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異世界では何がしたい  作者: リア友
序章的な
2/31

旅行者さんだよ

書き溜め無いけどあげちゃいます


光が収まり、目を開ける


知らない天井だ


ということは無く見知らぬ森の中。どうやら転移が終わった様子


「おぉ!ほんとに転移してるじゃん。夢じゃなくてよかったわ」

後ろから涼太の声がした


「お、涼太も来たか。他のやつは?」

俺は涼太に近づきながらそう聞いた

「わからん。位置ズレしたんじゃないの」

「かもなぁ。どうするよ」

「探すのもめんどいし、ここで能力の確認でいんじゃない?」

涼太はそう言うと近くにあった岩に腰掛けた

「それもそうか、確認は大事だよな」

俺もその対面に座り込んだ

さて、確認と言ったものの、どうやって確認すればいいんだ? 取り敢えず色々試してみようか

「そういや、涼太は能力何にしたん?」

「ん?俺?俺は身体強化。あと武術出来ないと意味無いし武術。武器は篭手。ナックルだっけ?まぁそんなの」

「ゲーム的にそういうのが使えるのか?」

「まぁ、強化能力は定番じゃん?村氏は?」

「俺は、未来固定。見た未来を確実に起こす能力」

「うわ、使いづらそうな能力w」

「いーじゃん。予知は夢だろ?w」

笑いあいながら体を動かしたりしていると、涼太があたってしまった岩が砕けた


「は?w」

つい気の抜けた声が出てしまった。まさか軽く触れただけで砕けるとは思わなかった


「強化されすぎワロスw」

「それなw」

その後涼太は能力を完璧に扱えるようになっていた。武術補正がかかったのか、体を動かすのにもキレがあるように感じる

一方俺は剣術をまぁ使えるようになった。だが、未来固定がよく分からない。予知なんてした事ないしね


「村氏どう?出来た?」

「いや無理だな。イメージがつかん!」

「まぁ予知とか知らんしなw」

「思い込んだら使えたりすんのかな」

まぁ使えないよな。と、思っていたら

頭に選択肢のようなものが浮かんできた


バタ男と直也が合流←

秋人が合流


こういう感じかぁ

「涼太涼太。選択肢出た。多分これだわ」

「マジで?どんな感じ?」

「取り敢えず、誰と合流するか決めれそう」

「全員は無理なんかw」

「ぽいなーw」

取り敢えず人数は多いほうがいいと思い和光と直也が合流を選択。別に秋人と合流したくないとかソンナンジャナイヨー


◇◆◇◆◇◆


そして、数分後


「お、見っけた」

「よっ直也汚い!」

「褒めんなw」

なんて、いつものやり取りなんかして合流を果たした。怪我とかもなくて良かった


「んで、バタ男達はなんか見つけた?」

「いんや。取り敢えず能力把握してそれ使ってここまで来た」

和光がそう答えた

「ほー。どんな能力よ」

「フラグ建築だっ!」

「文字通りでおけ?」

「おけ。あ、でも効果を使いたい人に聞かせないと効果が無いっぽい」

「へぇー」

おもしろ能力だけど強そう。聞かせるって点が制限なのか

「直也は?」

「共有だよ。能力が借りれる感じ。多分」

使い勝手のいい能力だこと。制限は無いそうだ

「お前らは?」

俺と涼太で能力の説明をした後、秋人とも合流

秋人の能力は時間停止だった。但し脳に負担がかかるから数秒止めるのにクールタイムが1時間欲しいらしい。まぁ、制限つきますよね。それでも1時間なら短い希ガス


さて、全員揃ったところで街に向かおうという事になった。なったのだが


「まぁ街の方向なんか知らんわな」

和光がそう言った

そうなのだ。近くに街があるとは聞いたが、それがどこかは聞いていない。方角も分からない

「人を探すしか無いのか」

そう結論づけて、俺達は冒険者を探した


◇◆◇◆◇◆


「いない!」

そう、あれから数時間森を歩き回って人を探したが誰も見つけられなかった


「バタ男能力使えないの?」

直也がそう聞くと

「いやー、使えるよ?」

と和光が笑いながら言った

「「「「じゃあ使えや」」」」


つー事でものの数分で冒険者と会えた。最初から使えよってのと、会えたのはいいんだけどさスライムに襲われる新米冒険者(男1女3)ってどーよ

いや、定番だよ?嫌いじゃないけどさ。助けんの?助けるよなぁ


「スライムがキモイ」

「直也くらいキモイ」

「俺がキモかったらこの世のすべてがキモいわw」

とかゆるく喋りながら剣振ってたりしたらスライムは逃げてった

スライム、ドラ〇エみたいなのじゃなく、ほんとゲルだったな


「秋人、話」

俺は秋人にそう言って、何か拭くものを渡そうとしたが特に何も持ってないことに気がつく

「お前らなんか拭くもの持ってる?」

「上着でよけりゃ?」

「タオル持ってきてた」

「ハンカチ」

取り敢えず全部回収した。上着以外ね?日が傾いてきて割と寒いし、タオルだけで何とかなりそうだったから


秋人に全部渡して、話してこいと背中を押す

だってさっきから冒険者のグループがこっちガン見だもん。警戒されすぎだもん


「えぇ…」

背中を押され、戸惑う秋人に4人で親指を立てる

なぁに、骨は拾ってやる


◇◆◇◆◇◆


「怪しいお前達!何もんだ!」

このグループのリーダーらしき男の子が庇うように前に出てくる。剣はコチラに向けている

全員14歳くらい?多分

「取り敢えず体拭いたら?」

秋人がタオルを差し出すと、奪うように持っていき、後ろの女の子達に渡した


「で、何もんだ!」

お、ちょっと警戒心薄れたっぽい。武器を下ろしていた

「街への行き方が分からないから案内人を探してるんだけど」

秋人がそう説明すると、男の子が考え始め、後ろの女の子達に相談を始めた


「な、なぁ。どう思う?」

「一応助けてくれたんだし、いい人じゃないの?」

「……カッコよかった」

「上位の冒険者さんたちかな?」

「そ、それなら街の場所くらい知ってるだろ!?」

「た、確かに」

「……旅行者(サバイバー)?」


無口系ロリが言い当ててくれた。ちなみに白髪赤眼でした。可愛いです。


旅行者(サバイバー)?あぁ、こっちで言う転移者か」

秋人が納得して、それそれ、と頷く


旅行者(サバイバー)!おとぎ話かと思ってたぜ!」

男の子がそう叫んだ

え、転移者多いんじゃなかったのか。うーん、面倒に巻き込まれそうな予感。フラグじゃないよ?多分


◇◆◇◆◇◆


取り敢えず案内してくれる事になりました。白髪の娘が街の人に判断を委ねればと言ったからだ。白髪ちゃんマジ天使

案内の途中で自己紹介をしてくれた


男の子の名前はヘンリーというらしい。イケメンショタ。人族

今向かっている街に住んでいるわけじゃなくて、近くの村からお金を稼ぎに来たらしい。危険なのに、親孝行な息子よ……俺だったらしないな、多分

装備からして前衛。タンクかな?


女の子1。名前はマール。金髪碧眼のロリっ娘

天使族という種族らしく、羽も生えてる。涼太がめっちゃ可愛い可愛い言ってた。なんでもゲームで好きなキャラと名前も見た目も一緒らしい。こちらは旅がしたいから冒険者になったとのこと。もしかしてアホの子?

装備的に後衛。魔道士?僧侶かも


女の子2。名前はシノ。黒髪ポニテの武人系ロリ

人族。武器は、あれって刀?サーベルかな。よく分からないけど、そんなとこ。なんか侍って感じ

これは秋人が可愛いって言ってたか?まぁまぁ胸あるしね

装備で分かるよね。攻撃(アタッカー)です


女の子3。名前はハクア。白髪赤眼の無口なロリっ娘

人族と魔族のハーフ。本気を出すと目が金色になるらしい。みたい、みたい

はい、イチオシの子です。贔屓しちゃう

魔法剣士で前後衛どちらも出来るけど、このグループだと後衛に徹していたらしい


皆何気に仲良くなり、街を案内してくれる約束もした。ふふふ、コミュ力上がってきたかと5人で喜んでいたよ

あ、その時にハクアちゃんに持って来てたチョコとかで餌付k…おっと失礼。プレゼントしてあげたりしました。甘さに驚くハクアちゃん可愛かったです


◇◆◇◆◇◆


さて、街が見えてきた

思ったより大きい街らしく、どんぐらいかな、周りの壁を走って一周したら数時間かかりそうなくらいはあった。俺の足でね?


「でか…」

「そーだな」

「人多そうだわ」

「それな。つら」

「取り敢えず行かね?」

惚けている間に4人は門番のところまで進んでいた。手招きするハクアちゃん可愛い。って言ってる場合じゃねぇや

俺達は走って4人を追った


「遅いぜ」

ヘンリーが呆れたように言う

すまん、素直に謝ろう

「取り敢えず許可証貰いなよ」

はい、そうさせてもらいます

「すまん」

「門番さん、お願いします」

「はいよ」

俺達は年下の男の子に呆れられて肩を落としながら許可証を発行してもらった。あ、鉄貨2枚ずつ取られました。冒険者カードを見せれば返してくれるそうな。旅行者(サバイバー)と言うと少し驚かれた

和光が「やっぱ珍しいんすか?」と聞くと

「そうだなぁ数年に1人ってぐらいだから、今回は多くて驚いたんだ。気分を悪くしたなら謝るよ」と答えてくれた

優しい門番さんでよかった。後で何か奢ろう。名前は、聞き忘れた。まぁいい、今度で


◇◆◇◆◇◆


街の中は思ったより人が居なかった。こんなでかい街なのに

「人少なくね」

「街は広いのにね」

和光と直也がそう会話していた

俺は涼太に「どう思う?」と聞いたが「さぁ?よく分からん。事件でもあったのかな」と返ってきた

ふうむ。調べる必要が、あるかな?話くらい聞いといた方がいいかも

と、秋人にぶん投げておいた。頑張って!

「お前がやれよ…」

「やだよ。めんどい」


さて、冒険者ギルドというやつだ。ヘンリー達は依頼の報告に行くということで入口でわかれた

報告は入ってすぐ左側の受付らしい。わけないと混むのだとか。登録と依頼受注発注は正面。解体は右側の倉庫と別れているらしい


さて、受付へ、と思ったが選択肢だ


このまま受付に行って絡まれる←

後にして絡まれる

登録をやめる


これ絡まれるの確定じゃーん

「おまいら。絡まれるから、覚悟しとけ」

と忠告しておく

「マジかー」

「コッワ」

「テンプレ乙」

「知ってた」

ま、予想はしてたけど。面倒事にならないよね?森のはフラグじゃないよね?バタ男じゃあるまいし!

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