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異世界では何がしたい  作者: リア友
これからの事的な
14/31

奴隷買ってしまった

昨日は更新出来ず、スイマセン!

親戚と集まったり、ましろ色シンフォニーやってました。桜乃ちゃんかわいいのぉ(´∀`*)







あの話の後、3人は先に行くと言って出ていった。早く支度しなきゃな、と思っていたら


「おい、村氏!大変だ!」


なんだよ騒々しい……直也がそんなはしゃぐなんて珍しいな


「どした?」


「ど、奴隷!奴隷いるらしい!」


「は?」


「だからぁ、奴隷制度があってだな?」


纏めると、奴隷でエルフで人手がどうの

……つまり奴隷商がいてそこのエルフが欲しい。人手にもなるから一緒に見に行かないか


との事。ま、まぁ、見に行くくらいなら…?

奴隷推奨派閥ではないけれど嫌いではない!


モカ達に、用事ができたので情報収集と買い物を任せてしまった。申し訳ない……


◇◆◇◆◇◆


奴隷商人って、普通に店を営業できるんだなぁ

看板を掲げて店を開けている奴隷商の建物の前でそう思った


「おや、見ない顔ですね。本日街に入られた方ですかな?」


奴隷商の店に入ると、身なりのいい、ハッキリ言うとデブの男がそう声をかけてきた


「そうですね。ここは奴隷商であってますか?」


「えぇ、私は奴隷商人のピューレと申します」


ピューレ。オシャレな名前しおってからに


「あぁ、私は小村、と申します。こちらは友人の高坂です」


その紹介に、直也がペコリとお辞儀


「コムラ様とコウサカ様ですね。して、本日はどのようなご要件で?」


「そうですね。冒険者として働ける奴隷を探しているのと、友人がエルフの娘が欲しいと言っておりまして……」


あぁ、外面良く会話するの辛いんだけど……仕方ないんだけどさぁ。秋人連れてくればよかったわ


「ふむ……すみませんが、ご予算はいかほどで?私どもの方では、最低でも銀貨1枚からになっておりますが」


前回確認したのは銀2鉄10銭18だったか?

今は学園で受けた依頼とかもあるし、多少散財はしたけど、溜まってるはず


俺は、持ち金を確認して驚いた。いや、よく確認せずに貰ってたから予想以上に金持ちだったらしい (たまに両替してもらったりはしていた)


袋の中には金貨12枚と銀貨3枚、鉄貨が30枚あった

直也は金貨10枚と銀貨3枚、鉄貨26枚だそうだ。結構差があるのは俺の依頼の時はモカがいたから少し高ランクのものを受けていたからだろう


「予算…そうですね。金貨5枚までで見繕ってもらっていいですか?私の方は4人ほど購入しようと考えております。少しでしたら、超えていただいて構いません。出来れば女がいいかなぁ、と」


「俺も、そのくらいで。エルフの女の子をお願いします」


直也は合わせただけだろうな。でもエルフって高そうなイメージ


「申し訳ありませんが、エルフはお高くなっておりますので、金貨5枚では4人は無理かと。少なくとも2人はご用意できるとは思いますが…」


やっぱり高いのか


「そうですか……とりあえず見せてもらえます?」


「かしこまりました。少々お時間いただきますが、よろしいですか?」


「構いません」


俺達は出してくれたお茶を飲みながら待つことになった


◇◆◇◆◇◆


待つこと十数分


「お待たせいたしました。まず、戦闘用女奴隷ですね」


一番最初に連れてこられたのは、いかにも女冒険者って感じの人。髪は赤で褐色肌胸あり。筋肉はあるし背も高く、多分元冒険者の前衛だろう


次は獣人、かな。狼の耳 (だと思う) を頭につけていて、尻尾もある。ロリだな。細身の体に、見た感じハクアと同じくらいの年だけど、戦えるのだろうか?獣人だから足は速そうではある。白い髪で黄色い目。この娘は、いいかも……い、いや。まだだ、全員見てから決めなければ


次もまた獣人。やっぱり獣人は戦闘向きなのかね

金髪に赤い目。狐かな?尻尾もふさふさしてて、ヤバイ撫でたい。こちらもかなりロリで細身。同じくハクアと同じくらいの年っぽい。前の狼っ娘と友達なのだろうか

いいねぇ。この2人は確て……い、いやまだ待とう。焦るな俺


次は人族、だよな?なんか半分魔族のような気がしないでもない。髪は紫で胸あり、魔法使い系なのかな、筋肉はあまり見られない。まぁ、モカみたいな人もいるし筋肉があるから前衛というのは思い込みなんだろうな


次は獣人。濃い青の髪をした狼ロリ。目は赤。2番目の娘と似てるなぁ、姉妹かな?……髪とか違うし多分姉妹ではないかな。なんか、めっちゃ睨んでくるんだけど、やっぱなに?誇り的なのがあるのだろうか。獣人って気高いとかそういうイメージあるもんな


と、全員紹介してもいいんだけど、多すぎて紹介しきれん!何で数十人もおんねん!


とまぁ、全員の事をピューレから説明されました 。な、長かった


「如何でしたか?お気に召した者はいたでしょうか」


そうだなぁ、やっぱり獣人がいいかな。聞いた限りじゃあ身体能力に優れて魔法も扱えるとなれば決まりだろう。俺達とは別で冒険者として名を挙げてもらう予定なので、気の合う仲間を当てたい。そのへんは聞いてみないとわからんよなぁ


「じゃあ、2番目の娘と3番目の娘。それと5番目の娘を連れてきてほしい。話を聞く」


「かしこまりました」


そう言って、部屋をあとにするピューレ

その後すぐに三人が部屋に入ってきた


「貴方が、ボクたちを呼んだ人?」


白髪狼娘がそう聞いてきた。ボクっ娘!?神かよ!


「そうだね。ちょっと話がしたくて」


金髪狐娘が「な、何でしょう」と遠慮がちに聞いてくる。気が弱そうな子だ


「君達さ、冒険者が出来るくらい強いと聞いたけど、どうなの?」


そう聞くと、今まで黙っていた青髪狼娘が喋った


「オレは、強い。なんなら今ここで試してみるかァ?」


そう笑った青髪狼娘。そうだな、許可が降りればそれでもいいかな


「ピューレさん。こう言ってますが、許可は降りますか?」


ピューレも言った青髪狼娘も驚いたようで、「本当に試すので?」と聞いてきた。そんなに珍しいのかな


「ええ、やるだけやってみましょう」


「……地下に狭いですが闘技場を用意しています。死んでしまわれてもこちらは責任を取れませんが、よろしいですね?」


「ええ、大丈夫です。じゃあ、全員行こうか」


ということで、俺達は場所を移した。直也はエルフを見ると言って残ってたけど


◇◆◇◆◇◆


「さて、誰から来る?」


闘技場に入れてもらい、拘束を外した三人と向き合う


「勿論、オレから」


青髪狼娘がそう前に出てきた。やけに好戦的だなぁ


「いいよ。ルールは降参もしくは死にそうになったら終わりだ」


「後悔すんなよなァ!」


まっすぐ突っ込む、と見せかけて横へ移動。かなり速いけど、モカやハクア程じゃないし見えてる内は対応はできる


俺の周囲をグルグル回っていた青髪狼娘は、飛び上がって、上からの奇襲にしたらしい。まぁ、奇襲と言っても見えてるけど


「なっ!」


かかと落としを片手で逸らして横へ。落ちてくる鳩尾狙って左拳を振る

腕をクロスしてガードされた


「ガッ!」


まぁそのまま腕力にものを言わせて壁まで飛ばした。ふぅ、意外と疲れるなこれ

と思っていたら壁を蹴って真っ直ぐ来たので、上に跳んで、踏む。軽くだけど、地面から体が離れないくらい


「グッ!」


これでもう動けない。ま、これだけ出来るなら鍛えればもっと強くなりそうだ


「はい、終わり。次は2人だけど?」


「ボ、ボクはいいよ。そこまで強くない」

「私もですぅ!」


首をブンブン振る2人。そんな怖がらせることしたかなぁ


「おい、足どけてくれ」


「あ、ごめんごめん。お疲れ様」


3人はまた拘束具をつけて、部屋に戻る


◇◆◇◆◇◆


「さて、青髪狼娘。君を買うことにした。それに伴って君をサポートする仲間を見繕うんだが、意見はあるか?」


「……無い、が。ここの2人は買うのか?」


そんなことを聞いてきた


「うーん、そうだなぁ。戦闘面で役立つなら?」


「なら、オレのサポートはこの2人に任せたい。話を聞いた限り、白は斥候で狐はヒーラーだって言うじゃねぇか。ならこいつらでいい。後は魔法職がいればいいんだろ?基本パーティーってやつは。仲良くするにゃ、獣人の方が望ましいな」


おお、意外な事に戦闘狂ってだけじゃなさそうだ。頭も回るらしい


「そうだね。獣人の魔法職。知り合いにいるならその子も買おうと思ったんだ。それを聞きたくて呼んだんだよね」


「知り合いはいない」


青髪狼娘がそういった


「君たちは?」


「ボクは知らない」

「私は1人、知ってるのですぅ」


お?情報あるじゃん


「それって獣人?それとも獣人と仲良く出来る人?」


「半魔のお姉さんですぅ!」


「……もしかして、4番目にいた?」


コクコクと頷く狐娘


「なら、疲れたしその人でいいか。お願いしていいですか?ピューレさん」


「かしこまりました。それで、お値段なんですが…」


お、そうだ。払ってなかったな


「少し予算オーバーしてしまいましたが、金貨5枚と銀貨3枚。と、言いたいところですが」


ピューレがそこで言葉を切る。何だろ


「初来店というのと今後もこのピューレの奴隷商をご贔屓にということで金貨5枚でお譲りしたいと思います」


ま、マジか!

好意は貰っておくというのが俺


「……それでは、お言葉に甘えさせていただきましょう。今後、奴隷を必要とする時は、必ずピューレさんを頼りにすることにします」


「えぇ、宜しくお願いします。では、奴隷紋を付与しますので、少量の地を頂きます。こちらをお使い下さい」


針を渡された。い、痛いけど仕方ない!

思い切って人差し指の先端を刺す。痛かったです



「……はい。これで全ての工程が終わりました。こちら、保証書となっております。3ヶ月以内であれば返品を認めていますので、何かありましたら仰ってください。コウサカ様は先に帰るとおっしゃっていましたよ」


「分かりました。では失礼致します」


こうして、俺と直也は奴隷を買ってしまった!

なんか、夢がどんどん叶っていくなぁ!異世界来てよかった!


この生活を続ける為にも、頑張らないとな

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