プロローグ
初、という訳では無いですが。久々投稿!
冬休み中頑張っていきたいのじゃ(願望)
頭空っぽで読んで楽しんでくれると嬉しいです
後書きに高校生5人の簡単な設定書いときます
「やっぱり白髪赤眼は最高だと思うんだ」
「分からなくもない。が、黒髪かな」
「茶髪だろJK」
昼休み。5人の男子高校生が輪になって話している
会話の内容は、まぁ世間一般で言うオタク系の会話だ。そんなの知ってたって?………まぁ、だよね
「この間見た薄い本が……」
「このキャラが可愛い」
「どのキャラが好き?」
「ゲームストーリー終わったぜ」
「ガチャで欲しいのキタ━(゜∀゜)━!」
「「「「死ね」」」」
まぁ、こんな日常。だが、特に何もなくバイトだ車校だと忙しい高校3年の冬に夢のようなことが起こった
オタク達が望んでやまない異世界転移という奴だ
ありきたりだって?いいじゃない。起こったんだから
◇◆◇◆◇◆
体から力が抜けていくような、体が宙に浮くようなそんな体験をして、俺たち5人は真っ暗な空間に連れてこられた。
「何だこれ、夢か?」
誰かが呟くのが聞こえた
「そうでもないみたいだ。異世界転移だぞお前ら。喜べよ」
俺はそう言った。驚きすぎると帰って冷静になるとはよく聞くが、本当だったりするみたい?少なくとも今の俺の状態はそんな感じ
「落ち着いてんなぁ村氏」
村氏は俺のあだ名。いつの間にかついてた
「慌ててもなんもいいことないしなー」
「確かに」
「そんな事よりお前らどこにいんの?」
「なんも見えねー」
周りを見ても誰もいない。声は聞こえるし、居るはずなんだが……
キョロキョロあたりを見回していると、女の子のような高い声が聞こえてきた
「あー、コホン。ども、一応神をやってる者ですけども全員聞こえてますか?」
「うお、頭の中に声が」
「すげー、よく分からんけどすげー」
「取り敢えず全員聞こえてるみたいですね」
まとめると自称神は説明を始めた
「自称って酷いなぁ」
む、聞こえてるのか。プライバシー侵害だな
「はいはい。えー、皆さんにはですね。異世界転移する権利が当たりましたー。運がいいですね5人纏めてとか今のところ最多ですよ?」
流されたのはイラッときたが、異世界転移は素直に嬉しい。だが……
「それって代償とか特典とかあるんすか?」
直也が聞いてくれた事が、俺が悩んでいる理由だ。異世界放り投げられても死ぬだけ、だと思う。世界によってはね。ラノベ愛読者ならみんな思うよね
その質問に自称神はニヤニヤ笑いで答える
「お代は結構!…と言いたいところだが、地球での君達の存在は無かったことになるのが代償かな。多少わかりやすく言うと、君達が1人っ子だとしたら、異世界に行くと両親は子供は産んでいないということになる感じ」
ふーむ。それぐらいなら別にいいかな。ぶっちゃけ今の人生は生きてる意味は無いと思ってる。あ、ラノベの続きとかは気になるけどね?
「マジかぁー皆はどうするよ?」
和光が聞いてきた
「みんな行くなら俺も行くわ」と、俺
「まぁ、異世界行くんだからそのくらいの代償しょうがないか」と、涼太
「どうせ親元は離れることになるんだから」と、直也
「楽しそうだしいいんじゃない?…可愛い獣耳の娘とか居そうだし!」と、秋人
「じゃあ俺も」と、和光
「うんうん仲が良くていいじゃないの。さて、あとは特典だが。なにか要望はあるかい?」
自称神は、もう神でいいか。神はそう聞いてきたので、皆即答した
「能力」「知識」「金」「平民レベルの身分」「武器」
「見事にバラバラだなぁ」
神は苦笑しながらそう言った
欲しい物は違うに決まってる。俺の答え?能力だよ知ってんだろ
「んーーーー!よし!全部あげちゃう。面倒くさいから。ただし、ある程度制限は付くけどね。そんなに強力なものはあげれない」と、神は言った。その後に「あ、能力は好きなのを言ってくれれば再現してみせる」と言っていたので期待してもいいだろう
◇◆◇◆◇◆
ということで個人面接開始のようだ。周りに誰もいなくなった、気がする。見えないからねしょうがないね
「さて、君は…小村拓海君だったかな?」
「そうっすね。あ、小村って呼んでください」
「りょーかい。名前があんまり好きじゃないのかな?まぁいいや、深くは聞かないよ。さぁ、じゃあ小村君の要望を聞こうか。具体的な能力内容と金銭の量、武器を選んで。あ、身分は全員 旅行者っていう、向こうの世界での転移者の身分になるから、街には入れるし、冒険者にでもなれば身分証明は出来るよ」
「そうですか。いきなり街で弾かれたりしなさそうで良かったです」
行く世界では転移者は多いのかな。そんな事より能力だ!まぁ、一応決まってはいるんだけどね武器も
「能力は、未来予知とその未来を確定させる能力を合わせたものがいいです」
俺はそう神に告げる。流石にこれは無理かなーと、他にもプランを練ってみたが……
「はいはーいおっけーよ。武器はどうする?」
あっさり通ってしまった。ま、貰えるならいいか
「武器は壊れない木剣を!刃があると怖いんで!あとは壊れない盾?あ、お金はあるだけ嬉しい」
壊れないは強い(確信)
「んー、不壊ねぇ。まぁ大丈夫でしょ。おっけー小村君の意見は反映出来そうです。じゃあほかの人が終わるまで待っててねー」
その言葉を最後に、神の気配は消えた。おお、全部通った!やったぜ
それから数十分くらいして、皆に意見を聞き終わったようだ。待ちくたびれたぜ
「さてさて。じゃあこれから君達が行く世界の説明をしようか。まず世界の名前は『マグナ』。地球では偉大な、という意味だったか。まぁそれは置いておこう。次に、君達を送る森は現地の人に初心者の森またはスライムの森と呼ばれている。その名の通り初心者冒険者がスライムを狩りに来る森だ。割と人は来るので迷ったら声をかけよう」
人が来るなら初めは地図無くても大丈夫か。声をかけられればなぁ!
「声かけるのとか無理」
「だよなぁ」
「秋人任せた」
「俺かよ!?」
「じゃあ俺も秋人に任せるわw」
「お前らぁ……」
まぁ、元々コミュ力は無いんでこうなるねしょうがないね自然の摂理だね
「ま、そのへんは頑張ってよ。あ、近くにある街はあまり大きくない辺境にしといたから」
それは有難かったりする。王都とか、人多すぎて死ぬ
「次は通貨ね。単位はソル。金貨1枚1万ソル。銀貨1枚5千ソル。銅貨1枚1千ソル。銭貨1枚500ソル。鉄貨1枚100ソルだ。それ以下は無いよ。貧困層は平均で月に1万ソルで生活している。これ以外に白金貨ってのがあって、それは100万ソルで扱われている。あ、君達にあげるのは銀貨5枚と銅貨10枚、それと銭貨20枚あげよう。ご利用は計画的に」
細かくしてくれているのはありがたい。この神様気が利くな。しかし覚えることが多いなぁ、暗記教科は苦手なんだよ……
「じゃあそろそろお別れしようか!最後になにか聞きたいことは?」
「俺は特に無いな」「同じく」「以下同文」
「おーけー!じゃあ、また機会があれば会おうね。久々に人と話せて楽しかったよ」
転移が始まったようだ。体が光に包まれて、また何とも表現し難い感覚に襲われながら、俺は白く輝くセミロングの髪をなびかせながらコチラに手を振る赤眼の神様の姿を見た
機会があれば、もう一度会いたいな。と思った
小村拓海
高3。白髪赤眼は基本好き。まぁ2次元は殆ど好き
学力、身体能力共に平凡かそれ以下。至って平凡
神様の姿が好みだった様子
あだ名は村氏
貰った能力は『未来固定』『剣術』←おまけ
相沢秋人
高3。年上美乳好き
学力、身体能力共に平凡
異世界への憧れは一番強かったりする。隠してるけど
あだ名はおじさん
貰った能力は『時間停止』←制限あり
高坂直也
高3。ロリコン
背は一番小さい仲間内でのいじられ役。元水泳部
あだ名は特に無い
貰った能力は『共有』『武術』
森本和光
高3。小村と同じく2次元は殆ど好き
背が一番高く、よく直也をいじる役
部活は水泳部でバタフライをやっていたので、あだ名はバタ男
貰った能力は『フラグ建築』←制限あり
山森涼太
高3。ロリババア好きあと天使とか
ゲームが好きで、アニメとかはあまり見てないが、上記4人のおかげ(せい)でラノベには手を伸ばし始めた
あだ名は特に無い
貰った能力は『身体強化』『武術』