うん、あんまりやる気ないのは分かった。だが、式では寝ないでくれよ?」
正直自信ないです……式って眠くなるよね。話長かったりするし
ぼーっとしていると、モカさんが俺に囁いてきた
「シャキッとしないと、ワタシの心は奪えないぞ?」
はい、目が覚めました。スッキリです
まったく、小悪魔ですか……自分で言って照れてたりするのがまた、あぁぁあもう!
まぁ、そんな事があってから学園へ向かうのであった
◇◆◇◆◇◆
「さぁ、着いたぞ。ここがワタシが理事長をする学園。その名もマグナ・マーテルだ」
そこは城かと思うくらいデカかった
俺が通ってた高校の3倍はありそうだ
「ふふん、どうだ?驚いてくれたかな」
「正直すっげー驚いた」
「でけぇ」
「人多くね」
「学校だから当たり前」
「ここで学ぶんか」
俺達はモカさんについて行った。通路も小部屋も俺達が通っていた高校とは比べ物にならない。大学でもここまで飾らないだろうというくらい装飾がされている。よく聞くお嬢様学校みたいなのを想像してくれればいいかな
「お、あれは」
前から歩いてきたのはヘンリー達だった
「あれ?兄ちゃん達なんで学園にいんの?」
「……拓にぃ、チョコないの?」
うんうんハクアちゃんは今日も可愛いなぁ
あ、チョコあげたりしてたら呼び方が変わりました。にぃ呼び、いいよね
ハクアちゃんにチョコをあげつつヘンリーに「今日から通うねん」と返答しておく
「え?通うの?じゃあ俺らの後輩だな!」
な、なんだと!?そうか、そうなってしまうのかっ!
シマッターナントイウコトダー。ハクアチャンノコウハイニナッテシマッタゾー(歓喜)
涼太も秋人も何だか嬉しそうだ。この変態共が!
え、ブーメラン?知らん知らん
「……後輩……拓にぃは何科に入るの?……魔法剣士科、オススメ」
そういや、その説明受けてないな
「説明は入学式で行われる。今向かっているんだ、早くしないか」
少し拗ねたような口調のモカさんがこちらを急かしてくる
頬をちょっと膨らませながら何でもないふうに装うのって可愛いよね。元から可愛いけどさ!
「ごめんごめん。行こうか。おーいバタ男達!行くぞい!」
「「「「うーす」」」」
◇◆◇◆◇◆
「………これらの目標や、尊敬すべき先輩方。その背中を目指して努力していきたいと思います。新入生代表。マリー・サンソン」
「んぁ……」
ヤバイ寝てた。やっぱこういうの眠くなるわ
舞台では長い新入生代表の挨拶が終わり、この後は説明会となる
しかし、マリーとサンソンか。知っててつけてたらある意味凄いが
「さて。それでは説明を始める」
いかにもできる教師って感じの女性が舞台に立つ
「この学園は完全実力制である。力ある者は優遇され、力ない者は退学となる。判断は実技8割座学2割。これとは別に加点される行事などもある。大抵の者は卒業はできるだろう。まぁ、進路は限られるがな」
との事。俺達にはあまり関係が無い。冒険者になるって決めてるし
「取り敢えず成績真ん中辺りにいたいわー」
「それな。多少頑張るけども」と和光
「俺は頑張るけどね」と秋人
「取り敢えずランキング上げよ」と涼太
「ゲーマーがここにおるわw」と直也
ランキングって何だ
「聞いてなかったんかいw」
和光が笑ってくる。「しゃーないやろ式とか集会は眠くなるんや……」なんていつもの返しをしつつランキングについて教えてもらう
「えっと、会長が言うには半年に1度ランキングが発表されるとか何とか、だったよな?」と和光が言うと
「そうそう。実技得点のみで順位付けされて、ランキング上だと職場がいいとか」と涼太が返し
「それに上位十名には特典があるらしいけど教えて貰ってないね」と秋人がしめた
なるほどなー。こっちも真ん中辺りでいいかな
「えー、続いてクラス分けだが。これはまず科目を決めてもらう。魔法使いや鍛冶や僧侶、商人といったサポート職。剣士や重装兵といった前衛職。様々な職業がある。それぞれ自分のスキルや魔法を活かせるクラスになることを期待する」
「直也どうする?」と和光が聞く
「俺は回復系魔法と格闘技。お前は?」と返した
「俺は魔法全般かなー。ムズそうだけど。まぁ分かんなかったら直也に聞けばいいからw涼太は?」と和光
「俺?俺は格闘技と魔法全般」と涼太
「魔法はマールちゃんおるからやろw」と煽っとく
「ははっそうだよw」と返されたけど
「秋人は?」と俺は聞いた
「俺は剣士。あと古武術」
「古w武w術w」「おっさん乙!」
「うっせぇ!そういや村氏は何にしたの?」
「ばっか決まってんだろ」と和光
当たり前よ
「魔法剣士一択でござる。ハクアちゃんがいるし、何より……」
そう、何より
「「「「「モカさんが担任件教官だから!」」」」」
くっそ、ハモられるとムカつくわぁ
り、流派的なものを知れば勝ち筋が見えるかもしれないし?だからだし?
まぁ、本音は言った通り何だけどな?
5人で腹抱えて笑った。こっちに来てから一番笑われたし笑った希ガス
さて、これから頑張っていかねば。モカさんを超えるためにも
《イメージ画像は削除されています》